最高に楽しくて最高に腕が疲れた! 27日オープン「ドラゴンクエストVR」をいち早く体験したら箸が震えた
モンスターの攻撃で死んで、重い剣を振り回しすぎて腕まで死んだ!
あのドラクエが、とうとうVRになりました。2018年4月27日より、「VR ZONE SHINJUKU」にて、「ドラゴンクエストVR」の稼働がスタートします。
ドラクエ1誕生から32年経って生まれた歴史的一作をいち早くプレーするため、4月25日に同所で行われた「ドラゴンクエストVR プレス限定 特別取材会」へ行ってみました。ずっとボタンをポチポチ押していたこの腕で、とうとうスライムを切れるッ!
堀井雄二氏「本当に夢のよう」
歌舞伎町の喧騒の中で、ひときわ落ち着いた場所にある「VR ZONE SHINJUKU」。最先端のVRゲームがこれでもかと立ち並ぶホットなスポットです。
堀井雄二氏が考案した「ドラクエに、入ろう。」のキャッチフレーズが気持ちをあおります。彼の言う「本当に夢のよう」という言葉の意味を確かめるため、ドラクエVRにいよいよチャレンジ。
戦士・僧侶・魔法使いの3つの職から選ぶ
基本は戦士(2人)・僧侶・魔法使いの組み合わせ。今回は3人パーティだったので戦士2人、僧侶1人でトライ(僧侶は必ず入れる必要がある)。エントリーシートに名前、身長、性別、言語(日・英・中)、利き手を書くと、チュートリアルがはじまります。ちなみに筆者は「戦士」を選択しました。
なお盾を持っているのは戦士だけ。他の僧侶と魔法使いは盾を持っていないため、常に戦士の後ろに隠れつつ、身を守らなければいけません。このあたりはホントのドラクエのパーティ順さながらです。
戦士は利き手の剣でどんどん相手を攻撃し、盾で相手の攻撃を跳ね返します。なお盾で防御すれば、相手にHP(ヒットポイント)を削られることなく、ダメージゼロで乗り切ることができます。
僧侶と魔法使いは魔法が使えます。使える呪文は、僧侶はザオリク(蘇生の呪文)、ホイミ(回復の呪文)、バギ(竜巻の攻撃呪文)。魔法使いはヒャド(氷の攻撃呪文)、メラ(炎の攻撃呪文)、バイキルト(戦士の攻撃力アップ呪文)。
また、HPは2という設定。スライムでもゾーマでも、ダメージを受ければ「1」減り、もう一度ダメージを受ければ「0」になって死んでしまいます。そのため、僧侶のザオリクやホイミが重要です。
一面の黒いフィールドが、大冒険の舞台に変わる
それでは、いざ冒険の舞台へ行きましょう。そこは20×12mのフィールド。ドラクエ3の黒い「ぼうけんのしょ」画面を思わせるようなシンプルな空間は、ゴーグルをつけて、旅がはじまると一変します。
まず、王様と旅路の案内役・ホミリーが登場。VRならではの立体像で、僕らに語りかけてくれます。思わずテンションが上がり、「こいつらをいきなり斬りつけると、どんな反応をするのかな」と思ってしまいましたが、もしいきなり怒られたらと思うとイヤなのでやめました。
モンスターが自分に向かってくる「怖さ」
そしていきなり戦闘勃発! こちらにモンスターたちが立体的に迫ってくる体験は、筆者のドラクエ人生の中でもはじめて。スライムやドラキーですら向かってくると、妙にうろたえてしまいます。
とにかく必死で剣を動かし、相手をとにかく斬っていきます。しかし剣が意外と重く、何度も何度もスイングするのは一苦労。ですがモンスターが迫ってくるので、そんなの関係ねえ、とばかりにブンブンと剣を振り回します。そこには、自分でも思ってもみなかったほど必死な自分がいました。
情けないことに、筆者はいきなりここで死んでしまうという失態を犯します。しかしやさしい僧侶にザオリクをかけてもらい、どうにか復活を果たしつつモンスターを倒し、レベルアップに一同喜びつつ、次へ向かいます。
さあルーラで次のステージへ。このルーラがすごい。想像以上の浮遊感が再現されており、一瞬「落ちる!」と怖くなるような感覚まであります。思わずパーティみんなが恐怖とも歓喜ともつかない声を上げてしまいました。
ゴーレムは「さらに怖い」!
ここで、さらに強いモンスターたちが登場。キメラ、さまようよろい、そしてゴーレムが現れました。明らかに迫力を増した相手たちに、迫りくる恐怖感はさらに上がります。特にゴーレムは、ものすごい迫力で攻撃を振り下ろしてきます。
腰砕けになりながらも盾でガードしながら、何度も何度も何度も剣を振り下ろします。ですが、近くにいる敵は良いものの、画面のはるか向こうに飛んでいるキメラには、剣は届きません。むなしく空を切る筆者の剣。もどかしい。
しかし、僧侶の「バギ」が炸裂し、見事キメラを倒してくれます。「ナイス!」思わず声が漏れます。実はあえて戦士には届かない位置にモンスターを置いて、役割分担とコミュニケーションが自然発生するようなゲームデザインにしているそうです。
メタルスライムまで登場!
さらには、突然メタルスライムまで登場。「逃がすものか!」と必死で攻撃を重ねるも、なかなか攻撃が当たらず。こんなところまで作品に忠実なのかと焦りながらも、どうにか倒すことに成功。そしてやっとの思いで魔物の群れを撃破しました。
やった……。運動不足のカラダ、特に右手は限界へと近づいています。しかし、心地よい疲れ。そして「旅の扉」でワープし、ゾーマ城へ。
ゾーマ戦でまさかの助っ人あらわる
このゾーマ城では大苦戦。あまりの強さに「どうやったら倒せるの?」と絶望するほどでしたが、“まさかのあの人”の助けも借りながら、強力無比な攻撃をどうにかこうにか掻い潜って何度も何度も重い剣を振りかざします。その重労働に戦士2人ともうめき声を漏らしつつも、やっとの思いでラスボスを倒すことができました。
これほどまでに右腕を動かしたことが、ここ数年あったでしょうか? とばかりに必死に戦いました。数十分の体験なのに、なかなかの冒険した感と運動量。終わったあとは心地よい放心状態に包まれました。
なお今回はどうにかクリアできましたが、途中で全滅した場合は、別の演出が用意されているそうです。
今後「武闘家」や「遊び人」が使えるかも?
また現在では戦士・僧侶・魔法使いの3種類ですが、今後武闘家や遊び人など、ほかの職業を用意するなどの可能性もあるとのこと。なおしばらくしたら「難易度を上げる」とも制作者陣が語っているので、一度クリアした人も、また通うと新たな楽しみ方が体感できそうです。
このあと、夕食のざるそばを持つ箸が震えました。参加者の方が「(トレーニング)ジムの代わりになるかも」と言っていましたが、まさにそれほどの運動量。大冒険を楽しみながら、運動不足のカラダにムチが打てるドラゴンクエストVRでした。
©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. ©BANDAI NAMCO Amusement Inc.
(辰井裕紀)
関連記事
- ドラクエの世界がVR ZONEで体験できる! 堀井雄二氏も「こんなでかいゾーマ本当に倒せんの?」とびっくり
4月27日に稼働開始。予約受付は4月20日から。 - ドワンゴ、VR向けの3Dアバターのファイルフォーマット「VRM」開発
対応アプリ全てで同じアバター(3Dモデル)データを使えます。 - 「挙式VR」が秋葉原のVR施設に期間限定で登場 恋愛ドラマアプリのイケメンと仮想結婚式
4月17日から5月8日まで。 - グリー、「VTuberファンド」事業を開始 投資総額40億円でクリエイターを支援
既に3Dアバターを使ったライブ配信システムの開発元へ投資しています。 - バーチャルキャラになって配信できるサービス「バーチャルキャスト」 ドワンゴとインフィニットループが提供
他のユーザーの配信に乱入したりできます。 - 「VRカノジョ」、とても健康的な一般版としてSteamで発売
もともとはVRアダルトゲームとして販売されていました。 - グリー、「バーチャルYouTuber」事業の会社設立 1〜2年で100億円規模を投資
市場参入第1弾として、バーチャルYouTuberの発掘・育成・マネジメント、動画番組の企画・制作・配信事業を開始。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
-
ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
-
妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
-
人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
-
「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
-
160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
-
「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた