室内ドアに鍵を取り付けたい! どんな方法があるの?

DIYでドアに鍵を取り付けるときに抑えておくべきポイントは?

» 2017年10月26日 07時00分 公開

 「自宅の室内ドアに鍵を取り付けたいけど、どうしたらいいのか分からない」「簡単にできる方法はないの?」。こちらの記事では、そんなときに役立つ情報をご紹介。DIYで鍵の取り付け作業をする際に必要なこと、鍵選びのポイントなどを取り上げます。


ピカピカを保つ毎日のお風呂掃除のコツ

くらしのマーケットマガジン

ハウスクリーニングやエアコンクリーニング、家事代行、不用品回収まで、暮らしにまつわるさまざまな「こまった」をくらしのマーケットマガジンが1つ1つ丁寧に解決します。

https://curama.jp/magazine/


まずは目的や条件を明確に

 最初に目的を明確にするのは、取り付けの手間や費用を最小限に抑えるためです。 小さい子どもやペットの出入りを防ぐ程度であれば、簡易な補助鍵で十分かもしれません。しかし、 他人と同居している場合などは内側、外側から施錠できるしっかりした鍵を使う必要があります。

 簡易な補助鍵で済ませるのか、ドアレバーを丸ごと交換するのかでも費用は大きく異なります。 また、内開きか外開きか、内鍵か外鍵かという点も鍵選びの重要なポイントです。

 大掛かりな工事や穴開けをしなくても、取り付け可能な鍵は多くあります。 取り付けの目的を明確にし、自室のドアのタイプを確認したうえで、鍵選びを始めましょう。

必要な確認事項

  • ドアのタイプ:内開き/外開き/引き戸
  • 取り付け条件:穴開け可/穴開け不可
  • 取り付け希望:在室時に内側から施錠したい/外出時に外側から施錠したい、 必要に応じて取り外したい/付けっぱなしにしたい
  • 防犯性の程度:高い防犯性が必要/防犯性はそこまで必要ではない

ドアノブ、レバー自体を交換する

 ドアノブ、レバー自体を鍵付きのものと交換する場合、在室時に内側から施錠するタイプや、室外から鍵で施錠できるタイプなどが利用できます。

 金具に刻印されている文字からメーカーや型番が分かる場合は、メーカーに問い合わせるか、インターネットで同じ型のドアノブ、レバーが販売されていないか探してみましょう。

 メーカーが分からないときは、サイズが同じドアノブ、レバーを探す必要があります。寸法を測るべき場所については、下記を参考にしてください。 なお、「ドアノブ寸法」などで検索しても必要な情報が出てきます。

<必要な寸法>

  • ドアの厚さ(金具ではなくドア自体の厚さ)
  • ドアノブの中心から、ドアの端までの長さ(手を触れる部分ではなく固定されている台座の中心)
  • ドアの側面に付いている長方形の金具の縦横の長さ
  • ドア側面の長方形の金具をとめている、上ネジの中心から下ネジの中心までの長さ

 測った寸法をもとに、ホームセンターやネットショップなどで適切なドアノブ、レバーを探しましょう。 サイズ、種類が同じであれば、ドライバー1本で簡単に交換できるものも多くあります。

取り外し可能な補助鍵を取り付ける

 ドアノブ、レバー付近に設置する取り外し可能な簡易補助鍵のメリットは、1000円台と安価で手に入るものが多く、穴開けが不要なこと。賃貸物件や一時的に取り付けたいという場合におすすめの鍵です。

 ドア枠やドアの金具を利用して取り付ける補助鍵には、ドア側面のへこみ部分に引っ掛けるタイプ、ドア枠に取り付けてネジを締めて固定するタイプなどがあります。強力な粘着テープを使うものもありますが、これは取り外しが難しいかもしれません。

 また、ドアのタイプや部屋のどちら側から施錠するかでも異なり、内開き/外開き用、部屋の内側/外側から取り付けるものもあります。ネットショップでもさまざまな鍵を見ることができるので、条件に合ったものを探しましょう。

固定式の後付鍵を取り付ける

 固定式の後付鍵はドアノブ、レバーをそのままにして、鍵のみを取り付ける方法です。 円筒のようなシリンダー錠や、引き戸専用の鍵など数種類あります。

 どの後付鍵でも穴を開けたり、ドアとドア枠に金具を取り付けたりしなければならないため、賃貸物件などの場合にはおすすめできません。 また、工具も用意する必要があります。

 窓用の防犯鍵には接着式のものもあり、引き戸で使用できる場合があります。ただし、基本的に窓への取り付けを想定しているため、引き戸で使用可能かは確認する必要があります。なお、窓の最上部、最下部に取り付けるタイプが多く、利便性に関してはあまり期待できないでしょう。

シリンダー(鍵穴部分)を交換する

 ドアレバーの上部に付いているシリンダー(鍵穴)部分のみを交換する方法です。 すでに設置されている鍵が、外側からコインで解錠できてしまう場合におすすめです。

 ドア側面の金具を取り外し、シリンダーを交換するだけなので比較的簡単な作業で取り付けできます。メーカーや型番を調べ、適合する新しいシリンダーを手配しましょう。

DIYか業者か

 鍵の取り付けがDIYで対応可能かどうかは、鍵の種類や取り付け方法によります。

 ドアノブ、レバーごと交換する場合、「寸法を測る」「適合するドアノブを手配する」「すでに付いているものを取り外す」という3つの工程がクリアできれば簡単に交換できるでしょう。 そもそもドアノブ、レバーの外し方が分からない場合は、無理やり外そうとせずに業者に依頼しましょう。

 固定式の鍵を取り付ける場合はドアに穴を開けたり、ドアの側面に金具を取り付けるためのへこみを作ったりする必要があり、電動ドリルやノミ、ホルソーセット、ノギス、けびきなどの専用工具を使います。「そんな工具、聞いたことないぞ」という方も多いのではないでしょうか。

 工具をそろえ、説明書とにらめっこしながら作業してみたものの、いざ購入した金具を取り付けようとしたらサイズが合わなかった……というトラブルも起こりえます。手持ちの工具、費用なども考慮しつつ、自分でやるのは難しそうだと思ったら、専門業者に相談してみてください。

くらしのマーケットマガジン

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  2. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  3. /nl/articles/2411/24/news040.jpg 海で“謎の白い漂流物”を発見、すくいあげてみると…… 2億1000万再生された結末に「本当によかった」「ありがとう」【チュニジア】
  4. /nl/articles/2411/23/news031.jpg スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
  5. /nl/articles/2411/24/news029.jpg 難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/22/news087.jpg 「うおおおおお懐かしい!!」 ハードオフに3300円で売っていた“驚きの商品”が140万表示 「ガチのレアモンや……」
  7. /nl/articles/2411/24/news058.jpg 夫妻が41年ぶりに東京ディズニーランドへ→“同じ場所”での写真撮影時に「キャストの粋なサポート」明かす
  8. /nl/articles/2411/23/news025.jpg 「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた
  9. /nl/articles/2411/23/news029.jpg カマキリを操る寄生虫「ハリガネムシ」食べてみた 未知すぎる“衝撃的な内容”に震撼 「正気を疑う」「鳥肌立ったわ」
  10. /nl/articles/2411/24/news011.jpg ミスドのディグダを買おうとしたら…… とんでもなく疲れていそうな見た目に「悲壮感がすごい」「朝帰りのディグダ」と46万いいね
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた