「いつ乗車禁止になるの? 私は2年半戦ってる」―― バスの通路をふさぐ“迷惑おばさん”動画が話題に バス会社の対応は
「なぜ乗車拒否にしないのか」といった声もありましたが……。
「このオバサンいつも大騒ぎしてる」「いつ乗車禁止になるの? 私は2年半戦っている」――9月下旬ごろ、Twitterに投稿された1本の動画が話題になりました。
動画に写っていたのは、両手を広げて手すりをつかみ、バスの通路をふさぐように立ちはだかる1人の女性。乗務員が「通路を開けてもらえますか」と注意しても場所を譲らず、「席がないから捕まってるだけだよ!」「●□▲★※〒(聞き取れず)空けとけ! 席くらい!」「じゃあ遅れてくんなよ!」などと激昂(げっこう)。他の乗客は仕方なく、女性の腕の下をくぐり抜けるようにして席についていました。
女性がなぜこのような行動に出ているのかは不明ですが、「いつも大騒ぎしてる」「2年半戦っている」というツイートの文面を見るかぎり、過去にも同様の迷惑行為を繰り返し行っていることがうかがえます。動画はTwitterで5万回近くリツイートされ、見た人からは「これはひどい」「運転士かわいそう」「威力業務妨害ですね」といったコメントも寄せられていました。中には「精神疾患なのでは」と女性を擁護する声もありましたが、一方では「バス会社はなぜ乗車拒否にしないのか」「警察を呼んだ方がいいのでは」など、バス会社や警察の対応を望む声もあがっています。
バス会社に問い合わせてみると、この女性の迷惑行為については以前から把握しており、既に警察や管轄の運輸支局にも相談しているとのこと。ただ、警察からは「事件化は難しく、現状では何もできない」との回答。また、運輸支局からは「乗車拒否できるケースもある」とアドバイスされたものの、いざ“乗車拒否”となるとやはり現実的には難しく、今のところは職員が直接注意したり、私服の職員を乗せたりして対応しているそうです。ちなみになぜこの女性がこのような迷惑行為に及ぶようになったのか、原因については「よく分からない」と不思議がっていました。
管轄の運輸支局にも聞いてみたところ、法令上(旅客自動車運送事業運輸規則)では「公の秩序を乱すような行為」を乗客が行った場合、乗務員は乗車を拒否することができるとのこと。他にも、バス会社側の約款に同じような記述があれば、それを根拠に乗車拒否することも可能。ただ、どこまでが「公の秩序を乱すような行為」にあたるかなど、解釈が別れる部分もあり、今回のケースがこれに当てはまるかどうか、運輸支局側では判断が難しいそうです。
今のところ暴力沙汰などには発展していないようですが、動画では乗客と女性の体が激しくぶつかり合う一幕もあり、一触即発の気配も。バス会社側も「エスカレートすると心配」と、なんとか警察の力を借りられないか、引き続き働きかけていくとしています。
関連記事
- 客の露出行為で男根型モニュメントを自粛した奇祭「かなまら祭」 2016年度の改善に見る、神事存続への想い
男根型のお神輿が好奇の目を引く奇祭――存続のために神社が重ねている工夫。 - アイドルのライブ中に下半身を露出 迷惑行為に及んだファンに「出入り禁止」措置
なにやってるんですか……。 - 真岡鉄道、モラルのない撮り鉄に「もう来ないでください」と呼びかけ 敷地内に侵入し菜の花を踏みつけて撮影
撮影のための路上駐車も問題視。 - 人間こわい! 「電車内ベビーカー問題」が解決する日は本当にくるのか?
ちょっと長いダイイングメッセージだと思って読んでいただければ幸いです。 - 店員を土下座させた動画をネットに投稿して炎上 恐喝容疑で男性逮捕
店員を脅して土下座させた動画がインターネットに投稿され、批判を呼んでいた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」