Google、古代遺跡を3Dモデルで残す「Open Heritage」開設 バガンもアユタヤも自由な角度から鑑賞できる

戦争や災害で失われる恐れのある遺跡を、3Dモデル化して保存。

» 2018年04月17日 16時08分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 3Dモデル化された古代遺跡を、自由な角度から鑑賞できるサイト「Open Heritage」を、Googleが開設しました。ミャンマーの仏教遺跡・バガンや、タイのアユタヤ王朝の遺跡など、18カ国の歴史的遺産を収めています。


アユタヤ モデル化されたアユタヤ王朝の遺跡

 3Dスキャン技術の開発者、ベン・カシーラ氏の非営利団体「CyArk」が協力。レーザースキャンやドローンによる撮影など、さまざまな手段で収集した建造物のデータをモデル化しています。操作方法は左クリック+ドラッグ(1本指でドラッグ)で回転、右クリック+ドラッグ(2本指でドラッグ)で上下左右に移動、ホイール回転(ピンチアウト・ピンチイン)で拡大・縮小。モデルによっては内部構造まで見られます。

※カッコ内はスマートデバイスの場合。なお、アクセス時はWi-Fi接続が推奨されます

バガン バガンのモデル

バガン ズームすれば内部の仏像まで見られる

 カシーラ氏は、2001年にアフガニスタンのタリバンがバーミヤンの大仏像などを破壊した事件をきっかけに、CyArkを設立。3Dスキャン技術を活用し、戦争や災害などで失われる恐れのあるモニュメントを保存する活動に努めています。なお、3Dモデルはダウンロードも可能で、非営利目的に限り使用できます。


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」