高畑勲監督の遺作「かぐや姫の物語」 金曜ロードSHOW!でノーカット放送
約3年ぶりの放送。
» 2018年05月01日 13時05分 公開
[福田瑠千代,ねとらぼ]
高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が5月18日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送されます。放送時間は21時〜23時49分。地上波放送されるのは2015年3月以来約3年ぶり。
「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などで徹底したロケハンを行い、リアルな日常描写を描き続けてきた高畑監督。
「かぐや姫の物語」でも、昔話の『竹取物語』が原作であるにもかかわらず、“原作の「もと光る竹なむ一筋ありける」という一節で、竹はなぜ光っているのか?”“光源はどこなのか?”といった、通常気にもとめない部分まで考え抜いて制作したという逸話は有名です。とことんこだわった作り方のおかげで、見た目の地味さとは対象的に、製作期間約8年、製作費はジブリ史上最高額の50億円以上という超大作に。
高畑監督の前作「ホーホケキョ となりの山田くん」で実現した、鉛筆画風のキャラクターと水彩画風の背景を融合させた画作りもさらに進化。理論的な整合性を極限まで突き詰める一方で、絵柄が柔らかなタッチであるというギャップも大きな魅力になりました。
高畑監督は4月5日に永眠。新作がもう見られなくなってしまったのは実に残念ですが、名作をまたテレビで楽しむことができるのは喜ばしい限りです。ちなみに、池袋・新文芸坐では「追悼 高畑勲」として「太陽の王子 ホルスの大冒険」「パンダコパンダ」「パンダコパンダ 雨ふりサーカス」が5月1日〜3日まで上映中です。
advertisement
関連記事
- 「かぐや姫の物語」TV初放送で突如盛り上がる御門(ミカド)のアゴ祭り
御門が背後からギュ!→かぐや姫「月に帰りたい」 - 高畑勲監督が死去、「火垂るの墓」「かぐや姫の物語」など手掛ける 「やりたい事がいっぱいある人だった」と鈴木敏夫氏がコメント
82歳でした。【追記】 - 「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場する神社が存続危機? 神社保存の嘆願キャンペーン開始、市は「取り壊す予定ない」
神社のある小松島市は「取り壊すかどうかは未定」としています。 - 「金曜ロードSHOW!」予定を変更し「火垂るの墓」放送決定 高畑勲監督死去を受けて
4月13日放送予定だった「名探偵コナン から紅の恋歌」は翌週の4月20日放送に。 - スタジオジブリ最新作、カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」特別賞を受賞
マイケル監督による「レッドタートル ある島の物語」での受賞となりました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
-
「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
-
「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
-
才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
-
【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
-
「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
-
武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
-
大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
-
ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
-
「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
先週の総合アクセスTOP10
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
- 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
- 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
- パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
- アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
- 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
- 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
- PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」