反同性愛団体がLGBTイベントの妨害呼びかけ→注目が集まりイベント主催者に多額の資金援助
「イベントに誰も参加できないようチケットを買い占めよう」と呼びかけた結果、イベント主催者への資金援助が集まり、イベント参加が無料になることに。
反同性愛団体がLGBTイベントを妨害しようとしたところ、そのイベントを企画した団体に多額の支援が集まったという出来事がオーストラリアであり、海外でメディアに取り上げられ話題になっています。
イベントを企画したのは、LGBTの若者を支援するメルボルンの団体Minus 18。4月に21歳の若者向けに、好きな服装で、好きな相手と参加できるスクールフォーマル(プロムのようなもの)を開催するとしてチケットを売り出しました。
このイベントに対する妨害を唱えたのが反同性愛団体のSTOP SAFE Schools Coalition。Facebookで「イベントのチケットを買おう。私たちがチケットを買うほど、若者が(イベントに参加できなくなり)守られる」と呼びかけました。チケットは10ドル。返品はできないものです。
イベントを妨害するための行動でしたが、この呼び掛けが話題になり、逆にMinus 18に注目と支援が集まる結果に。Minus 18は、お金がなくてイベントに参加できない若者のための資金援助をクラウドファンディングで募っていましたが、目標の3倍の4万5000ドル(約500万円)以上の支援が集まることに。同団体はたくさんの資金援助があったため、イベントの規模を拡大し、さらに参加を無料にするとしています。妨害の動きがあることについては「簡単にはあきらめません」「ヘイトには勝たせません」と寄付の募集ページで語っています。
STOP SAFE Schools Coalitionはその後、買い占めの呼びかけは、チケットを買うことが目的ではなく、自身の知名度を上げることが目的だったと投稿。自分たちはチケットを買っておらず、呼びかけに賛同した人が買ったとしています。
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