今年のトレンドは「エコ」「スカイツリー」「大人向け」――東京おもちゃショー開幕東京おもちゃショー2011

東京ビッグサイトで「東京おもちゃショー2011」が開幕した。会場では世相を反映して「エコ」を意識したおもちゃや、「東京スカイツリー」関連のおもちゃが注目を集める一方、大人も楽しめるようなおもちゃも多数出展されている。

» 2011年06月16日 23時35分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 国内最大級の玩具専門展示会「東京おもちゃショー2011」が、東京ビッグサイトで開幕した。海外16社を含む132社が出展。展示会場には約3万5000点に及ぶ玩具の新製品が並んだ。6月17日までは商談見本市で一般の入場が制限されるが、18、19日は入場無料で一般公開される。入場者数は昨年と同様、約16万人となる見込み。この記事では、会場内部の様子や見どころをリポートする。

 1Fの会場に入ると、2011年10月から放送開始のテレビアニメ「ガンダムAGE」のブースが目に飛び込んでくる。ブースの入り口には「ガンダムAGE-1 ノーマル」の像が飾られ、アーケード用デジタルカードゲーム「ガンダムトライエイジ」の体験用筐体が10台用意されるなど、見どころが豊富だ。

photophoto ガンダムAGEのブース。「ガンダムAGE-1 ノーマル」の像が飾られている(写真=左)。「ガンダムトライエイジ」の体験用筐体が10台も(写真=右)(c)創通・サンライズ・毎日放送

 バンダイブースには、初代から現在までの戦隊モノのスーパーヒーローの像が展示された区画がある。その数なんと35シリーズ。最新シリーズ以外は全てリーダーのレッドのみの展示だが、40体もスーパーヒーローが並ぶと迫力がある。会場では多くの人が写真を撮るために足を止めていた。ぜひ会場に足を運んで実際に見てみてほしい。

photophoto バンダイブースの入り口。戦隊モノのスーパーヒーローの像が展示されている

完成間近の「東京スカイツリー」関連商品が続々

 2012年5月22日に開業することが決定した「東京スカイツリー」に関連した玩具が多数出展されているのも見どころだ。2011年のおもちゃ大賞を受賞した「nanoblock 東京スカイツリー」(河田)をはじめ、バンダイブースには「1/700スケール 東京スカイツリー」、ジョイパレットのブースには「1/1000 スカイツリー」が展示されるなど、おもちゃ業界でも「東京スカイツリー」はトレンドとなっている。

photophotophoto 「nanoblock」で作られた東京スカイツリー。商品に比べて非常に大きい(写真=左)。バンダイの「1/700スケール 東京スカイツリー」(写真=中央)。ジョイパレットの「1/1000 スカイツリー」(写真=右)(c)TOKYO-SKYTREE

レゴで「松江城」を忠実に再現

 レゴジャパンのブースには、レゴブロックで作られた「松江城」が展示されていた。おもちゃショー開催初日である16日に完成披露会が行われた。

photophoto レゴのブースの様子(写真=左)。ブース内で完成披露会が行われた(写真=右)

 この作品は、高さ約1メートル、幅約90センチという実物の約30分の1スケールの松江城。レゴジャパンが島根県松江市の「松江開府400年祭推進協議会」と共同で開催するイベントである「レゴブロックで創る、50年後の城下町松江」に展示する予定で、約2万5000ピースのレゴブロックを使用している。なお、この「松江城」は残念ながら週末の一般公開では見ることができない。2011年7月23日〜8月31日まで開催されている「レゴブロックで創る、50年後の城下町松江」で展示されるので、実物を見たい方はそちらをチェックしてほしい。

photophoto レゴブロックで作られた「松江城」。製作には約2カ月かかったという
photophoto 瓦や壁、石垣や窓など細部まで作り込まれている。なんと設計図なしで作ったらしい

世相を反映した「エコ」なおもちゃ、大人も楽しめる最先端のおもちゃも

 おもちゃショーでは、昨今の電力不足に対応したおもちゃが多数出展されている。車を前後に動かすことで発電する「エコロ」(メガハウス)に代表されるような、「エコ」をキーワードに挙げるおもちゃや、電気を使わないボードゲームにも注目が集まっている。また、最先端のおもちゃとしては、AR(拡張現実)を用いて釣りが体験できる「バーチャルマスターズリアル」(タカラトミー)や、子供用の本格派デジカメ「本当に撮れる!しゃべる!アンパンマン はじめてデジカメ」(アガツマ)などが挙げられる。これらの製品は人気があり、週末の一般公開では混雑が予想される。

photophoto ARを使った釣りを楽しめる「バーチャルマスターズリアル」。実際の釣りと同じような感覚が味わえるという。記者も試したが、魚が抵抗してリールが巻きづらくなるなど、細部まで作り込まれているように感じた(写真=左)。「本当に撮れる!しゃべる!アンパンマン はじめてデジカメ」は子供用ながら、30万画素、オートホワイトバランス、セルフタイマー機能などを備える本格派のデジタルカメラだ(写真=右)(c)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

 東京おもちゃショー2011の会期は、6月19日(日)まで。今年度のおもちゃ大賞の受賞作も全て展示されている。週末の一般公開では、イベントステージでポケットモンスターやスーパーヒーローのキャラクターショーが多数用意されているほか、戦場カメラマンの渡部陽一さんのトークショーも開催される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/15/news019.jpg 4カ月赤ちゃん、おねむのひとり言が止まらず…… 心とけそうなおしゃべりに「とてつもなく可愛すぎる!」「ウルウルした」
  2. /nl/articles/2404/15/news020.jpg 1歳妹が11歳姉に髪を結んでもらうやさしい光景が160万再生 喜ぶ妹のノリノリのリアクションに「可愛すぎて息できない」「ねぇね髪の毛結ぶの上手」
  3. /nl/articles/2404/13/news014.jpg 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  4. /nl/articles/2404/14/news013.jpg 海岸を歩いていたら「めっちゃ緑のヨコエビがおって草」 作りものと見まごうほどの色合いに「ガチャの景品みたい」と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/11/news165.jpg 遊び疲れた子猫を寝かしつけてみた 絵本のような光景に「きゃーあ」「可愛すぎて変な声出た!」
  6. /nl/articles/2404/15/news038.jpg ダイソーの材料を“くっつけるだけ”で作れる、高見え「カフェコーナー」 今流行りのジャパンディな風合いに「天才的に美しい」「まねする!」
  7. /nl/articles/2404/15/news103.jpg 「ケンタッキー」新アプリ、不具合や使いづらさに不満殺到…… 全面的刷新も「酷すぎる」「歴史に名を残すレベル」
  8. /nl/articles/2404/15/news014.jpg 100均大好き起業ママが「考えた人天才すぎる」と思わず興奮 ダイソー&キャンドゥの優秀アイテム5選が参考になりすぎる
  9. /nl/articles/2404/14/news006.jpg 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  10. /nl/articles/2404/15/news021.jpg 下っ腹に合わせて購入したGUデニムで50代女性に悲劇→機転を利かせたコーデに称賛!! 「笑って楽しんで60代、70代を迎えたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  2. 500円玉が1つ入る「桜のケース」が200万件表示越え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「オトナも絶対うれしい」「美しい〜!」
  3. 赤ちゃんがママと思ってくっつき爆睡するのはまさかの…… “身代わりの術”にはまる姿に「可愛いが渋滞」「何回見てもいやされる!」
  4. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  5. 日本地図で「東京まで1本で行ける都道府県」に着色 → まさかの2県だけ白いまま!? 「知らなかった」の声
  6. 中森明菜、“3か月ぶりのセルフカバー動画”登場でネット沸騰 笑顔でキメポーズの歌姫復活に「相変わらずオシャレで素敵」「素敵な年齢の重ね方」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. もう別人じゃん! 「コロチキ」西野、約8カ月のビフォーアフターが「これはすごい」と驚きの声集まる
  9. 娘がクッションを抱きしめていると思ったら…… 秋田犬を心ゆくまで堪能する姿が440万再生「5分だけ代わっていただけますか?」「尊いなぁ…」
  10. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」