ガルパンファン大集結 13万人が訪れた「大洗あんこう祭り」に行ってきた(1/2 ページ)
多くのガルパンファンが訪れた大洗あんこう祭り。商店街には痛車やコスプレがあふれていました。
アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の舞台として人気の茨城県大洗町で11月13日、今年で20回目となるあんこう祭りが開催されました。
当日には、ガルパンの水島努監督と声優陣5人、そしてガルパン応援大使兼大洗大使の蝶野正洋さんがステージに登場、水島努監督から最終章が全6回のイベント上映となること、最初の第一回公開が2017年12月となることが明かされました(関連記事)。実は水島監督はたびたび大洗のイベントで群衆に紛れ込んでおり、みんなと一緒に「パンツァー・フォー」と叫んでいたそうです。もしかしたら群衆の声をひそかに集めてシナリオに反映していたり……?。
あんこう祭り期間中、歩行者天国となった商店街は痛車やコスプレであふれ、あまりの人の多さに連絡を取り合うスマートフォンの電波がつながりにくくなるほどでした。震災以後、移動通信設備の実験場となったコミックマーケット並の人出でありながら、移動基地局が出ていない状況では致し方ないかもしれません。
あんこう祭を訪れたのは13万人(公式発表)。大洗町はもともと海水浴場やアクアワールド茨城県大洗水族館などの観光地がありましたが、海岸地域が2011年3月11日の東日本大震災で津波被害に遭い、観光地として深刻な被害を受けました。そんなおり、ガルパンの舞台として描かれたことでアニメのファン、通称「ガルパン」さんが多数訪れるように。
ガルパンではもともとの観光地としての海岸地域だけでなく、入り組んだ商店街を戦車が走り回ったため、それまで観光客が訪れることのなかった商店街にガルパンさんが訪れるようになり、「一体何が起きているのかと、(商店街の人たちも)テレビでアニメを観るようになりました」(鮮魚店・丸五水産)。ここから地元とガルパンさんの交流が始まり、毎年開催されるあんこう祭りには人口1万7000人の町に、8倍近い観光客が押し寄せるようになったのです。
この時期はどのホテル、民宿もガルパンさんで埋まり、前日から町を散策する人たちがあちこちで交流する姿も見られました。今回は筆者も大洗シーサイドホテルに前日から宿泊。同室はポーランドからやってきたガルパンさん(関連記事)でした。
大洗シーサイドホテル女将に聞いた「ガルパンさん」との交流
大洗シーサイドホテルの女将・石井和子さんに話を聞いたところ、震災後は風評被害で観光客が減り町全体が暗く沈んでしまったとのこと。そのうちに個人観光客がホテルにも訪れるようになり、東京で仕事していた長男の藤太郎さんから「アニメに大洗が出ている」と聞き、主役の西住みほの看板を置いたところ、看板目当てにガルパンさんが訪れるようになり、ここから交流が始まりました。
当初は期間限定で置く予定だったものが、そのうち自分の娘のような存在となり、ガルパンさんの熱意に推されてホテルも従業員もガルパンに染まっていきました。劇場版公開後はさらに、ガルパンさんの年齢層が上は80代のおばあさんから小学生まで広がったのを実感しているそうです。
以前、大洗シーサイドホテルが劇場版で撃たれた部分にブルーシートをかけたと話題となりましたが(関連記事)、もともとホテルの休みの2日間、悪ふざけでかけたところ、たまたまガルパンさんの目に止まって広がったのだそうです。海辺ということもあり、ブルーシートが海風にあおられて重しが宴会場の窓を直撃、まるで劇場版の砲撃さながらの損害となったものの、ネットで話題になったことからそれ以上の宣伝効果となりました。
テレビ版で戦車が突っ込んで宿泊客が5割増しになった肴屋本店と同じように、作中で被害に遭うとお客さんが増えるという大洗マジックだったのです。
ガルパンで人気となった大洗町には、他の市町村から視察が絶えないそうです。しかし、ガルパンという共有する話題が地元と訪問者を結びつける接着剤のようになり、ガルパンを通じて大洗という街のファンとなり、リピーターとして街を頻繁に訪れる――そんなガルパンの聖地としての秘密を掴んでこそ有意義な視察となるのではと感じました。
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