コラム
» 2018年06月23日 11時00分 公開

英語の筆記体、「学校で習った」世代はいつまで? 近年は「リットルにも使わない世代」が登場

ますます学校で使う機会がなくなっています。

[ねとらぼ]

 かつて中学校では必ず教わるものだったアルファベットの筆記体。現在では習わないのが一般的で、筆者(平成2年生まれ)も活字体しか使えない世代の1人です。

 この筆記体を習った/習っていない世代の境界線は、どこにあるのでしょうか。

筆記体を習っていないのは、何年生まれから?

 日本の中学校では、1947年から筆記体が必修とされてきましたが、2002年4月施行の学習指導要領では「生徒の学習負担に配慮」したうえで教えるものとされました。「必ず習うもの」から「余裕があったら習う」に変わったわけです。

 しかし、この2002年度は、ちょうど完全学校週5日制がスタートした年度。いわゆる「ゆとり教育」で授業数が減っており、筆記体を教える公立中学校は激減したといわれています。その後、「脱ゆとり」への方向転換で授業数は増加しましたが、筆記体教育の方針は変わらず、現在でも習わない子どもが多いそうです。

 転換点となった学習指導要領(2002年度施行)が適用されたのは、1989年度以降に生まれた人から。同年は昭和64年、平成元年にあたり、だいたい「中学校で筆記体を習った=昭和生まれ」「習っていない=平成生まれ」という図式になります。


1947年「学習指導要領(試案)」。筆記体は中学1年生で習うものとされていました(国立教育政策研究所より)


2002年度に施行された「中学校学習指導要領」。筆記体を教えてはいけないというわけではないのですが、授業数減少などの影響で扱う公立中学校が激減(国立教育政策研究所より)

「筆記体で書くリットル」にも世代差

 また、平成生まれの中にも“筆記体の世代差”があります。例えば、近年はリットルの単位表記には筆記体ではなく、活字体が使われるようになっています。


使われなくなってしまった筆記体小文字のエル

 これは、国際的に用いられている単位表現をまとめた「国際単位系」への準拠を目的とした動き。教科書会社・東京書籍は2002年から段階的に移行を進めていたとのことですが、筆者が調べた限り、大きな動きがあったと思われるのは2010年ごろ。

 2009年に「義務教育諸学校教科用図書検定基準」の改訂があり、「国際単位系(SI)の単位又はSIと併用される単位がある場合には、原則としてこれによること」とされました。これによって教科書の内容変更が起こり、リットル、メートルなどの表記に活字体が使われるようになったのです。


教科書会社各社が、リットルが「L」になった理由を解説しています(東京書籍より)


教育出版は「教師向け指導資料」として掲載

 以上をまとめると

  • 昭和生まれは「筆記体を習った世代」
  • 平成の早いうちに生まれた人は「リットルなどの単位で筆記体に触れた世代」
  • それ以降は「筆記体を習わず、リットルも活字体で書く世代」

 ということができそうです。

 参考までに言うと、28歳の筆者は、リットルなどの単位で筆記体に触れた世代に該当。個人差はあるはずですが、子どものころは、筆記体小文字のエルを「リットル専用の特殊な記号」と勘違いしていました。他のアルファベットの筆記体が全く分からないため、文字として認識できなかったのだと思います。


図にするとこんな感じ

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