未来のバイクは「倒れない」「転ばない」「シャキーンと変形する!?」 東京モーターショー2017のワクワクする近未来バイクまとめ(1/4 ページ)

東京モーターショー2017で展示されていたワクワクする近未来バイクを一挙に紹介。みんな乗ってみたい。

» 2017年10月30日 18時00分 公開

 2年に一度のクルマの祭典「第45回東京モーターショー2017」が11月5日まで開催されています。ここまで2回(関連記事1)(関連記事2)にわたって自動車メーカーの未来のコンセプトモデルを紹介してきましたが、今回は日本が世界に誇るもう1つの強い分野である“オートバイ”の近未来を紹介します。

川崎重工業(カワサキ)

photo 名車Z1を再現した「Z900RS」

 1970年代に一世を風靡した900ccの大型バイク「カワサキ Z1」と呼ばれる名車があります。人気は衰えを知らず、当時の車両にプレミアが付いて新車価格より高値で取引されています。

 そんなZ1を40年以上の時を経てよみがえらせたのが「Z900RS」です。エンジンこそ空冷から水冷に変わりましたが、“火の玉カラー”と呼ばれるペイントのティアドロップ型タンクや砲弾型メーターといった希代の名車のデザインモチーフを継承しています。発売は12月1日、価格は129万6000円からです。

photo 「Ninja 250」フルモデルチェンジ版

 2017年現在、月間数千台単位で売れている熱いバイクカテゴリーが「250ccスポーツ」です。若者時代に乗っていた人がバイク乗りに復活するリターンライダーから、“バイク離れ”が叫ばれる若者層まで支持を得ており、国内オートバイメーカー各社はいずれも気合いの入ったモデルを投入しています。

 カワサキはその主力モデル「Ninja 250」のフルモデルチェンジ版を東京モーターショーで公開しました。鋭くシャープなカウルデザインは、あの300キロ以上出るカワサキの最強モデル「Ninja H2」を連想させるカッコよさです。価格発表はまだ先のようですが、「CBR250RRやYZF-R25と真っ向勝負する価格帯」にしたいそうです。

スズキ

 250ccスポーツに加えてもう1つ、オートバイ業界で流行の兆しを見せているのが「ネオレトロ」「ネオクラシック」などと呼ばれる、古きよきオールドスタイルをまといつつも中身を最新にしたモデルです。

 スズキの「SV650X」は中でも注目の1台として世界初公開されました。小ぶりなライトカウルにタックロールシート(横線入りのキルティング加工が施された、ボンレスハムのような形状のシート)など、各部に“チョイ古”を取り入れています。

photo ネオレトロなデザインを採用した「SV650X」
photo 「FIM MotoGP 世界選手権シリーズ」に参戦している、スズキワークスのマシン「GSX-RR」のサーキット走行シミュレーターも展示。「プロはこんなに車体を傾けるんだ……スゲぇぇ。怖ぇぇ」を体感できます

BMW

 BMWは近未来的なスタイリングをまとった都市型EVスクーター「C EVOLUTION」を展示していました。EVながら、最高時速129キロ、時速50キロまで約2.8秒で到達する鋭い加速性能を実現します。それでも最高速度は航続距離とのバランスで制限させているそうです。航続距離は最大で160キロ、価格は154万9000円(税込)からです。普通二輪免許で乗れます。

photo BMWのEVスクーター「C EVOLUTION」
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news016.jpg 消波ブロックの隙間にカニカゴを仕掛けたら…… 「うそでしょ!」“想像を絶する結果”に大興奮「見てて声出た」
  2. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  3. /nl/articles/2502/02/news005.jpg 「正直破格です」 成城石井の元店長が辞めてからも買い続ける“名品”がリピ必至 「ヨダレが出そう」
  4. /nl/articles/2501/31/news013.jpg これは“1秒”で解きたい! 「8×2×0÷4」の答えは? 【算数クイズ】
  5. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  6. /nl/articles/2502/02/news069.jpg 「レベル間違えてる」 イオンの“1944円恵方巻”、衝撃ビジュアルにネット大騒然 「なにこれ」「本気かよ」
  7. /nl/articles/2502/02/news038.jpg 100均ビーズをどんどんテグスに通していくと…… うっとり見入る完成品に世界が注目「これは傑作」「どれも可愛いいい!」
  8. /nl/articles/2502/02/news003.jpg 「こんなお母さんになりたい」 北海道で暮らす67歳女性の“手作り料理”がすてき 「参考にしたい」「ぱぱっと作ってみな美味しそう」
  9. /nl/articles/2502/02/news027.jpg 「この子はきっと豆柴サイズ」と言われた子柴犬、4年後の姿が大きな話題に…… それから約1年たった“現在の様子”を聞いた
  10. /nl/articles/2501/30/news003.jpg 親の反対を押し切り、17歳で同棲を開始→それから13年後…… 若くしてママとなった女性の“現在”が話題
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議