「死ななくなった」と話題のたまごっち、最新機種は死ぬ仕様へ―― 物議を醸した”死なない仕様”について聞いた
”死なない仕様”は子どもへの配慮から生まれていたようです。
今のたまごっちは死なない仕様になっているらしい――。5月30日に放送された朝の情報番組で現在の「たまごっち」の衝撃的な仕様が取り上げられ、放送直後から「命の概念がふっとんでる」などの声があがっていました。一見すると不可解にも思えるこの”死なない仕様”に関してバンダイのスタッフに直接話を聞いたところ、なんと7月に発売されるたまごっちに”死ぬ仕様”が復活することが分かりました。
”死ぬ仕様”が復活するのは、最新機種「Tamagotchi m!x(たまごっち みくす)」。バンダイの担当者によると、この「Tamagotchi m!x」はキャラクター同士が結婚し親の遺伝子を受け継いだキャラクターが何代にも渡って登場しますが、”続いてきた家系図が途切れてしまうこともある”ということを表現するため、死ぬ仕様を復活させたとのこと。これによって、世話をおろそかにすると初期のたまごっちのようにキャラクターは死んでしまうこととなります。
また”死なない仕様”に関しては、「1996年に発売した当初から”お世話しないと死んでしまう”というある意味で斬新な仕様だったが、当初女子高生が中心だった購買層が女子小学生中心となり”死ぬこと”がショッキングに感じられるかもしれないと考え、代わりに”手紙を置いてお別れする”という形にした」と説明。”死なない仕様”は子どもへの配慮から生まれたものだったようです。
キャラクターのパターンは数千万以上だという「Tamagotchi m!x」は、7月16日に発売(オープン価格)。日本おもちゃ大賞のコミュニケーション・トイ部門で大賞を受賞した、たまごっち本来の“育成の楽しさ”を追及した機種となっています。
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