活字鋳造を残したい 平成生まれが「活字」を産み出す「自動活字鋳造機」に心奪われた:いまだからこそ(1/2 ページ)
新宿の佐々木活字店で“鋳造見学”してきた!
突然ですが皆さんは「活字」と聞いて何を思い出しますか? 平成生まれ幼少期ガラケーピポパポ世代の私は、「若者の活字離れ」「活字を読む」など文章一般のことだと認識しておりました。それも間違いではないのですが、「ん? 違うよ!」「活版印刷の時組むアレのことでは?」とお気づきの方、その通りです。
上の写真が「活字」。初めて見た時に「わ! お正月スタンプだぁ」と思ったゆとり世代をお許しください。知らない同胞のために説明いたしますと、かつて「活版印刷」という印刷方法が主流だった時代、世の中の印刷物のほとんどは1文字1文字作られたこの「活字」を並べて(組んで)、インクをつけて、紙に刷って印刷されていました。う……ウソだと思うでしょ……本当なんだよ……。
時代が進むごとに見かけることが少なくなった活版印刷、そして「活字」。その活字を作り続けているお店が東京・新宿にあります。大正6年創業の「佐々木活字店」です。
いざ! 鋳造見学会へ
月に一度「鋳造見学会」を開催しているという佐々木活字店さん。活字について学んだところで、「じゃあ新聞とかだと何千個使ってたの!?」「それを1文字1文字つくるってどういうこと!?」という疑問が湧きに湧いたので、実際に見学会へ参加してきました。
この日の見学者は5人。説明してくださるのは佐々木活字店の佐々木勝之さんです。何やら棚が立ち並ぶ1階から、鋳造工場のある2階へと案内されます。ステキな雰囲気にすでにワクワクが止まりません。
「活字」が産まれる現場
2階に到着すると、昔の映画のような光景が目の前に広がりました。
並んでいる機械は「自動活字鋳造機」と呼ばれる機械です。佐々木活字店では全部で12基所有しています、と佐々木さん。実際に機械を動かしていただき、活字が出来る仕組みを学びます。
昭和35年(1960年)から動き続ける「自動活字鋳造機」
鋳造機の電源をいれて、活字作りスタート! カタンカタンとリズミカルな音が聞こえてきました。
活字の原料となるのは鉛・すず・アンチモンの合金です。これが釜で溶かされ、「鋳型」と呼ばれる型に流しこまれます。
流し込まれた合金はすぐに固まり、活字の形となってぞろぞろ出て来ました。
溶けた合金の温度は350度。鋳造機の周りには熱気が立ちこめます。作る活字のサイズによって、流しこむ鉛の量が異なるため、より大きい活字は時間がかかるとのこと。「最近、ひらがな1文字1000本ずつ欲しいという発注を受けました。大きい活字だったので1日ずっと動かしても2文字しか終わらないんですよ(笑)。機械もびっくりしたのか、傷みが激しかった」と佐々木さん。
鋳造機は昭和35年(1960年)製で、現在は生産終了。壊れてしまうと修理するエンジニアももういないため、日々のメンテナンスは欠かせないと説明してくれました。また、それでも壊れてしまった機械は、現状動く機械の部品交換用として保存しておくそうです。部品が壊れても、取り換え用の部品はもう販売されていないのです。
鋳造機の他に、活字作りに欠かせないのは元の型となる母型ですが、母型を作る職人さんももういないとのこと。自店で持っている母型が消耗してしまったら、他の活字店へ注文し合うなど、活字店同士協力して作り続けているそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
1歳娘とパパが18年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に「娘ちゃん左手nice」「カッコ良いお父さま!」の声
ユニクロの“1990円セール品”→ちょこっと手を加えるだけで…… ハンドメイド作家の高見えアレンジに「すごいっ!」「見習いたい」
家賃月2万8000円、50代男性が住む“オンボロ一軒家”のドアを開けたら…… 意外な光景に「ワクワク感がたまらない」
手作り木箱に“ただの雑草”を入れて放置したら…… 8カ月後、興味深い変化に「面白い」「いつかマネできたらな」
窓を開けて掃除していたら→「お客さん来た……」 “まさかの訪問者”が170万再生 「この後も友達連れてきた」「勘弁して」
「何の生き物……?」 小学生の時に飼い始めて23歳になるまで“死なない生物”の正体が判明 「永遠に生きてる」「怖いよ」
「これはマネせねば」 70代女性の“しまむらコーデ”がステキ! 550円アイテムも高見えする技に「憧れです」「センスの塊」
2年前に描いた風景画→プロ「今ならもっとこうするのに」 本気で描き直した“現在の作品”が180万表示 「なんか涙出た」「すご」
大人なら解けて当たり前? 「(8/7)×(0/4)」の答えは?【算数クイズ】
「買って良かった」 無印良品の“990円バッグ”に称賛続出 「必需品」「なくてはならない」
- マクドナルド、ハッピーセットの「早期終了」を発表 横行する転売――モラルのない行動に第2弾販売への不安広まる
- 小5のときに描いた絵→4年後…… 「ねぇ何があったん?」「鳥肌立った」中3になって描いた絵が160万再生
- 50年間放置して“ジャングル化”したおばあちゃんの家 → 掃除したら…… “木の中から現れたもの”が170万再生 「予想を超えた」「ブラボー」【海外】
- “1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
- 「娘の目が大きいのは赤ちゃんだから」と思っていたママ、成長すると…… 驚きの姿に「ディズニープリンセスだ」【海外】
- ショウガを土に埋めて水やりすると……「すごすぎる!!」 想像もつかなかった、とんでもない状態に37万再生
- ボランティアで庭を掃除していたら…… 物置から見つかった“ヤバいもの”で警察沙汰に 「通報して正解」「絶対に触らないで」【海外】
- 皇后さま、全身「真っ白な衣装」に18万いいね
- 日本人のママと米国人のパパが国際結婚→生まれた子どもは…… 290万再生の“まさかの現在”に「びっくりしました」「心温まる」【海外】
- 「子供泣くぞこれ」 トーマスの塗り絵、描き始めて2秒で…… “予想を超えた変貌ぶり”に反響「夢に出てきそう……」「ヒィィ…!!」
- 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
- 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
- 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
- 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
- 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
- 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
- パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」