いよいよ予約受付開始! 画期的すぎる“手描き”タブレット「enchantMOON」ってなんだ? まとめ
今話題の「enchantMOON」についてまとめてみました。
4月22日の正午より予約受付が開始された「enchantMOON」。一部ではものすごく話題になっているこのデバイスですが、一方で「なにそれ?」というレベルの人も多いと思います。
かくいう僕も今の今まで正直よく分かっていなかったわけですが、調べてみるとなるほど面白い! ということで、話題のenchantMOONについて、現時点で分かっていることをざっとまとめてみました。
「手描き」に特化したハイパーテキストタブレット端末
書くことに特化したことで紙のノートに書く場合に「限りなく近い」という操作性を目指し、手書き文字認識をベースに、ペンは書く操作だけに集中、指はその他の操作に集中するという使い分けが可能になっているという。
手書きしたキーワードでWeb検索したり、手書き文字を後から検索したり、手書きしたページにハイパーリンクを設置してページ間を相互接続するといったことも可能。「カメラ」と書くことでカメラ機能を起動させるといった機能も備える。
独自OS「MOONPhase」と、プログラミング言語「MOONBlock」を内蔵
8型/1,024×768ドット液晶と、Android 4.0をベースとしながら手書き文字認識にフォーカスして開発した独自OS「MOONPhase」を搭載した
この言語は小学生でも使える簡単なもので、enchantMOONのカスタマイズに使うほか、ゲーム開発を学ぶこともできる
「Dynabook」じゃないコンピュータを作りたい
いままでと全然違うタブレット、『Dynabook』じゃないコンピュータを作りたい。ペンしかないコンピュータを作りたかったんです
ここでいう「Dynabook」というのは、東芝のノートパソコンのことではない。アラン・ケイが1972年に書いた「A Personal Computer for Children of All Ages」の中に出てくる、理想的板型コンピュータとしてのDynabookである。
実際にアラン・ケイ氏にも会った
なんかメールやりとりしてたらとんとん拍子でランチとりながらKay先生にenchantMOONをプレゼンすることに。
enchantMOONを一通り触ると、それから三時間ほどぶっ通しでDynabookと、ペンコンピューティング、そしてヴィジュアルプログラミングについて語っていただきました。
本体デザインは「lain」「灰羽連盟」の安倍吉俊氏
製品の外観デザインはイラストレーターの安倍吉俊氏が担当した
ボディにはハンドル兼スタンドの機構があり、縦位置で自立させて使うこともできる
映画監督の樋口真嗣氏、思想家の東浩紀氏も設計に参加
コンセプト設計を映画監督の樋口真嗣氏と哲学者/思想家の東浩紀氏が行ない
単純な製品のティザーではなく、樋口真嗣監督の総指揮のもと離島ロケ(!)を敢行した力の入れようで、enchantMOONの世界観を表現
ハードウェア概要
CPU : AllWinner A10 1.2GHz
OS : MOONPhase
ディスプレイ: 8インチXGA(1024×768)フルカラーディスプレイ
入力方式 : 静電容量タッチパネル + アクティブ式デジタイザーペン
ヒープメモリ: 1.0GB DDR3
ストレージ : 16GB
通信方式 : Wi-Fi (802.11b/g/n)
カメラ : フロントカメラ及びセルフカメラ
バッテリー : 5000mAh/3.7V
付属品 : ACアダプタ
専用USBケーブル
専用ペンホルダー付きストラップ(初回出荷限定)
価格は39800円+送料、公式サイトで予約受付中
価格 : 39,800円(税込) 送料別
予約受付後、5月下旬から順次出荷する予定です
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“手書きハイパーテキストタブレット”「enchantMOON」開発の動機は、「普遍的な道具を作りたい」という欲求だった。「enchantMOON」の「なぜ」と「どうやって」を聞いた。
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