哲学者? ラスボス? 飼育員75%が知らなかった生物「デスモスチルス」の企画展、海遊館で開催

海遊館おなじみ、斬新な中吊り広告も登場。

» 2016年07月14日 07時30分 公開
[k村ねとらぼ]

 7月15日から2017年春(終了日未定)まで大阪府大阪市の水族館・海遊館にて、古代生物に迫る企画展「デスモスチルスのいた地球 〜謎だらけの古代生物たち〜」が開催されます。

 メインはタイトルにもある謎の生物「デスモスチルス」。開催にあたって「デスモスチルスを知っていますか」というアンケートを関西の大学生300人に実施したところ、84%が「知らない」と答えたんだとか。海洋動物のプロである海遊館飼育員にも同様に聞いたところ、なんと75%が「知らない」と答えたそうです。


ALT 関西の国立大学に通う現役大学生の84%が知らないと答えました

ALT プロにもあまり知られていない謎の海洋生物

 デスモスチルスとは、紀元前3000万年前〜1000万年前に生息していたとされる海洋生物。カバに似た体を持ち、海苔巻きを並べたような不思議な形状の奥歯を持っていたと言われていますが、100年以上も研究されているのにも関わらず、正確な姿や、何を食べどこに住み、どのように泳ぎ歩いていたのかまだまだ謎に包まれています。全身骨格の化石は日本でしか見つかっておらず、海外の研究者も欲しがるほど珍しいんだそうです。

 企画展では化石展示やショートムービーを通してデスモスチルスの謎に迫ります。同時にイルカやアシカの祖先や、ペンギンに似た絶滅生物「ペンギンモドキ」の謎も紹介。生きた化石であるシーラカンスの実物標本なども展示し、古代生物たちの様々な謎を追求します。

 ちなみに海遊館はここ2年ほど夏の企画展のたび、電車内に斬新な中吊り広告を掲出してネットで話題を作っています(関連記事)。今回は「デスモスチルスって何なんだ」の文字とともに、デスモスチルスという名前から想像してしまうものを掲示。ゲームのラスボス、古代ギリシャの哲学者、激辛スパイス……などなど。確かにどれもデスモスチルス感ある……!


ALT ファミコン感

ALT アリストテレスの従弟とか

ALT 死ぬほど辛い唐辛子っぽいね

ALT あったとしたらデスメタル系

ALT パンデミック起こしそう

〇開催概要

名称:企画展「デスモスチルスのいた地球 〜謎だらけの古代生物たち〜」

会場:海遊館 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10

開催期間:2016年 7 月 15 日〜2017年春まで開催予定(終了日未定)

開催時間:(7/15)10時〜20時  (7/16〜8/31)9時30分〜20時  

※ 8/11〜8/15 のみ 8時30分〜20時30分

入場料:大人(高校生・16歳以上)2300円 子供(小・中学生)1200円 幼児(4歳以上)600円 シニア(60歳以上)2000円

問い合わせ先:海遊館インフォメーション 06-6576-5501


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」