コラム
» 2018年04月30日 11時00分 公開

「13星座占い」「へびつかい座」って結局何だったの? 天文学と西洋占星術から見る星座占い

「新しい星座が見つかった」わけではないのです。

[てんもんたまご,ねとらぼ]

 1995年から1997年ごろにかけて、「13星座占い」が話題になったことがありましたね。「13星座占い」とは、従来の12星座占いに「へびつかい座」を足したものです。

 しかし年月がたつにつれて、13星座占いは話題にもあがらなくなり、すっかり「12星座占い」に落ち着いていきました。

 今回は「本当のところは12星座なの? 13星座なの?」というギモンにお答えします!

へびつかい座 へびつかい座のモデルは、へびの毒で治療する医者アスクレピオス

そもそも「12星座」はどうやって決まってるの?

 そもそも「星座占い」とは、西洋占星術を簡略化した占いです。

 西洋占星術では、占う対象者の出生時(+場所の緯度・経度)や現在の日時で「ホロスコープ」を描いて占います。このホロスコープとは、天動説での惑星や星座の位置関係を図にしたものです。

 一方12星座占いは、生まれた月と日付だけで黄道にかかる12星座に分けて占ったもの。

 黄道というのは、太陽の通り道のことです。星といえば「夜に見える」イメージが強いですが、実際には昼間にも星の光は届いています。ただ太陽がまぶしすぎて見えていないだけなのです。その太陽の通り道を黄道とよび、その黄道と重なる星座を黄道12星座と呼んでいるのです。

 さて、黄道にかかっているのが12星座なのか13星座なのかが問題なのですが、実は星図で確認すると黄道13星座が天文学的には正しいことが分かります。

星図と黄道 よくみるとへびつかい座の足が黄道に引っ掛かっている!

どうして黄道がずれてへびつかい座が加わった?

 地球の自転の軸にあたる直線を自転軸と呼びます。この自転軸、実は不変なわけではありません。

 コマを回すときに、首(軸)の部分をよく見ていると円を描いていることに気が付きます。地球の自転軸も同じように、約2万6000年周期で首振り運動をしているのです。これは、地球の歳差運動と呼ばれています。

 歳差運動によって太陽の見える方向が変化するので、黄道の位置が時代によって少しずつ変化するのです。余談ですが、この歳差運動によって、黄道だけでなく北極星も変わるんですよ。

 したがって現代の黄道には13の星座がありますが、約2000年前には12星座だったのです。

歳差運動 実はふらふらしていた地球の自転軸

「新しい星座が発見された」は間違い

 13星座占いのよくある誤解として「新しい星座が発見された」「一時的にへびつかい座が黄道に食い込んでいた」等があるのですが、これらは全て間違いです。

 確かに地球の歳差運動で黄道の位置は変わりますが、それは数百〜数千年規模の話であり、13星座占いが流行った1995〜1997年頃だけ黄道にへびつかい座があったというわけではありません。

 実際には「数百年にわたって、西洋占星術師の間でへびつかい座が無視されてきた」「一部の占星術師がそれを疑問に思って13星座占いを作ってみた」というだけなのです。

時代がキタ うれしそうなへびつかい座さん

ちなみに私は13星座では何座なの?

 ところでみなさん13星座占いでは何座にあたるかはご存じですか? せっかくなので13星座での自分の星座を確認してみましょう!(ただし、出典によって若干の日付のずれがあります)

  • 3/13〜4/19 うお座
  • 4/20〜5/14 おひつじ座
  • 5/15〜6/21 おうし座
  • 6/22〜7/20 ふたご座
  • 7/21〜8/10 かに座
  • 8/11〜9/16 しし座
  • 9/17〜10/31 おとめ座
  • 11/1〜11/23 てんびん座
  • 11/24〜11/30 さそり座
  • 12/1〜12/18 へびつかい座
  • 12/19〜1/19 いて座
  • 1/20〜2/16 やぎ座
  • 2/17〜3/12 みずがめ座 

なぜ13星座は定着しなかったの?

 突如あらわれた13星座占い、実は西洋占星術師の間では批判的でした。

 その根拠として、そもそも13星座占いの発端が「黄道にはへびつかい座があるのに、なぜ星座占いにはないのか」といわれていたこと、13星座が1995年に一人の占星術師ウォルター・バーグの試験的な取り組みで”作られた”ものであること、13という数字が不吉であることなどが挙げられています。

 西洋占星術は、海王星発見時には当時生きていた人々の統計をとってホロスコープに組み込むなどの取り組みもありましたが、天動説の採用や12星座での維持など伝統を重んじる傾向もあるので、1995年に突如出現した13星座占いに対する反応は存外冷ややかだったのです。

 また円を13分割というのも、ホロスコープが描きにくくなりそうですね。

ジョブズのホロスコープ例 ホロスコープの雰囲気はこんな感じ

やっぱり星座占いは「12星座」で?

 本気で信じているわけではなくても、雑誌やテレビでついついチェックしまう12星座占い。

 12星座の方が新しく星座を覚えなくていいし、しっくりくるなあ、という方も少なくないのではないでしょうか。

主要参考文献


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  2. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  3. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」
  4. おばたのお兄さん、“高額”ギャラ明細を写真で公開 「こんなに稼いでるんですね!」
  5. 仲村トオルと鷲尾いさ子の長女・美緒、23歳の誕生日に姉妹ショット 親譲りの美貌&175センチの長身
  6. ゴマキ弟、朝倉未来との瞬殺試合に「抵抗してるつもりだった」 “怪物”がメッタ打ちする姿に妻ショック隠せず 「息できなかった」
  7. 店で急に話しかけてくる“なれなれしいオタク”は「逃げて正解」 アキバで勧誘に遭った漫画に「自分も出くわした」と反響
  8. 朝倉未来、1000万円ストリートファイト批判へ反論 一部挑戦者の大けがに「それくらいの覚悟は持ってきているでしょ」
  9. 広田レオナ、12キロ増なデビュー時代の姿を公開「鼻も埋没していった…」 6月には激細姿に焦りも「脚が棒みたい」
  10. 工藤静香、次女・Koki,が腕を振るった“ゴージャス朝食”を公開 過去には「私より上手」と料理スキルを絶賛

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「本当色々あったけど、おかえり」 市川海老蔵、義姉・小林麻耶との再会を胸いっぱいに報告
  2. 「くそが……!」 最上もが、奮発した「Uber Eats」の対応に怒り爆発 1400円ステーキの“中身”に「絶望」「もう頼まねえ」
  3. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  4. 田中律子、美人な23歳娘とランチデート 2ショットに「本当に親子!? 姉妹だよ〜」「そっくりで美しい」の声
  5. 「やりました!」ニッチェ近藤、半年間で10キロ減量に成功 ダイエット前後の写真に「すごい」「勇気もらいました」
  6. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  7. 木村カエラ、夫・永山瑛太と“意外な場所”で出会って驚き 「連れて帰りました」報告にファンほっこり
  8. 戸田恵梨香、水川あさみと同様に長文公開 「私を追いかけて、どうか車の事故を起こさぬようお気をつけください」
  9. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  10. 加護亜依、「エヴァ」綾波レイのコスプレ姿に絶賛の声 体形くっきりのプラグスーツ&歌唱に「流石は元トップアイドル」