売れ残りの名無し猫から「ふくまる」へ おじさまとの日々を描く漫画「おじさまと猫」の一途な温かさは止まらない
ふくまるかわいい。おじさまもかわいい。
ペットショップで売れ残っていた1匹の猫と、家に1人で過ごしていた“おじさま”が登場する漫画「おじさまと猫」。漫画家の桜井海(@sakurai_umi_)さんがTwitterにて6月に公開した物語が、現在も多くの人に愛されながら続きが紡がれています。
1話4ページの短編漫画で、もうすぐ1歳になる売れ残りの名無しの猫ちゃんが「私は猫である」と語るシーンから始まります。特徴的な柄でブサイクと言われてしまったりと、ずっと誰にも欲しがられない日々が続いた猫ちゃん。そこに現れたのが、うれしそうな笑顔で「とても可愛くて」とやさしく猫ちゃんをハグしては、「うちの子におなり…」と温かい言葉をかけた“おじさま”でした。
同漫画には「涙が止まらない」など多くの感動の声が寄せられ、また続編を望む声もあったことから月に2〜3話ずつ桜井さんのTwitterで公開されています。
前回の記事時点では第6話までが公開され、おじさまが猫を飼うことにした背景が少しずつ語られたり、猫ちゃんが大事な名前「ふくまる」をつけてもらったりと、出会ってからお互いが体験する新鮮な気持ちなどが描かれていました。
第7話「お休み ふくまる」
第7話以降では、初めての猫ちゃん「ふくまる」との生活に、本を片手にいろいろと悩んだり、その姿に優しさを感じ取ったり。おじさまの生活が徐々に変わっていく中で、気になる奥さんと子どもたちに囲まれた以前の日常も夢として登場。またふくまるの方でも、小さい頃の思い出として「ふくまるのママさん」が登場し、それに近い温かさを感じるおじさまを自分にとって「きっとパパさんにゃのね」と表現しては、笑顔でスリスリする姿も。
第8話「おやすみ おじさま」
第9話「もみもみふくまる」
またおじさまの姿に安心したり、夢ではないかと心配になったりと、気持ちが忙しいふくまるの夜。「寒くはないかい」「いい子いい子」となでてくれる“パパさん”をふくまるが思う一方で、「ペットはあなたのことが大好きになるわ」と奥さんに言われた言葉を胸に、「いつかそんな日がくるといいな」と願うおじさま……。そんなお互いを思うふたりに、読んでいるこちらも心が温かくなります。
第10話「おじさま目覚める」
第11話「ふくまるのお留守番」
そしておじさまが仕事に出て、その帰りを待つふくまると、心配になってはルンルンな気持ちで帰るおじさまの「ただいま」からのハグ姿は尊いの一言。さらに最初から読み直すと、また心にくるものがあります。あとはやっぱりふくまるがかわいすぎる……!
第12話「おかえりにゃさい」(前後編)
ちなみに桜井さんのTwitterでは本編とは別に番外編として、おじさまがふくまるを撮ろうとスマホのカメラ機能と格闘するコメディータッチなお話も公開されているので、気になる方はチェックしてみるとより幸せになれるでしょう。
画像提供:桜井海(@sakurai_umi_)さん
(宮原れい)
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