ニュース
» 2017年01月18日 10時30分 公開

将棋棋士のスマホ不正疑惑、第三者委報告書のドラフト版が存在

将棋連盟が公開した調査報告書と別のバージョンが公式サイトにアップされていた。

[高橋史彦ねとらぼ]

 日本将棋連盟が1月16日に公開した将棋のスマホ不正疑惑(※)に関する第三者調査委員会の報告書(概要版)について、“ドラフト版”が別途存在していることが分かった。


調査報告書 ドラフト版

 連盟の公式サイト上で17日深夜までアクセスできる状態にあったが、現在は非公開となっている。公開された報告書はURLの後半が「investigative_report_1.pdf」だったのに対し、ドラフト版は「investigative_report.pdf」となっていた。


調査報告書調査報告書 左:公開版、右:ドラフト版

 公開版とドラフト版では語句をはじめ、多少の差異があり、一部ネット上では「報告書を不合理にも改竄」といった指摘もあった。ただし、論旨が変わるような大きな変更はない。本件について連盟に問い合わせたところ、詳細を調べるとの回答だった。


調査報告書 差分。「テキスト比較ツール difff《デュフフ》ver.6.1」を使用 元データはこちら※スペース・改行・改ページなどねとらぼ編集部で調整。公開は1月20日まで

※将棋のスマホ不正疑惑

 2016年10月、トップ棋士の三浦弘行九段が対局中にスマートフォンを使って将棋ソフトを不正利用した疑いがもたれ年内の出場停止処分が下されたもの。本人は全面的に否定し、処分の早期撤回を求めていたが、第三者委員会は12月、「不正行為の証拠なし」「処分は妥当(当時の判断としてはやむをえなかった)」との調査結果を発表した。

主な変更例

  • 公開版(P11)

三浦棋士は、2016年7月26日、将棋会館で開催された第29期竜王戦決勝トーナメントにおいて、久保棋士と対戦し、勝利した13。この対局時、久保棋士は、三浦棋士が、夕食休憩後という終盤において、しかも自分の手番で午後6時41分から7時12分までの31分間も継続して離席したほか14、他にも離席が見られたことなどから強い不信感を抱いた。ただし、本件映像分析の結果では31分間にわたる離席という事実は認められない。

  • ドラフト版(P11)

三浦棋士は、2016年7月26日、将棋会館で開催された第29期竜王戦決勝トーナメントにおいて、久保棋士と対戦し、勝利した13。この対局時、久保棋士は、三浦棋士が、夕食休憩後という終盤において、しかも自分の手番で午後6時41分から7時12分までの31分間も離席したり14、終盤はほぼ1手ごとに離席するなどその回数も極めて多かったという認識を持ち、そのことに強い不信感を抱いた。

  • 公開版(P16)

また、三浦棋士は、久保棋士が指摘した久保戦における約30分間の離席という誤った前提に基づく質問に対し、その事実を否定することなく、将棋会館4階にある休憩室「桂の間」以下「桂の間」という。)で休もうとしたところ、同部屋内で先輩棋士が囲碁を打っていたため横になりづらく、守衛室に行って体を休めていた等不合理な弁解に終始した。

  • ドラフト版(P16)

また、三浦棋士は、久保棋士が指摘した久保戦における約30分間の離席については、その事実を否定することなく、将棋会館4階にある休憩室「桂の間」以下「桂の間」という。)で休もうとしたところ、同部屋内で先輩棋士が囲碁を打っていたため横になりづらく、守衛室に行って体を休めていた旨を説明した。

  • 公開版(P18)

一方、この間、島常務理事及び杉浦理事は、竜王戦を共同主催する読売新聞社を訪れ、同社に対し、三浦棋士が休場し竜王戦七番勝負の挑戦者を丸山棋士へ変更することについて理解を求めた。その後、杉浦理事は、同行した連盟職員を通じて三浦棋士に対し、休場届を早急に提出するよう伝えた。

  • ドラフト版(P18)

一方、この間、島常務理事及び杉浦理事は、竜王戦を共同主催する読売新聞社を訪れ、同社に対し、三浦棋士が休場し竜王戦七番勝負の挑戦者を丸山棋士へ変更することについて理解を求めた。また、杉浦理事は、読売新聞社と協議した後、同行した連盟職員を通じて三浦棋士に対し、休場届を早急に提出するよう伝えた。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2402/27/news031.jpg 生まれたばかりの孫に会いに来た両親、赤ちゃんを見た瞬間号泣し…… 幸せあふれる光景に「一緒に泣いちゃいました」
  2. /nl/articles/2402/27/news134.jpg 「ずっと手を触って」「強烈な口説きが」 グラドル、元K-1王者のセクハラ行為を“告発”→反論しバトルに 「引っ込んどけよロバは」謎の容姿罵倒で流れ弾も
  3. /nl/articles/2402/27/news032.jpg 体調が不安な愛猫を病院へ→先生に「笑われた」診察風景が244万表示! 思わぬ結果と珍しい姿に「落ち着き方すごいw」
  4. /nl/articles/2402/27/news030.jpg 1歳娘、寒い日にホットミルクを飲んだ瞬間…… しみじみ味わう爆笑の一言に「かわいすぎます」「スタバおいしそう」
  5. /nl/articles/2402/27/news126.jpg 「ホント理想の家族」「普段から当たり前のよう」 “6男7女の大家族”うるしやま家の大黒柱パパ、“13人分の洗濯物”をテキパキたたむ姿が尊敬しかない
  6. /nl/articles/2402/09/news148.jpg パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  7. /nl/articles/2402/18/news016.jpg 築36年住宅のありふれた玄関を、2万円以下でDIYしたら…… 雰囲気激変の作業まとめに反響「このお値段でこのクオリティー、すごい!」
  8. /nl/articles/2402/26/news029.jpg 冷え込む深夜、玄関の前に何かを訴える野良猫が現れて…… 試行錯誤の保護劇に「長期戦お疲れさまです」「暖かい部屋に入れて良かった」
  9. /nl/articles/2402/22/news137.jpg 字をきれいに“見せる”方法が目からウロコ! 新生活スタート前に覚えておきたい4つの「美文字のコツ」とは
  10. /nl/articles/2402/27/news075.jpg 「すき家へ1000日以上通い続ける男」に届いたプレゼント “斜め上過ぎる中身”に困惑「何に使うんだこれ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小泉進次郎、生後3カ月の長女を抱く姿に「貴重なパパの顔」 2023年末には小泉元首相の“幸せじいじ姿”も話題に
  2. 庭にアジサイがあるなら知っておくべき!? 春になる前に急いでやりたい“大きな花を咲かせる”お手入れ術に反響続々
  3. 生まれたばかりの孫に会いに来た両親、赤ちゃんを見た瞬間号泣し…… 幸せあふれる光景に「一緒に泣いちゃいました」
  4. つんく♂、「僕の大好きな妻」と元モデル妻の貴重ショット公開 「めちゃくちゃお綺麗」と反響
  5. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  6. 2歳娘、帝王切開で入院するママの前では強がっていたが…… 離れてから号泣する姿に「いじらしくて可愛くて朝から泣いた」
  7. 「ずっと手を触って」「強烈な口説きが」 グラドル、元K-1王者のセクハラ行為を“告発”→反論しバトルに 「引っ込んどけよロバは」謎の容姿罵倒で流れ弾も
  8. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  9. 長女と赤ちゃんの夜のルーティンが「可愛いしか言えん」 愛が強すぎな姉から逃げる姿に「嫌いじゃないのねw」「素敵な姉妹」
  10. 「ほんと愛でしかない」「心から尊敬します」 “6男7女の大家族”うるしやま家のスーパーママ、“15人分のお弁当作り”が神業レベルで称賛の声
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「天までとどけ」長女役、芸能界の「負の連鎖」訴え 主演俳優の“お誘い”拒否し「他の演者やスタッフからも無視」「本当の事なんか誰も話さない」
  2. 田代まさし、南部虎弾さん通夜で“一団”に絡まれる騒動へ……にらみ合いの末に「ちょっと来い」「止めろよお前」
  3. 妊娠中の英俳優、授賞式での“金太郎”ドレスが賛否両論 「半裸の妊婦なんて見てられない」「ホットなママ」
  4. 「変わんないもん俺のと」 所ジョージ、ホンダ軽を超速カスタムで高級外車と“まったく同じ”外見に 「朝から楽しいよ」「完璧!」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「意識もうろう」「何も食べられない」 すい臓がんステージ4の森永卓郎、痩せた顔出しで“最悪の時期”告白 息子は「『死ぬ』が冗談に聞こえなかった」
  7. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後…… 「時間止まってる?」と驚愕の声がやまない父子の姿が870万再生
  8. 65歳マドンナ、ワールドツアー中のダンスが“おばあちゃん”だと視聴者衝撃 「もうやめなよ」「こんなふうに終わりを迎えるなんて」
  9. 人気ブロガー医師が4年の闘病の末に42歳で逝去 夫が伝える「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」
  10. 能登半島地震により海底が“隆起”→すさまじい様子を収めた写真に「自然の脅威を感じる」