スマホの画面がバキバキなまま使ってるのは「若い女性」が多いってホント? → 確かめてみた
アンケート、インタビューを実施してデータから分析してみました。
少し前、ネット上で「若い女性には、スマホの画面が割れている人が多い」といううわさが話題になりました。
Twitterでは、このテーマが大きな波紋を呼び「男性に比べて手が小さいから端末を落としやすい?」「女性はハンドクリームをよく使うから滑りやすいのでは」などさまざまな説が浮上。「ダメージジーンズならぬ『ダメージスマホ』がはやってる?」と謎のムーブメントを主張する人まで現れる不思議な事態に発展しました。
しかし、そもそもこの議論にはデータがなく、イメージだけで語られているという指摘も。果たして本当に「画面が割れたスマホを使っているのは若い女性が多い」のか、実際にアンケート調査を行い、真相を確かめてみることにしました。
本当にスマホの画面が割れている若い女性が多いのかアンケートしてみた
ねとらぼの運営元であるアイティメディア社員を対象にアンケートを実施したところ、20〜40代の男女を中心に48人から回答が得られました。
「過去にスマホの画面を割ったことがありますか」という質問に「ある」と答えた男性は41%、女性は37%。男性のほうが少し数値が大きく、どうやら必ずしも、女性だからといってスマホの画面を割りやすいというわけではないようです。
それにしても驚きなのは、男女ともに約4割が画面を破損したことがあるということ。みんな画面割りすぎだろ……。
しかし、別の項目でははっきりとした男女差が現れました。「画面が割れたスマホをそのまま使っていたことがあるか」と質問したところ、男性は27.5%が使用経験アリと答えたのに対し、女性は36.8%と約10ポイントの開きが見られます。破損させる割合は男性の方がやや高いものの、その状態のまま使い続ける傾向が強いのはむしろ女性のようです。
また、画面が割れたスマホについて「今まさに使っている」と答えた男性は3.4%しかいなかった一方で、女性は15.8%という高い数値が出ました。世代別で見ても20代女性が17%、30代が22%、40代が0%となっており、サンプル数が少ないので偶然かもしれませんが、うわさ通り「若い(20代〜30代の)女性に多い」という結果になりました。もしかして本当だったのかも……!?
画面が割れているスマホユーザーに理由を聞いてみた
さて、もうひとつ気になるのはどうして画面が割れたスマホを使い続けるのか。「今まさに使っている」と回答した男女数人にインタビューを行い、その理由を探ってみました。
Hさん(女性・30代)
- 症状:右下から左上方向にかけて細い亀裂が1本。操作や表示にはほぼ支障なし
- ケース:なし
- 保護フィルム:使用
―― どんなシチュエーションで割りましたか?
私はしょっちゅう落とすので、よく覚えてません。3カ月くらい前だったかな?
充電中にコードを引っ張っちゃったり、子どもが落としたり、置いてあるのを取ろうとしたらツルンといったり……。ハンドクリームを塗ってて手が滑るわけでもないのに、なんでそんなに落とすんでしょうね。あと、服のポケットが浅くてしゃがんだときに落ちちゃうこともあります。これは女性ならではかも。
―― なるほど、落とし方に男女の服装の違いは出るかもしれませんね。ちなみに、画面を直そうとは思いませんでしたか?
使う分にはぜんぜん影響ないので、直す予定はないです。ヒビがあるのは端っこで、角度によっては見えませんし。
Fさん(男性・40代)
- ケース:背面だけカバーするプラスチック製のもの
- 症状:画面に細い亀裂が3本くらい
―― どんなシチュエーションで割りましたか?
電車を待ってるあいだとか、電車に乗るときとかスマホいじるじゃないですか。それで、コートから出そうとしたらポロッと。これくらいの高さから落とすことは多いんですけど、家とかだと床が柔らかいから大丈夫なんですよ。駅は足元がコンクリートだから割れちゃったんだと思います。
それが1年くらい前。通算で3回目です。
―― 直そうとは思いませんでした?
使うのに支障はないし、画面の見え方も特に問題ないので。壊れたというよりは“スマホの外観がちょっと変わった”くらいの認識です。
―― 「外観がちょっと変わった」って「スマホがモデルチェンジした」みたいな考え方ですね。割れててもまったく気にならないんですか?
そりゃあ割れてない方がうれしいですよ(笑)。
―― ところで、そのスマホはどこに……?
持ってくるのを忘れました。
お二人に話を伺ってみて印象に残ったのは、細かいところを気にしない性格。Hさんのスマホは画面の小さなヒビよりも保護フィルムのはがれが目立ち、キレイとは言いがたい見た目でした。Fさんには「確かにちょっと画面が割れてるくらいなら機能に影響はない。でも、持っていなければ使えないのでは?」とツッコミが入れられそうです。
お二人ともスマホを落とすことが多いようだったので、もしかしたら「大ざっぱな性格の人は、スマホをよく落とす。よく落とすから画面が壊れる。壊れるけど、大ざっぱだからあまり気にしないと連鎖した結果、画面が割れたまま使うユーザーが現れる」という仮説が立てられるかもしれません。若い女性がこれに該当するとすれば、うわさの原因が説明できるはず!
……すいません。次の人にインタビューするまではいい考えだと思っていたのですが、どうやら勘違いだったようです。残念ながら、1回落としただけでスマホの画面が大破するケースもあります。
Aさん(女性・20代)
- ケース:あり(革の手帳風のもの)
- 症状:右上を中心にバキバキ。中のパーツも見えており、重症
―― どんなシチュエーションで割りましたか?
9月初旬、映画「君の名は。」を新宿の「TOHOシネマズ」に見に行ったときです。時間をつぶすために低い植え込みに座ってスマホを見ていたら、突然、足元にゴキブリが現れて「ギャーッ!!」と。慌てて立ち上がったら、その拍子に落としちゃって……。
マーフィーの法則じゃないですけど、こういう時に限って会心の一撃が決まってしまうものらしくて。ケースを付けてたんですけど、端末右上部の角が地面にぶつかって破損しちゃいました。
―― 不運でしたね。直そうとは思わなかったんですか?
あのころはちょうど最新機種が発表される前だったんですよ。今使っている端末が容量の少ないタイプ(16G)だからというのもあって、最新機種に買い換えるためにちょっと我慢しようと思ってました。だけど、いざ発表されたら個人的にイマイチな仕様で……。
あと金欠も重なって、修理したいけどどうしようかと悩んでるうちに、使い慣れちゃいました。
―― 不便じゃないですか?
意外と使えるもんですよ。バッテリー残量はよく見えませんが、さすがに20%切ると分かります。赤くなるから、そろそろ充電だなって。時間もホーム画面を出せば、確認できます。
Kindleで小説を読むときは、右上に来るページの出だしの文字が読めません。でも、前後の文脈からなんとなく分かりますし、そのままでもいいかなという感じです。
中のパーツが露出した衝撃的な見た目ですが、慣れてしまえばそれなりに使えるとのこと。同じ意見は、先に紹介したHさん、Fさんも主張していました。どうやら画面が割れた状態で使い続けるかどうかは、この"足るを知る"の精神に左右されるようです。「住めば都」ならぬ「動けばスマホ」といったところでしょうか。
そもそも画面が割れないスマホを使えばいいのではないか説
母集団が小さいので一般的に当てはまるか分かりませんが、今回の調査結果をまとめてみましょう。スマホ画面が割れたあと、お店に行くなどしてきれいな状態に戻すのは主に男性、「機能的には問題ない」と考え、そのまま使うのは主に女性(少なくとも今回の結果では)。どちらもちょっぴり面倒な気がしますが、仕方ないことなのです。男女ともに約4割がスマホの落下をはじめとした原因により、画面を破損させているのですから。
もっと楽ちんな選択肢を提示するとしたら、そもそも画面が壊れにくいスマホを利用することではないでしょうか。落下させたとしても、堅牢な端末ならどうということはありません。
「arrows」シリーズから新たに登場した「NX F-01J」は「SOLID SHIELD」構造を採用することで落下時に画面が割れにくくなっているのに加え、画面のガラス周囲に0.3ミリ前面に突き出た「画面保護フレーム」を備えることで、画面が地面に直撃しにくい設計を実現しています。
1.5メートルの高さから26方向でコンクリートに落下させ、画面が壊れるかどうかを確認する富士通独自試験をクリアしており、これはNTTドコモから販売されるスマホの中で最も厳しい水準。つまり、「arrows NX F-01J」は他のスマホよりも画面がバキバキになりにくい! 画面が割れたスマホをそのまま使っているみなさん、次回はarrows NXへの機種変更を検討されてみてはいかがでしょうか(宣伝)。
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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2016年12月31日