ロンドン五輪開幕から1週間 すでに盛りだくさんな面白ポイントまとめドラえもんすぎるソマリア、刃牙っぽい金メダリストも

4年に1度の祭典だけに、いざ始まってみるとやっぱり盛り上がるものですね。ネットで話題になったテーマをピックアップしてみました。

» 2012年08月03日 20時21分 公開
[高橋史彦,ITmedia]

 ロンドンオンピックがスタートして早1週間。4年に1度の祭典だけに、いざ始まってみるとやっぱり盛り上がるものですね。次々と生まれるドラマに、インターネットでもオリンピック関連の話題は大人気。そこで、前半戦のこれまでを振り返って、ネットで話題になったテーマをピックアップしてみました。

盛りだくさんだった開会式

  • エリザベス女王がパラシュートで登場!?

 ジェームズ・ボンドにエスコートされ、ヘリコプターに搭乗する女王陛下。会場上空にやってきたと思ったら、まさかのスカイダイブ! これには全視聴者の度肝がぬかれました。ちなみに実際に飛び降りたスタントマンは、ばっちり化粧をして女王に扮(ふん)していたそうです。

画像 女王、降下! 開幕式のハイライトはこちらから
  • オーケストラ演奏にMr.ビーンが出現

 サイモン・ラトルの指揮するロンドン交響楽団が、映画「炎のランナー」のテーマ曲を演奏していると……なんとMr.ビーンで知られる俳優ローワン・アトキンソンさんが出現! 相変わらずのコミカルな演技や、映画のオープニング映像とコラボするなど大活躍でした。

画像 Mr.ビーン! 開幕式のハイライトはこちら
  • 選手入場!ソマリアがドラえもんすぎる

 開会式に参加したソマリア選手の衣装がどう見てもドラえもんでした。ソマリアの国旗をイメージしているのだと思われます(詳細記事:ロンドン五輪開会式 ソマリアがドラえもんすぎると話題に

 選手入場シーンでは、日本選手団が誘導ミスによって途中退場してしまい、聖火台の点火に立ち会えなかったり、インド選手団の行進にロンドン在住の大学院生がベストポジションで混ざるなど、今後の波乱を予期させるような出来事もありました。

  • ブリティッシュ・ミュージック炸裂!

 ポール・マッカートニー、デュランデュラン、スノウ・パトロールと、新旧の有名アーティストがライブを披露したほか、見事なまでのブリティッシュ・ミュージックの洪水で、音楽ファンにはたまらない開会式でもありました。このプレイリストは、映画監督のダーニー・ボイルの演出に沿ってアンダーワールドが作成したとか。こちらのサイトに詳しくまとまっています。

審判問題 柔道、フェンシング、体操、ボクシング……相次ぐ誤審

  • 旗判定がやり戻し

 柔道男子66キロ級の4回戦では世にも珍しい光景がありました。海老沼匡選手が、一旦は0-3で判定負けとなったものの、観客の大ブーイングとジュリーの判断を受けて、2度目の旗判定が実施されたのです。結果は見事3-0で勝利。しかし、なんともすっきりとしない結末となりました。

  • 体操男子団体総合で4位の速報→抗議で銀

 はじめは内村航平選手の最後の演技に得点がつかず、イギリス、ウクライナに逆転され4位に転落。その後、抗議が認められ無事銀メダルを得ました。やはり後味が悪くなるのに加え、再審を要求するには300ドルが必要なようで、日本のコーチ陣が審判団に現金を渡す姿と共に、制度に関して疑問視する報道がありました。

こちらは、座りこみ抗議の女子フェンシングの選手をなぜかレゴで再現した動画。しかも英ガーディアン誌の公式です

名勝負! だけじゃなく色んな面で注目されるメダリストたち

  • 体操男子個人総合決勝で内村航平選手が金メダルを獲得

 予選、団体戦とタメがあったこともあり、内村選手の金メダルが決まった瞬間は、盛り上がりました。とにかくこの動画に全てが入っています。NHKはニコニコ動画のチャンネルでもハイライト映像など配信中。

  • 柔道金メダル松本薫選手の迫力がありすぎる表情

 柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫選手のインパクトある姿が話題になりました。すごく範馬勇次郎です……。これぞ史上最強の証でしょうか。2010年の世界選手権で優勝して以降、海外のメディアからは「アサシン」と呼ばれていますが、本人としてはニックネームは「もののけ姫」を希望しているようです。

画像 Togetterのまとめ「金メダルの松本薫をマンガ化するなら、作者は板垣恵介でお願いしたいッッ #BAKI .」は刃牙公式です。「ご本人から苦情がきたら即削除ッッ」っておい
  • 体操個人銀メダルのドイツ人がTOKIO松岡に似てる件

 体操の男子個人総合で銀メダルを獲得したマルセル・グエン選手の抜群な容姿も女性陣には大人気でした。確かにTOKIOの松岡昌宏さんによく似ています。日本代表の加藤凌平選手もそうでしたが、体操選手にはイケメンが多く、目の保養になったことでしょう。

ネットの書き込みとTwitter

 ロンドンオリンピックは、Twitterをはじめとする「ミニブログ」の普及以降、初の開催となり「ソーシャルメディア五輪」と呼ばれています。ネットが身近になった人々の「つぶやき」は時に思いもかけぬ方向へ……。

  • 選手の発言が問題に

 注目度の高さから、うっかり問題発言などをすると大事になってしまう危険性を抱えているのはなんといっても選手です。今回もいくつか炎上したケースがありました。

 陸上女子3段跳びに出場する予定だったギリシャのボウラ・パパクリストウ選手は、Twitterで移民排斥を掲げる政党への支持を表明したところ、人種差別的だとして出場が取りやめになりました。

 スイスサッカー代表のミシェル・モルガネッラ選手は、Twitterで韓国に対する人種差別的な発言をしたとして代表から除外されました。7月29日に行われた韓国戦で、プレイ内容に不満をもった韓国のネットユーザーにFacebookを荒らされ、それに激怒しての行動でしたが、欧米では差別には厳正な処分が下されます。

 バトミントン競技で「無気力試合」を理由に失格になった中国代表の于洋選手は、中国のミニブログ「新浪微博」で引退する意向を表明しました。女子ペアの世界ランキング1位という存在だっただけに、大きな波紋を呼びそうです。しかし、「無気力試合」の内容が相当にひどかったのも事実でした。

  • 観客にツイート自粛要請

 会場にいるオリンピックの観客たちに対しては、急用を除いて、競技中はテキストメッセージやTwitterへの送信を控えるよう要請が入ったとして話題になりました。データネットワークに負担がかかり、テレビ中継に支障が出ているとの理由でした。

  • ジャーナリストのアカウントが停止される

 アメリカでは、オリンピックの独占放送権を持っているNBCの放送内容が儲けに走りすぎているとして非難があるようです。そのなかで、オリンピック責任者のメールアドレスをツイートしたジャーナリストのアカウントが凍結される騒動がありました。個人情報とされていたメールアドレスが検索すれば容易に見つけられるものだったことや、Twitter社が自らNBCに規則違反を報告するよう奨励していた等の事実が判明し、事態は紛糾。Twitter側が謝罪するする結果となりました。

画像 Twitterが謝罪

 大会8日目となる8月3日からはいよいよ陸上競技が登場し、スペインを撃破した日本男子サッカーや、なでしこジャパンの決勝トーナメントも始まります。まだまだオリンピックの夏は続き、ネットでの「イベント」も発生することが予想されます。次はどんなドラマが待ち受けているのか、楽しみですね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/17/news022.jpg 【追記あり】夫に「油買ってきて」と頼んだのに、手ぶらで帰宅した理由はまさかの…… とんでもないオチに「やめてww」「久しぶりに大爆笑」
  2. /nl/articles/2403/18/news022.jpg 1歳息子の“はじめての寝落ち”が140万再生 10歳兄のやさしい行動に「なにこの平和でかわいい世界」「最高に癒やされる」と絶賛の声
  3. /nl/articles/2403/17/news063.jpg 「予言者いた」「先見の明」 大谷翔平選手&真美子さんの結婚を2021年時点で予言(?)している投稿が発掘され話題に
  4. /nl/articles/2403/17/news047.jpg 北海道内の移動距離を本州と比較したら…… 感覚がバグるマップ画像に「これが北海道」「大きすぎる」
  5. /nl/articles/2403/18/news042.jpg 生後1カ月の赤ちゃん「ぼく泣かないもんねっ」 うるうるおめめとへの字口が「はぁ〜たまらん!」「ぐぁぁああああっっ」取り乱すほどかわいい
  6. /nl/articles/2403/15/news126.jpg 「一番イチャイチャしているように見える」 大谷選手が公開した写真でドジャース山本由伸選手の“手つなぎ”?が話題に 「そっちに目が行く」
  7. /nl/articles/2312/29/news019.jpg 「妻の服を勝手に着て脱げなくなったムキムキ夫とデカワンコ」に爆笑の嵐 シュールすぎる状況が500万表示突破
  8. /nl/articles/2403/18/news025.jpg “おしりが5日で変わる”トレーニング! 「明日からやるか」「1日1回だけなら続けられる」と累計3000万再生突破
  9. /nl/articles/2403/18/news056.jpg 大好きなボールを100個プレゼントされたときのワンコの表情に「放心ww」「引いてない?」 直視できない姿がSNSで話題
  10. /nl/articles/2403/18/news064.jpg 赤ちゃんが妙に静かだと思ったら…… 思わぬものへの“真剣モード”に笑顔になる人続出「たれたもちもちほっぺたまらん!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  2. 昭和時代に“無かった物”が写っている……? 細かすぎて伝わらない「未来から来たことがバレた写真」に6万いいね
  3. 「マジで汚い」「こんなもんです」 辻希美、“大散乱”のリビングと“新”キッチンの差を公開し共感の声集まる
  4. 双子の赤ちゃん、姉が全力でくしゃみして…… 被害にあった妹の反応に「生後3ヶ月でドリフのコントw」「めちゃどっちもカワイイ」と絶賛の声
  5. 「よくも病院に連れてきたな……」とにらむ猫、先生が来た瞬間 驚きの変貌に爆笑の声「これがほんとの猫かぶり」
  6. 急に片耳がたれたワンコ、慌てて病院にいった結果…… 「こんな可愛い診断結果初めて見たよw」「笑っちゃった」と反響
  7. 「何羽いる?」一見普通の“草むら”、よく見ると……? 思わず絶叫まちがいなしの1枚に「どっさりいるw」「まさに迷彩!」
  8. 店員に「この子は懐きませんよ」と言われたチンチラ、家に来て3日後…… 人を信じる姿に「愛が伝わったんですね」
  9. 元SDN48光上せあら、目を離した隙に……子どもが商品を触り“全買取” 「子連れママに厳しすぎないか?」
  10. 柴犬を子どものように育てた結果、人間みたいな行動をするようになった 何気ない幸せな日常に「完全に家族の一員」「全部が愛くるしい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」