コラム
» 2018年05月11日 11時00分 公開

こんにゃくに「恐ろしい別名」がある理由

「世界で最も醜い花」「死体花」の異名を持つ種類も。

[ねとらぼ]

 こんにゃくは、英語圏では「Devil's Tongue(悪魔の舌)」などと呼ばれています。その由来は食品の方ではなく、植物としてのこんにゃくが咲かせる花にあるといわれています。今回はちょっと怖いこんにゃくの雑学をご紹介します。


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」 「灰色で四角いこんにゃくの外見が悪魔の舌に見える」というわけではなく……


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」 19世紀イギリスの植物画家ウォルター・フッド・フィッチが描いたこんにゃくの花。このような花のイメージから「Devil's Tongue」と呼ばれるようになったと考えられています

 こんにゃくの花は、天に向って真っすぐ伸びた棒状のものが、1枚の花びらに包まれているかのようなの形状(※)。水芭蕉の花にも似ていますが、白く美しい水芭蕉とは対照的に濃い赤紫色をしており、ちょっと怖い印象を受けそうです。

 また、開花すると腐ったような強烈な匂いがすることが知られており、この近寄りがたさを感じさせる外見と臭いから、「Devil's Tongue」と呼ばれるようになったのかもしれません。ちなみに、こんにゃくの学名は「Amorphophallus konjac」というのですが、「Amorpho」は無定形、「phallus」は男根を意味します。こちらも何だか恐ろしい感じ。

※ こんにゃくの花のように見える部分は、実際には花ではない。多数の小さな花の周囲を、花びらのように見える「仏炎苞(ぶつえんほう)」が覆っており、突き出た棒状の部分は「付属体」と呼ばれる。

 ただし、こんにゃくの花が咲くのは数年に1回だけ。畑では花ができる前に収穫してしまうため、実物を目にする機会はあまりなさそうです。特に世界的にも開花例が少ない「ショクダイオオコンニャク」は花が非常に大きく、臭いも強烈で、「世界一大きな花序(花の集まりのこと)」「世界で最も醜い花」「死体花」と評されています。


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」 めっちゃデカい


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」 ショクダイオオコンニャクの花の構造


こんにゃくは英語で「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」 小石川植物園では、1991年にもショクダイオオコンニャクが開花

他にもある! こんな雑学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2008/04/news130.jpg レディー・ガガ、渡辺直美の「Rain On Me」パロディーMVを絶賛 早くも“1000万回再生”に迫る勢いに
  2. /nl/articles/1808/22/news101.jpg 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  3. /nl/articles/2008/03/news017.jpg 母犬「私の赤ちゃんを助けて……」 真冬の排水管で暮らすワンコ親子を保護→元気に成長した姿に涙があふれる
  4. /nl/articles/1809/03/news057.jpg 「稟議=りんぎ」「消耗=しょうもう」ではない? 現代人には分からない“漢字の本来の読み方”
  5. /nl/articles/2008/04/news071.jpg 「何で顔を隠すの?」 安藤美姫、娘とテレビ初共演 “顔出し”解禁は娘の一言が転機に
  6. /nl/articles/2008/03/news094.jpg 「子どものため」って何だろう? 手作りの食事にこだわりすぎてうつ病になったお母さんが、「ポテサラ事件」に思うこと
  7. /nl/articles/2008/03/news020.jpg ブロックたたき骨折、謎キノコ食べて下痢 無謀過ぎる男を描いた4コマ「マリオになりたかった男」ラストで感動が押し寄せる
  8. /nl/articles/2008/03/news109.jpg 「半沢直樹」大和田、再び“土下座”なるか? 伊佐山と裏で結託するも……怒濤の展開にネット考察盛り上がる
  9. /nl/articles/2008/03/news064.jpg LINEヘルスケア、悩む人に「死ぬのが正解」「低レベル」「ガキンチョ」と言い放ち炎上 登録医師の「利用規約違反」があったと謝罪
  10. /nl/articles/1906/06/news080.jpg 「顔はお父さん、全体はお母さんの遺伝子が」 仲村トオルの娘・ミオが初グラビア、“176センチ”の抜群なスタイル披露