目玉焼きをスケッチブックに置いてみた→超リアルなイラストと勘違いされて大拡散

近年、写実的なイラストが評判になること、けっこうありましたからね……。

» 2018年08月16日 15時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 目玉焼きの写真が、超リアルなイラストと勘違いされて広く拡散――そんな珍事がTwitterで起こりました。投稿したイラストレーターの前川さなえ(@puninpu)さんは、最初から「スケッチブックに目玉焼きを乗せて横に色鉛筆を並べました」と明言しているのですが、色鉛筆を添えた演出が見る人を惑わせたようです。


目玉焼き 撮影のうまさもあって、写真だけだと、確かに描いたように見えます。なお、撮影にはHUAWEIのスマホを使ったとのこと

 もちろんリプライは「うまい絵だと思ったら写真かよ」といった反応が大多数なのですが、「すごい、本物みたい!」といった声も少からずあります。なかには、色鉛筆もスケッチブックも全部絵だと考える人まで。

 できごころで投稿した写真が思いがけぬ反響を呼び、前川さんは大いに慌てることに。結局、もう一度「本物の写真」だと念を押しつつ、目玉焼きを取り去った写真を投稿することになりました。


種明かし この画像にも、「この油染みも描いたんですか?」と冗談交じりのリプライが

 絵か写真かといった話とは別に、「目玉焼きの焼き方が上手」という反応も多く見られました。前川さんは事の顛末(てんまつ)をブログ「クリママ!」で解説するとともに、調理法も紹介しています。白身だけ弱火でじっくり焼き、あとから黄身を乗せて軽く火を通しているんですね。


分離 黄身と白身を分けて、カラザも取り除く

白身 先に白身を弱火でじっくり。紙に置くことを考えて、テフロン加工のフライパンで油を引かずに焼いたそうです

黄身投入 黄身をあとから乗せて、なじむ程度に加熱。紙がふやけないように、冷ましてからスケッチブックへ

 撮影後は焼き直し、しらすオイルと青ネギを乗せて朝ごはんに。白身はしっかり火が通り、黄身はとろとろでおいしかったそうです。

 本当に目玉焼きをリアルに描くとしたら、そのポイントは? と前川さんにたずねてみたところ、「紙に本物乗っけただけの私が言えることはないのですが……ツイートに『オレ目玉焼き焼くとフチが焦げちゃう』『私フタするから黄身が白くなる』といった反応が多かったので、そこを再現するといいかもしれません」とのことでした。


ALT ちなみに、普段は塩コショウ派だそうです

画像提供:前川さなえ(@puninpu)さん

(沓澤真二)


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