LINEの「宝箱の鍵」に資金決済法違反の疑い 関東財務局が立ち入り検査 LINE側は一部報道に反論(※追記)
前払式支払手段には該当せず、供託金も不要との判断。
LINEは4月6日、同社が資金決済法に基づく供託を意図的に逃れようとしたとの一部報道について、「そのような事実は一切ございません」と公式サイトでこれを否定しました。
発端となったのは毎日新聞の「LINE 関東財務局が立ち入り検査」という記事。LINEが発行する一部アイテム(記事では「LINE POP」の「宝箱の鍵」に言及)が、資金決済法で規制される「通貨」にあたるとの指摘があり、LINE側が供託金を逃れるため、仕様を変更し「疑惑を覆い隠した」というものでした。
資金決済法では、事前に代金を支払い、後で商品の購入や決済などに使えるものを「前払式支払手段」として、通貨の一種であると定めています。もしもLINEが発行していた課金アイテムがこれに該当すると判断されれば、未使用残高の半額を保証金として供託する必要があり、その額は数十億円にものぼると記事では指摘していました。
しかしLINE側はサイトでこれに反論。ゲーム内アイテムが前払式支払手段にあたるかどうかは現状、法令上も行政実務上も判断基準が明確でなく、同社では以前から専任の法務担当者を常駐させ、慎重に判断してきたとのこと。
その上で今回指摘があったアイテムについては、外観や使用場面などを総合的に考慮し、「前払式支払手段に該当しない」と判断。また指摘後に仕様変更を行ったことは認めつつも、あくまでこれは“より万全を期すため”に行ったものであり、仕様変更前であっても前払式支払手段には該当しない、というのが同社の判断であるとしています。
同社によると、現在、関東財務局とはこの件について協議中とのこと。
追記
LINE側に問い合わせたところ、「LINE POP」の主な課金アイテムである「ルビー」(17個240円から)については資金決済法にもとづき供託金を収めているとのこと。今回話題になった「宝箱の鍵」はこの「ルビー」と交換で買うことができるアイテム(2個16ルビー=1個約113円相当/現金での購入はなし)で、ルビーと同様にこれも「前払式支払手段」とみなされるかどうかが今回の大きな焦点になっているようです。
関連記事
無課金でも数分でステージ1000突破余裕でした 「ソシャゲの煩わしさをすべて排除したゲーム」が奥深い問いを投げかける
ゲームって何なんだろうね。JOGA、「ガチャ課金ルール改定」報道を一部否定 「ガチャ上限5万円」は2012年時点から存在
4月1日からのガイドライン改訂は行われるのは事実ですが……。「ガチャ問題」業界団体が共同でガイドライン順守徹底へ 「グラブル」Cygamesや「白猫」コロプラなども
これまでJOGAに参加していなかった会社にもガイドライン順守を呼びかけていくとしています。「グランブルーファンタジー」 ガチャの出現確率を個別表示開始 0.007%という数字に驚きの声も
おかしいと思う? けど、これがソシャゲの世界なのよ。「壊れたゲーム機」「なかなか当たらないガチャ」のイラストだと……? 時事ネタに敏感すぎるフリー素材サイトが話題に
ど、どこで使えばいいんだ……?「グラブル」運営が生放送で謝罪 ガチャに上限設定&正月ガチャ利用分をゲーム内アイテムで全額補填へ
評価する声もある一方で、やはり厳しい意見も。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
どんな格好で撮ってるんだ! 中島美嘉、ベッドで寝転ぶショットのタネ明かしにファン爆笑「不覚にも笑った」
パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい
ともさかりえ、高校生息子と久々ディズニーへ 楽しげなショットの裏で冷静な一言「学生より盛り上がってていいね」
姉と父には「おかえりっ(ハート)」な出迎えワンコ→しかし私には…… 激しいギャップに「帰ってきたんかワレって感じ笑」
動物病院をがんばった猫ちゃん、帰宅すると文句が止まらず…… ンミャンミャ言いながら甘える姿がいとおしい
“残HP見える化バッジ”を社員に配った会社に「うちもほしい」の声 導入に至った経緯や社内での評判を聞いた
岩城滉一、“天井の高さ9m”北海道の広大マイホーム公開 大型ピックアップトラックでさっそうと登場
野口五郎、ピアニストの20歳長女とステージ共演 岩崎宏美が“スペシャルメンバー”と親子ショット公開
「チョウゲンボウが歩いているのを初めて見た」「ズボン履いてるみたい」 地面をヨチヨチ歩く幼鳥が応援したくなるかわいさ
先週の総合アクセスTOP10
- TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
- 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
- 未来人を称する「南海トラフ巨大地震」“予言”が不安広げる 気象庁「日時と場所を特定した地震予知情報はデマ」
- パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい
- 「こんなに絵が上手いなんて」 中川翔子、1時間で『SPY×FAMILY』アーニャを17体生み出してしまう
- なでなでしていたら突然スズメが豹変して……? “鳥がいかに理不尽かが良くわかる動画”に共感の声
- 「ハイヒール」モモコ、27歳・長男と顔出し2ショット 27年前の“お宮参り3ショット”も公開「若かったなー」
- 岩城滉一、“天井の高さ9m”北海道の広大マイホーム公開 大型ピックアップトラックでさっそうと登場
- 13歳の柴犬をSNSに投稿→コメントがきっかけで病気だと分かる 飼い主「インスタを始めて良かった」と感謝
- 「別れても好きな人」の歌詞通り渋谷から歩いたらどうなる?→約16キロの過酷な道程が発覚、驚きと笑いを呼ぶ
先月の総合アクセスTOP10
- 有料スペースに乱入、道具を勝手に持ち出し…… 関電工労組の関係者がキャンプ場でモラルを欠く行為、Twitterでユーザーが被害を投稿
- 「皆様のご不満を招く原因だった」栗山千明、“百万石まつり”の撮影禁止騒動を謝罪 観客は「感謝しかありません」
- ダルビッシュ有&聖子、14歳息子のピッチングがすでに大物 「球速も相当出てる」「アスリート遺伝子スゴい」
- 息子を必死で追いかけてきた子猫を保護→1年後…… 美猫に成長したビフォーアフターに「幸せを運んできましたね」の声
- 野口五郎、20歳になったピアニストの娘と乾杯 「娘はカシスソーダ! 僕はハイボール!」
- 「めっちゃ恥ずかしい」 平嶋夏海、魅惑の「峰不二子スタイル」で橋本梨菜とお色気ツーリング 「すごいコラボやなぁ」の声
- ニコール・キッドマン、ネットで酷評された“54歳の女子高生”スタイルの真相を語る 「何考えてたんだろう?」
- 坂口杏里さん、夫の鍛え上げた上腕に抱きつくラブラブ2ショット 「旦那は格闘技もやってるから、ムキムキ」
- 大家に「何でもしていい」と言われた結果 → 台所が隠れ家バー風に! DIYでリフォームした部屋の変化に驚きの声
- 猫にボールを投げた飼い主さん、“1時間全力謝罪”する事態に!? 顔面直撃した猫の表情に「笑っちゃいました」