コラム
» 2018年08月22日 07時00分 公開

引越し費用を安くするには? 相場、おすすめ時期などまとめ

おトクに引越しできる時期、プランなどをご紹介します。

[くらしのマーケットマガジン,ねとらぼ]

 引越しをするにあたって、もっとも気になるのは出費ですよね。引越し業者への支払いはもちろんのこと、新生活で使う家具家電の購入、粗大ごみの処分など、何かとお金がかかるものです。

 そこで今回は、引越しの時期やタイミングなど、費用を安く抑えるためのコツを解説。単身・家族の引越し料金についても、距離や時期別に費用の目安をご紹介します。



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引越し費用が安くなる時期・タイミング



 引越しの基本料金は、時期によってかなり変動します。多くの人が引越しを考える繁忙期は、料金が高くなります。その繁忙期というのは年度が替わる直前の3月。いわゆる「新生活」がスタートする直前です。

 進学や就職などで新居に移る、子どもが通う学校の新学期に合わせるなどの理由から、引越しする人が多くなるためでしょう。この時期の引越しは区切りがよく、新しい生活を始めるにはうってつけですが、その分、料金が割高になります。

 この時期と一番安い時期の相場では、以下のような差があります。

<単身の引越しの場合>

  • 7月:2万2000円前後
  • 3月:3万5000円前後

<家族の引越しの場合>

  • 7月:9万円前後
  • 3月:11万円前後

 業者に依頼する内容は同じでも、金額が1万円以上も変わってしまうのです。

 この他に料金が高まりやすい時期は、2月や4月初旬。反対に、年が明けたばかりの1月、長期休み前の7月は安くなる傾向があります。引越し時期が決まっているならやむを得ませんが、自分で決められる場合はおトクな時期を選んで利用したいものです。

平日を選ぶ

 「引越し作業は、仕事や学校が休みの日にしたい」と考える人は多く、土曜、日曜日は引越し料金が高く、平日は安くなる傾向があります。「引越し業者の繁忙期だけど、料金は抑えたい」という場合は、平日を選ぶのがおすすめです。

夜便を選ぶ

 多くの引越し業者は「朝便」「夜便」などの区切りを設けており、同じ日の中でも料金が変わります。

 朝便は朝一で業者が旧居に到着し、荷物の搬入を始めます。よほど遠方でもない限り、正午〜15時くらいには新居での積み下ろしが終わります。その日のうちに荷物整理、ライフライン開始の立ち合いなどができるため、多くの人が希望する時間帯で、夜便よりも料金が高く設定されています。

 夜便は朝便を終えてからの作業となり、荷物搬入は早くても15時以降になることが多いです。終わるのは夜になってしまうため、荷物整理などは当日中に終わらないと考えた方が良いでしょう。しかも、朝便の作業が終わる時間は直前まで分からないため、計画が立てづらいという点もネックです。

 しかし、その分割安なので、費用を抑えたい人にはおすすめ。値引き率は業者によって異なるので、依頼前に確認しておくとよいでしょう。



フリー便を選ぶ

 引越し業者が都合の良い空き時間に作業を行うのが、フリー便です。当日の作業を行ったうえで作業が行われるため、早くても午後、遅い場合は夜になることもあります。

 前日に、大体の作業時間を教えてくれる業者が多いですが、他の引越し作業、交通渋滞などにより、時間がずれる場合もあります。ただ、夜便よりも低料金に設定されているので、時間に融通が利く方は検討してみては?

 また、業者によっては、フリー便の中でもおおまかな時間が指定できる場合もあります。気になる方は依頼時に確認してみましょう。

引越し費用が安くなる“裏技”

 「どうしても繁忙期に引越さなければならない」「小さい子どもがいるから午前便しか選べない」。このような事情から、上記の方法が使えない方は“ちょっとした手間で引越し料金を抑える方法”を試してみてはいかがでしょうか。

できるだけ荷物を減らす

 通常、引越しは荷物の量が多ければ多いほど料金が高くなります。荷物が増えると作業員の人数を増やして対応したり、大きい車両をチャーターしたりする場合が多いため、人件費、車両費分の費用がかかってしまうのです。

 逆に言えば、引越し時の荷物量をできるだけ減らすことで、費用を抑えることができます。また、作業時間も短くなるので、引越し作業がスムーズに進むというメリットも。引越しを機に不要物、使う機会がなさそうなものを処分することをおすすめします。

 「自分にとっては不要だけど、まだ使える」という場合は、リサイクルショップで買い取ってもらうのも手。いらない物が処分しながらお金がもらえ、一石二鳥です。

<参考記事>

自分で段ボールを調達する(場合によっては有効)



 近年、契約者に段ボールの無料提供をする引越し業者が増えています。引越し業者は通常、段ボールを大量生産(もしくは大量受注)しており、段ボールを断っても値引きにつながらない場合が多いです。

 しかし、小さい引越し会社、単身向けプランの場合は、段ボールを断ることで値引きしてくれることもあります。事前確認して値引きしてもらえそうなら、段ボールは不要であることを伝え、自分で調達するようにしましょう。

<参考記事>

見積もり時に値引き交渉をする

 見積もりを取ってから業者を決めるのが、通常の引越しの流れですが、料金はこの見積もりのときの行動でも左右されます。

 値下げにつながるポイントは、簡単なものだと以下の2つです。

  • 即決しない
  • 複数社から見積もりを取り、他社の見積もり金額を伝える

 「即決してくれれば安くします」「今、予約を取らないと埋まってしまいます」などと急かされる場合もありますが、焦って契約するのはNG。そもそも、本当に予約が埋まりかけている状況なら、こんな営業をかける必要はないはずです。

 引越しの見積もりは早めに始めて複数社を吟味し、もっとも費用対効果の高い業者を選びましょう。

<参考記事>

引越し費用の目安

 ここまで引越し費用を抑える方法を解説してきましたが、そもそも引越し料金はどれくらいかかるものなのでしょうか。人数や時期、距離によっても変わってくるので、それぞれの場合の平均的な相場をご紹介します。

※荷物の量、業者などによって相場から外れることもあります。

単身引越しの場合

<通常期(5月〜2月)>

  • 同一市区町村内(15キロ以内):2万円〜4万円
  • 同一都道府県内(50キロ以内):2万5000円〜4万5000円
  • 中距離(200キロ以内):3万8000円〜8万円
  • 長距離(500キロ以内):4万8000円〜11万円
  • 長距離(500キロ以上):5万5000円〜14万円

<繁忙期(3月、4月)>

  • 同一市区町村内(15キロ以内):4万円〜6万5000円
  • 同一都道府県内(50キロ以内):4万5000円〜8万円
  • 中距離(200キロ以内):4万8000円〜10万円
  • 長距離(500キロ以内):5万7000円〜15万円
  • 長距離(500キロ以上):8万円〜20万円

ファミリー引越し(4人家族)の場合

<通常期(5月〜2月)>

  • 同一市区町村内(15キロ以内):5万円〜9万5000円
  • 同一都道府県内(50キロ以内):6万円〜12万円
  • 中距離(200キロ以内):8万5000円〜13万5000円
  • 長距離(500キロ以内):12万5000円〜17万円
  • 長距離(500キロ以上):21万円〜24万円

<繁忙期(3月、4月)>

  • 同一市区町村内(15キロ以内):7万円〜11万5000円
  • 同一都道府県内(50キロ以内):8万円〜14万円
  • 中距離(200キロ以内):16万円〜18万5000円
  • 長距離(500キロ以内):20万円〜26万円
  • 長距離(500キロ以上):28万5000円〜35万円

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