絶版だった昭和のギャグ漫画『パンク・ポンク』、電子で復刊 『まりちゃん』『さっちん110番』も
昭和後期に『小学○年生』で連載されていた名作が、続々と電子書籍化。
絶版になっていた小学館の学年別学習誌のギャグ漫画『パンク・ポンク』(たちいりハルコ)が、12月8日からKindleストアや楽天Koboなど各電子書籍ストアで販売されます。てんとう虫コミックス版の1〜11巻となり、1冊359円(税別)。
『パンク・ポンク』は1976年から15年ほど『小学三年生』〜『小学五年生』などで連載。巨大なウサギのパンク・ポンク、飼い主であるやんちゃな女の子・ポニー、そのボーイフレンド・マークたちが繰り広げるドタバタコメディで、1984年には第29回小学館漫画賞少年部門を受賞するなど支持を得ました。
同じ小学館のフラワーコミックス・デラックスからセレクション本が全2巻、ぴっかぴかコミックスからカラー版が全2巻発売されましたが、てんとう虫コミックス版含め絶版状態となっていました。てんとう虫コミックス版12巻の電子書籍版については特に告知されていません。
12月8日にはこの他、『ハーイ!まりちゃん』シリーズ(上原きみこ)や『さっちん110番』(山田路子)のてんとう虫コミックス版も電子書籍として発売される予定。『パンク・ポンク』と同じように、昭和後期に学年誌で人気を博し、長らく絶版状態が続いていた少女漫画の名作が一挙に電子書籍化されることになります。
同日に小学館は、これら3作品や『おはよう姫子』(藤原栄子)を収録したベストセレクションコミック『メモリーズ☆昭和の少女まんが』を刊行予定。昭和49〜56年に学年別学習誌に掲載された人気連載少女漫画を選定した一冊となり、『パンク・ポンク』等の電子書籍化は同書と連動した取り組みのようです。
(黒木貴啓)
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