郵便物の封にマスキングテープは使用厳禁 「マステだけ使う人を改心させたいマンガ」が話題に
はがれやすく中身がこぼれる恐れ、他の郵便物への迷惑にも。
マスキングテープだけで郵便物に封をするのはやめてください――と注意喚起する、「マステだけ使う人を改心させたいマンガ」がTwitterで注目を集めています。
もともとマスキングテープ(マステ)は、塗装の際に塗料がはみ出ることを防ぐために、塗装箇所の周囲に貼るもの。はがれやすく跡が残らないため、模型やフィギュアの塗り分けに便利です。最近は凝ったデザインの製品も増え、文房具や小物の装飾といった用途でも人気を集めています。
しかし本来の用途を知らぬまま、郵便物の封に使っている人も少なくない様子。作者の言 寺(@310_64)さんは、届く荷物に貼られたマステがことごとくはがれていたことをきっかけに漫画を執筆。「はがすことを前提に作られたテープで、筒や封筒をとめるのは安全でない」と訴えています。
郵便物は集配や仕分けなど、いくつもの工程を経て送られるため、マステを封に使うと途中ではがれてしまう可能性は非常に高いと考えられます。少しでもめくれたら他の荷物や機械にくっつき、はがれて中身がこぼれかねないうえ多大な迷惑に。作者はあらためて「しっかりと封をとめて送ってください」とのお願いで漫画を締めくくっています。
漫画が公開されると、約9000件リツイートされる反響が。郵便局関係者からのリプライも散見され、封にマステを用いた郵便物の多さを物語っています。はがした跡を残さず元に戻せる性質から、盗難に遭う可能性を懸念する意見も寄せられました。
漫画の最後では「どうしても使いたい場合は、封筒をしっかりと糊付けしたうえで、マステを念入りに貼り付けて」と呼びかけられていますが、「それでもはがれたら同じことなので、一切使うべきではない」との指摘も。「使うならば、マステの上から透明テープを貼って補強するべき」など、実のある意見が交わされています。
追記
(沓澤真二)
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