虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!:このマンガを読んで人生で初めてファンレターを書きました 第6回「ひまわりさん」 (1/2)
「日常系」「空気系」などと呼ばれるマンガのなかでも社主イチオシ。声を大にして「読め!」と言いたい、そんな作品です。
ねとらぼ読者の皆さん、こんにちは。虚構新聞・社主のUKです。
2004年に開設した本紙「虚構新聞」ですが、おかげさまで今年4月で9年を迎えました。「もう9年書いてるんですよ」と話すと、「そんなに昔から!?」と驚かれる方も多いです。
本紙は元々友人に読ませて楽しむつもりで立ち上げた内輪サイトだったのですが、どういうわけか、開設半年後の12月、すでに廃刊した某ネット系雑誌のランキング企画で、当時すでに超有名テキストサイトだった「僕の見た秩序。」さんなどを押さえて、テキストサイト部門金賞をもらうという奇跡の大金星を挙げてしまい、社主自身も何だかよく分からない方向に進みつつありました。
せっかくの金賞受賞と、その上「更新支援金」として賞金3万円をいただいたにもかかわらず、その後は初代iPod touchをいじるのが楽しすぎたあまり、半年間記事を更新せずに放置するなど、管理はいい加減なまま。まさに「更新支援金とは何だったのか」状態です。
今ではGoogle先生に「虚構」と入力するだけで、検索結果のトップに本紙サイトが表示されるまでになりましたが、まあとにかく何か野心があってサイトを作ったわけではないということです。本紙の成り立ちについてはいつかどこかでお話しする機会でもあればよいのですが、今回はひとまず脇に置いておきます。
そんなこんなで社主本人の意図とは関係なく、勝手に育っていった感の強い本紙ですが、最近は広告掲載の問い合わせや、記事へのクレーム対応など、執筆以外の仕事も増えてきました。最近は「そういう雑務を引き受けてくれる秘書の1人でもいれば……」と夢想する日々です。
そんなわけで、本紙秘書としてどういう人に来てもらいたいか、その条件をリストアップしてみました。
- 残念気味な黒髪ロングメガネ女子
- 自然体で飾らない性格
- クールビューティー
- でも意外に感情豊か
- 頭が良い
- 猫好き
「……んー、他に何があるかなあ」と、あれこれ考えているうちに、社主は気づいてしまったのです。
思わず関西弁が漏れ出すほどでした。そうなのです、社主が今必要としているのは、ひまわりさんその人だったのです。
読者「(誰だよ、ひまわりさんって……)」
長い前振り失礼しました
……と、長い前振りでしたが、今回取り上げるのは菅野マナミ先生の「ひまわりさん」(1〜4集、以下続刊)。連載誌は「月刊コミックアライブ」(KADOKAWA)です。
ストーリー紹介
学校のまん前に建つ古くてちいさな本屋さん「ひまわり書房」。店主の「ひまわりさん」がいつでも迎えてくれるその書店に、今日も誰かが尋ねてくる…。本と本屋に集まる人たちをめぐるハートフルストーリー。
本来ならば、連載第1回で取り上げるつもりだったほど、今の社主にとっては「マンガ=ひまわりさん」という等式が成り立っているのですが、この第6回まで紹介を我慢したのは、10月23日に待望の第4集が発売されるこのタイミングを狙ったためでした。
この連載タイトルにもあるように、社主としては毎回「読んでみろ!」と声を大にして主張してはいるものの、やはり何か具体的なきっかけがないと読もうという気にならない人が多いのも事実。なので、今月の最新刊発売をそのきっかけとして、ぜひぜひ読んでみてほしいのです!
「何だ、記事風宣伝か」と思ったかもしれませんが、そうではありません。どれくらい“そうではありません”かと言うと、社主が人生で初めて作者・菅野先生にファンレターを送ったほか、応募者全員サービス「ひまわりさんから年賀状」に申し込んだほど“そうではありません”。何度も言うように、これはガチなんです(ちなみに、この年、社主に届いた年賀状は、ひまわりさんからと、送付確認用として自分で自分にあてた2通だけでした)。
「日常系」「空気系」と呼ばれるジャンルです
さて、そんなわけで内容紹介に入りましょう。
本紙秘書としてぜひお迎えしたいひまわりさんは、「ひまわり書房」の店主さん。「ひまわりさん」の呼び名はこのお店の名前からつけられたもので、本当の名前はまだ謎のままです。そんなひまわり書房にはほとんど毎日、お店の向かいにある高校から1人の女子高生がやってきます。
その女子高生とは風祭まつり。ひまわりさんに一目ぼれしてからというもの、ひまわりさんに会うと所構わず「好きだあああああああ!」と叫んでしまう、クールなひまわりさんとは対照的な元気少女。その空回りっぷりは、運動音痴とも相まってしばしばひまわりさんを当惑させるものの、自分にはないまつりの率直さに多々気づかされるところもあるようです。
このマンガは、そんなひまわりさんとまつりの2人を中心に、ひまわり書房の日常を描いた作品。ケンカや争い、憎しみのようなネガティブな場面はほとんどなく、この小さく、そして少し古ぼけた書店の中で起きるゆったりとした毎日を眺めるようにして愛でるのが大きな特徴です。
こういうジャンルの作品を、最近では「日常系」「空気系」などと呼ぶのですが、ひまわりさんはその中でもストーリーに起伏があるタイプの作品です。そもそもなぜ彼女は「ひまわりさん」と呼ばれることになったのか。読み始めたときから誰もが抱くこのような疑問も物語が進むにつれ次第に明らかになっていきます。
最初はひまわりさんとまつりだけだった登場人物も、ストーリーが進むにつれ、まつりの妹・風子やまつりの同級生、近所の子どもたち、ひまわりさんの兄でラノベ作家の黒井里先生、そして初代ひまわりさんなどが続々登場。ひまわり書房だけだった舞台も、温泉旅行に行くなど少しずつ世界が広がっていきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
益若つばさ、YouTubeで12歳息子と共演 礼儀正しい振る舞いに「教育がちゃんとされてる」
柴犬「きゃほほーーい!!」 初めての雪に“喜びが限界突破した”ワンコの駆け回る姿がかわいい
「絶対イケメン!」「年下の彼氏」 益若つばさ、カリスマモデルのDNA受け継ぐ“12歳息子”の美男子ぶりに反響
「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
「遺伝的アルゴリズム」でエッチな画像を作る紳士的実験が注目集める 抽象的な図形が学習の末におっぱいへ進化
トップの座を奪われ……美大生が天才の編入生を刺し“殺す”漫画に「泣きそう」「同じ経験した」の声
ポケモンを豪快にパクった韓国語アプリ「ポケットトレーナーDX」が物議 アプリは既に配信停止、ポケモン社も非公認とコメント
「もうすでに家族の一員です!」 武内由紀子、2度目の特別養子縁組で生後9日の女児を迎える
高岡早紀、高身長な長男&次男とのレアな“家族3ショット” にじみ出るイケメン感に「息子さん達カッコイイなぁ〜」
電力価格高騰で「市場連動型プラン」契約者から悲鳴 「通常の10倍」「今月10万円コース」との声も
先週の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 「これは妙案」「明日の朝はこれ」 “レジ袋1枚”でできるフロントガラス解氷テクに目からウロコ
- 「なんて美人」「ずっと憧れの女性」 高岡早紀、長男が生まれた23年前の“プレママ”姿にファンほれぼれ
- USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」サイトに非公式マリオ画像を使用 画像が差し替えに
- 「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる
- 「いつの間にか同じ背丈に」 179センチの冨永愛、ぐんぐん成長する14歳の息子と並ぶ親子ショットに驚きの声
- オンライン飲み会中に席を外したら…… 猫ちゃん乱入で今日イチの盛り上がりを見せた様子がうらやましい
- 「実はUSB Type-C端子には表裏がある」 Twitterで話題の豆知識、PC周辺機器メーカーに詳細を聞いた
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 「ヤバい、人生で一番太ってます」 ゆきぽよ、“ぽよぽよおなか”で臨んだRIZAP初日の体重公開
先月の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 井上咲楽、“太眉”を人生初カットで別人に 「可愛いすぎます」「さらにファンになりました」と大反響
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 2021年夏の祝日、東京五輪で変更 カレンダーの更新を
- 太眉卒業した井上咲楽、美しさ光るアップショットに大反響 「大人っぽーい」「すっかり美しい路線に」
- 「逃げ場のない恐怖」「爆発音で目が覚めた」 JAL904便がエンジントラブルで緊急着陸、乗客が撮影した映像が怖すぎる
- マックポテト「Mサイズのみ」味が変との声がネットであがる マクドナルドに話を聞いた
- 「これは天才」「来年のノーベル賞候補」 ホットサンドメーカーで焼く「ホットサンドケーキ」が悪魔的サクサク感で話題に
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- アロンアルフアは5秒で接着→「時間が余ったので猫動画をご覧ください」 15秒CMのペース配分がおかしい