道でとける雪女「かき氷おごってほしいぞ」 真夏に出会った雪女がかわいい漫画に尊い夏の一日を覚える
こんな夏なら待ち遠しいな……。
ミンミンゼミが鳴く夏のある日、男の子が同じ年くらいの雪女と出会った漫画「夏雪」がたまらずキュンとなる展開で人気を集めています。好奇心旺盛な雪女がかわいい!
今年の夏は例年にましての異常気象――それは大げさではなく、男の子は道でとけるように倒れた雪女を見つけます。季節外れな彼女は倒れたまま「かき氷おごってほしいぞ」とギリギリな状態ですが、一度「海というもの」を見てみたいと危険を冒してまで山を下りてきたようです。
かき氷をおごって帰ろうとする男の子を引きとめて、「どんなに遠くても(海に)連れてってほしいぞ!!」と、波打つ海の目の前で大声を出す雪女。すると海のことを教えてもらったようで、うれしそうにバシャバシャと海を満喫し、再び帰ろうとする男の子もバッシャーンと巻き込んで、ヘトヘトになるまで遊び倒します。眩しく輝く表情がただただかわいい……!
そして雪女の女の子は、立ち上がろうとする男の子の服をつかんで「名も知らぬお前と過ごした今日を私はいつか思い出す」と目を見て伝えます。さらに「きっとこう思う、とてもすごく!楽しかったと」と気持ちを言葉にすると、男の子に「どう思った?」と尋ね「私と同じだったら嬉しいぞ」と彼のおでこに口づけをします。
最後にお別れとばかりに感謝の言葉をかける彼女は、雪女らしい和服になっては突然降ってきた雪が舞う空へ。今年の夏は異常気象――それは“真夏に降り出した雪の熱に心奪われるほどの異常気象”で、不思議な1日を体験した男の子の気持ちを表しているのでした。
同漫画を投稿したのは、『アリスと蔵六』のスピンオフ漫画『ワンダれ!!アリスと蔵六学園』などを描いている漫画家の雪本愁二(@yukimotosyuji)さん。普段からさまざまなイラストや漫画を公開していて、頭に乗った犬を探す女の子が描かれる「頭の上のぺス」や、とにかくたくさんのヒヨコがいろんな形で登場する「ヒヨコ漫画」など、いずれもかわいい作品を見ることができます。
今回の「夏雪」が「雪女が可愛い漫画」として投稿されると、「超かわいい」「すごい好き」と同意100%のコメントが寄せられ、「まじであかん」「目頭が熱くなる」と感動する声も上がる反響を呼んでいます。
ちなみにラストでは、雪女さんが翌日に「お前を思い出したらまた会いたいと思ったぞ」と男の子に会いに来ては、再び彼の気持ちを尋ねて「私と同じだったら嬉しいぞ!」と笑顔で伝えるシーンが描かれています。これはとてつもなく続きが読みたいぞ!
画像提供:雪本愁二(@yukimotosyuji)さん
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