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広島・三原の老舗駅弁店が、空港と福山に「進出」した理由福原「福山ばら寿司」(1300円)(3/3 ページ)

2022年8月に築城400年を迎える「福山城」。三原の駅弁店が「福原」へ、そして「空弁」などにも参入した背景とは。トップに昔話を伺いました。

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福山ばら寿司

【おしながき】

  • 酢飯
  • 小鯛の酢漬け
  • 錦糸玉子
  • 刻み穴子
  • いくら
  • 菜の花
  • 酢蓮根
  • 椎茸煮
  • 付け合わせ

福山ばら寿司

 バラの花をイメージしただけあって、ふたを開けた瞬間からパッと明るくなって彩りのいい「福山ばら寿司」(1300円)。サッパリ酢で〆られた小鯛と、いくらをはじめとした濃いめの具材のバランスがよく、箸が進みます。加えて、酢飯のなかから刻んだ穴子が現れたり、浜吉自慢の“焦げ目付き”錦糸玉子も載って、食べ応えのある駅弁に仕上がっています。なお、“福山”と冠していますので、こちらは三原駅売店での販売は行われていません。


105系電車・普通列車、福塩線・神辺~湯田村間

 福塩線では、かつて「旧型国電」が運行されていましたが、現在の車両が置き換えてから、すでに40年以上活躍が続いています。のんびりと揺られてみると、昔の山手線のようなモーターの音が響き渡ります。その意味では、いまでも、昭和後期の「国電」の雰囲気が楽しめる希少な路線。車内で駅弁はちょっと難しい車両ですが、少し余分に時間を取って、懐かしさを感じる小さな旅に出てみるのもよさそうです。

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(初出:2022年6月27日)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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