マストドンで奈良県民向けインスタンスを立ち上げてみたよ→鹿しか参加しなくてTLが奈良公園と化する
参加ユーザーは「鹿」「山鹿」「鹿なるもの」「人だったヘラジカ」など。
誰でも新たなインスタンス(サーバ)を立ち上げられるということで日本で急速にユーザーを増やしつつあるSNS「Mastodon(マストドン)」。ある奈良出身者が奈良県民のためのインスタンス「奈良トドン」を作ってみたところ、集まるユーザーがみんな鹿(しか)になりきって鹿のような発言しかせず、タイムラインがカオスなことになっています。
すでにユーザー数は500人近いのですが、参加している名前は「鹿」「山鹿」「鹿なるもの」「かろうじて鹿」「人だったヘラジカ」などなど鹿めいたものばかり。参加者のトゥート(投稿)が流れるローカルタイムラインには、「せんべえうめぇ」「パリパリッ」「なあに、奈良が落ちても宮島があるさ」「俺はこのまま鹿のままでいいのか」と、鹿視点の発言が並んでいます。ここは奈良公園なのか……?
立ち上げたのは奈良県橿原市のWeb制作企業「INVOLVE」代表の吉村浩嗣さん(@hirotsugun)。4月19日に「奈良トドン」を開始したところ、1人の「鹿」というユーザーが「誰でもいいから俺と鹿を代わってくれ」「鹿にさえ生まれなけりゃ俺はもっと」「この世にいるのは嘘つきだけだ」「あと鹿」と不穏なトゥートをし続ける、奇妙な場と化してしまいました。
「せっかく奈良県民向けの #マストドン 作ったのに情緒不安定な鹿しかおれへん誰か助けて」と吉村さんはTwitterで嘆くのですが、ツイートが1万回以上拡散された結果、奈良トドンには鹿にふんするユーザーが急増。数分おきに鹿の声が投じられる鹿パラダイスとなっています。こいつはシカたない。
吉村さんはこの状況を受け、「お知らせを投稿しても鹿ばっかりやし鹿せんべいねだられるしお辞儀してくるしどうしてこうなった」「完全にこんなはずじゃなかった」とTwitterで嘆き続けているもよう。新しいインスタンスが続々と立ち上がる中、奈良トドンがほかにはない独自性で盛り上がりを見せているのは間違いありません。
(黒木貴啓)
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「奈良なのに知らんぞ」「北海道だけど着たことあるぞ」とさまざまな反応も。
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