ニュース
» 2014年08月15日 12時30分 公開

夏フェスRIJF2014で「発光物などの使用」「応援行為」の禁止 「アイドルを呼んでいるのに」と批判の声

運営のロッキング・オンに、禁止はどういう意図だったのか問い合わせてみました。

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

 音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」(RIJF2014)が8月2〜3、9〜10日に開催された。全日のチケットがソールドアウトするなど大盛況に終わった一方で、会場では今年から「発光物などの使用」「過度なパフォーマンス」「応援行為」が禁止され、ネット上で疑問の声が多く上がった。

画像 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」公式サイト

 運営側の呼びかけは、「サイリウム・ペンライトなどの発光物の使用、過度なパフォーマンスや応援行為は禁止いたします」と書かれた紙(表記はいくつかある)を会場各所で4日間掲示するというもの。音楽ライターの柴那典さん(@shiba710)が「ステージ後方でヲタ芸打ってた集団にスタッフが走り寄って、注意して止めさせてた」とツイートするなど、スタッフの対応に関する目撃証言もネット上に投稿されている。

 2000年から始まった同フェスでは、これまでも「モッシュ・ダイブ等の危険行為禁止」や「演奏中の撮影・録音禁止」などの注意文は掲げてきたが、発光物や応援に関する注意は今回が初めてだ。ロックバンドが中心に出演するフェスでありながら、近年はアイドルグループの参加も増え、出演者と観客の層が広がっている。

 アイドルの応援によく見られるサイリウムやペンライト、ヲタ芸などのパフォーマンスを禁じる動きに対し、Twitterでは批判や疑問の声が多く投稿された。「つまらん……なら来年からアイドル呼ばなきゃいい」「それがアイドル見る時の楽しみ方なんじゃないの? モッシュとかダイブとかダンスと何が違うの?」と、アイドルを出演させるにもかかわらず、アイドルファンの楽しみを奪うことへの反発が見られた。

 「『光り物とオタ芸禁止』って、ざっくり言うと『キモいから禁止』だよね?」「ロックって名ぁ打ってるのに、心の広さ全然ロックじゃなく思えちゃうよ。色んな文化の交わりが面白いのに」と、ロックという文化からのアイドルファンへの拒絶と受け取る人もいた。

 一方で、3人の女性アイドルグループ・Negiccoのステージでは禁止事項の範囲内でうまく楽しむファンもいたようだ。サイリウム禁止という情報が事前に伝わっていたようで、ファンが自ら持ち込んだネギを振っていたという。メンバーのMeguさんも「ペンライトが禁止でみんながネギライトのかわりに、ネギを持っていてくれて感動した!! 凄く光っていたよ!ありがとうね!」とツイートしている。

 運営側はどういった意図で今回の禁止事項を掲げたのか。企画制作のロッキング・オン・ジャパンに問い合わせたところ、「禁止としたのは、ステージの演出の妨げとなるため、また、周りのお客さまのご迷惑となることがあると判断したためです」と回答した。

 これまで「発光物の使用」「過度なパフォーマンス」「応援行為」だけに原因が特定できるようなトラブルやクレームは起こったことはないが、出演アーティスト構成の幅を広げたことでこうした行為が予測されたため、今回の禁止に至ったと説明している。

 「過度なパフォーマンス」「応援行為」が具体的に何なのかについては、「腕を振り回すなど周りのお客様に危害が加わる可能性がある行為や、パフォーマンスに当たって広いスペースを必要とするために他のお客様が観覧できるスペースを圧迫する行為など」との話だった。こうした禁止行為となる具体的な基準は、スタッフたちとの事前の打ち合せ時に各ステージ係員と共有したという。



黒木貴啓(@abbey_road9696):フリーライター(2012年〜)。1988年生まれ、鹿児島県出身。Web媒体を中心に日本の奇祭や風習、マンガ関連の記事を執筆。マンガコミュニティユニット「マンガナイト」メンバー。関心分野は民族仮面/日本のダンス文化/ロックンロール/志村正彦。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2205/17/news099.jpg 「志摩スペイン村」微塵も人がいないのに突如トレンド入り 「にじさんじ」周央サンゴの“正直すぎるレポ”で話題に
  2. /nl/articles/2205/16/news173.jpg 「ゆっくり茶番劇」商標取得者が「使用料の支払いは不要」 権利は保持すると主張
  3. /nl/articles/2205/16/news094.jpg 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
  4. /nl/articles/2205/15/news045.jpg 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  5. /nl/articles/2205/17/news016.jpg “はじめてのお散歩”にドキドキの子柴犬 二足立ちで飼い主にしがみつく姿がいとおしくてキュンとする
  6. /nl/articles/2205/16/news041.jpg 息子くんにかまってほしい元野良の子猫、必死にスリスリすると…… 抱きしめられる相思相愛な姿に癒やされる
  7. /nl/articles/2205/16/news157.jpg 亡くなった伯父から預かったSDカードを開いたらとんでもないものが―― 戦中・戦後の貴重なモノクロ写真が1万点以上、「これはすごい」と注目の的に
  8. /nl/articles/2205/16/news022.jpg 胸ポケットから保護子猫が「ひょこっ」 動物病院で目撃された光景に「キュン死させるつもりですか」の声
  9. /nl/articles/2205/16/news075.jpg 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
  10. /nl/articles/2205/16/news079.jpg キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も

先週の総合アクセスTOP10

  1. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  2. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  3. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  4. 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
  5. YOSHIKI、最愛の母が永眠 受けた喪失感の大きさに「まだ心の整理ができず」「涙が枯れるまで泣かせて」
  6. 「ディ、ディープすぎません?」「北斗担、間違いなく命日」 “恋マジ”広瀬アリス&松村北斗、ラストの“濃厚キスシーン”に視聴者あ然
  7. 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
  8. 岩隈久志、高校卒業式でドレスをまとった長女との2ショットが美男美女すぎた 「恋人みたい」「親子には見えません」
  9. キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
  10. 子猫のときは白かったのに→「思った3倍柄と色出た」 猫のビフォーアフターに「どっちもかわいい!」の声