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» 2016年11月23日 14時30分 公開

伊達さん(高橋一生)と要さん(陽月華)による、楽しいバトルコント、ファイッ! ドラマ「プリンセスメゾン」5話ねとらぼレビュー

よそで大喧嘩する系兄姉(偽装)【やわスピ×ねとらぼ】※更新あり

[たまごまご,ねとらぼ]

 もっさり系女子、26歳の沼越さん(役:森川葵、以下沼ちゃん)が、マンションを買うために不動産屋に通うドラマ「プリンセスメゾン」は、NHK BSプレミアムで放送中(ネット配信は翌日から)。Webでも公開中。マンガ原作はやわらかスピリッツで連載中、スクロールしていくとここでも読めますよ!


プリンセスメゾン ドラマ「プリンセスメゾン」

各話レビュー一覧


伊達さん、一皮むけすぎて失敗する

 今回は、沼ちゃんが以前買おうとしていたマンションを買った若い女性の話と、沼ちゃんが中古マンションの見学に行く話の2パート。……なんですが。不動産屋の伊達さん(高橋一生)と要さん(陽月華)のバトルが激しすぎて、他の内容が頭に入ってきませんでした。

プリンセスメゾン 左:伊達さん(高橋一生) 右:要さん(陽月華)

 4話で、今まで割とおっかない風だった伊達さんが、脆かったことが判明します。自分がマンションを売った人は幸せになっているのだろうか?彼は、買う人が本当の意味で幸せになれるよう、全力を費やそう、と再び決意。エモーショナルな、いい回でした。だから彼は問題があるところを調べ上げるスタイルで、家を探します。

 一方で要さんは、沼ちゃんが一生懸命家探ししている様子に惹かれています。だからなんとしても、沼ちゃんが満足できる家を探したい。彼女は物件のいいところをまずは考えていくスタイルです。そらぶつかるわ。

 沼ちゃんが中古物件(注・他社の)を見学にいった際、要さんは姉(偽物)として同伴。それに対し、カッとなった伊達さんは兄(偽物)として同伴。かくして、「自分の顧客に同伴して、よその不動産屋に潜り込んだ偽装兄・姉が、大けんかする」ことに。

 なんせ伊達さん、スーパー不動産屋な超人ではあるけど、何かを演技じるのが下手くそ(高橋一生の劇中劇がめちゃくちゃうまいということ)。1話から目立つマシンガントークは、自分のホームの職場であればとても信頼できる。でもよそにいくと、怪しさしかない。

 要さんがこれまた、伊達さんの(悪く言えば)あらさがしに対して猛反発。一言一言にツッコミを入れていきます。

 「中古は設備が最新ではないでs……ないからね」「ぼくが言いたいのはね、新築は新しい設備や工法が採用されているから、あとで心配することが少ないってことだよ」無表情、高速で話す伊達さんに、ガチ切れした要さん、舌打ち。それに対してキレた伊達さん「あなた今、舌打ちしました?」

 敬語に戻ってるから……伊達さんもう演技とか合わないんだよ、致命的に(要さんも)。

 加えて沼ちゃんも何かを演じるような器用な人間じゃない。3人兄妹設定はグッダグダ。要さんのツッコミがキレッキレだったため、完璧なテンポのコントになりましたとさ。締めのシーンで「ありがとうございましたー!」って言って去っていっても違和感なし。

プリンセスメゾン 偽装兄・姉として参加

プリンセスメゾン 3人兄妹です!

プリンセスメゾン 他社の営業さんもタジタジ

プリンセスメゾン この表情です

高橋一生と陽月華の凄み

 伊達さん、要さん、沼ちゃんの組み合わせのぎこちなさは、この作品の大きな骨子です。3人とも一人暮らし・独身。結婚や同棲は目指しておらず、家を買って、幸せを得るという目標を第一に考えている。そのルートがちょっと違う。

 要さんを演じる陽月華。このドラマで一番表情豊かなキャラです。一人でプロジェクター見ながら、絶叫してはしゃぐシーンあり。伊達さんと意見が合わず苦虫をかみつぶしたような顔あり。表情がわかりやすい。キメ顔もイカス。動きは、普段はキビキビしつつ、たまに大げさでコミカル。時折見せる作り笑いが、本心の笑顔と全く別。「ザ・作り笑い」に見えるのは、すごい。ウソとホントをきっちり表現しています。

 一方伊達さん演じる高橋一生。表情を見せない、あまり動かない。最小限の目や口の動きで感情を見せる。要さんの対極のようなコンセプトのキャラクターです。感情の機微をどう見せるのか、あまりにも難しい! ちょっと猫背で身体がずっと力んでいる。瞬きが多く緊張している。細かな演技を見せる役柄です。今回のみどころは、阿久津さんたちを見つけて猫のようにビクッとするところでしょうか。

 今回の2人は、1話に出てきた時と全く違う。ちょっと迷い気味だった自分たちの「幸せ」の考え方に、さらに大きな自信を持っています。特に伊達さんは、感情が露骨に出るようになりました。今までチクッと嫌みのように一言添えていたしゃべりかた。声の強度がぐっと増したことで、彼の本気さがはっきり伝わるようになりました。泣きそうな声で沼ちゃんに頭を下げるシーンは、ほんと愛しい。

 そして、朴訥として、それでいて誰よりも芯が強い沼ちゃん。森川葵が最初演じていた「危なっかしい子」は、今となっては伊達さんや要さんより、はるかに安定感があります。

 だからこそ、今回登場した、すごい家を買ったのに、何も幸せそうではない女性の心をも動かしたのでしょう。あのあと友人になるでもなく、一夜限りの飲み仲間で終わったのが、ぐっとくる。

 6話予告では、沼ちゃんの学生時代の友人が登場する様子。そういえば沼ちゃんってどんな子か、全然知らんまんま来てましたね。でも、そんなのわかんなくても「沼ちゃんは沼ちゃんだし」という、揺るぎなさ。すごいぜ沼ちゃん。


プリンセスメゾン マンガ「プリンセスメゾン」

漫画 第5話

11月30日更新:掲載期間が終了しました。

(C)池辺葵/やわらかスピリッツ/小学館

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