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» 2018年10月19日 11時30分 公開

今から備える! 災害から身を守るために知っておきたい4つのこと

備えるのに遅いということはない。

[QuizKnock,ねとらぼ]

 2018年は豪雪、猛暑、豪雨、台風、地震……と多くの自然災害に見舞われています。とんでもない平成最後の夏になってしまいましたが、今からでも災害に備えるための知識をご紹介します。


(1)「避難○○」の意味を知る

 まずは災害時に聞く「避難○○」の意味について。これらは「避難準備」「避難勧告」「避難指示」と複数あります。いずれも災害対策基本法に基づいた、避難についての発令です。

 初期段階に発令されるのは「避難準備」、その次に重いのが「避難勧告」、最も重大で今すぐ避難してくれという言葉が「避難指示」です。

 避難指示は事態の切迫性をより分かりやすくするために、数年前に正式名称を「避難指示」から「避難指示(緊急)」に変更しました。9月はじめに日本に襲来した台風21号では避難指示が各地で発令されており、規模が大きかったことが分かります。危険がどれほどのものなのか正確に認識できると冷静に行動できますね。


(2)「ハザードマップ」を把握しておく

 自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものをハザードマップ(被害予測地図)といいます。地震や津波だけでなく、河川氾濫や土砂災害など、予測されうるあらゆる種類の災害の発生地点・被害の拡大範囲・被害程度が地図として確認できます。避難経路・避難場所も既存の地図上に図示されています。


国土交通省ハザードマップポータルサイトより。任意の場所の危険性を事前に確認できます

 自宅や職場・学校などの場所をハザードマップ上で参照しておくと、「今まで気にしていなかったが、実は土砂崩れの危険性がある場所だった」などの気付きがあるかもしれません。同時に避難経路・避難場所を把握しておくことで、災害時に迅速かつ的確な避難を行うことができるため、二次災害の危険性も低減されます。

 ハザードマップは、地方自治体で配布していたり、自宅のポストに届けられたりしています。手元にないという方は、国土交通省ハザードマップポータルサイトからWeb上で確認できます。


(3)「ローリングストック法」で非常食を管理

 ローリングストック法とは、賞味期限に余裕があり、かつバリエーションのある非常食をそろえるための方法です。

 非常食といえば乾パンをはじめとした、味を犠牲にして長期保存に特化させたものが一般的でした。また、いざ必要となって倉庫から取り出してみると肝心の賞味期限が切れていて食べられない、ということもありました。これでは非常食として保存しておいた意味がありません。

 そこでローリングストック法では、災害の発生していない日常生活の食事で、賞味期限の迫った非常食を定期的に食べるようにします。食べた分の非常食は、その都度買って補充します。

 例えば、賞味期限が10カ月のレトルトご飯を考えましょう。これを毎月1個ずつ買い続けます。10カ月目からは、毎月1食ずつ、賞味期限間近のご飯を食べるようにします。こうすることで、賞味期限がずれた10食分のご飯がストックされた状態の完成です。



 このようにすることで、非常食の賞味期限が切れることもなくなり、非常食の予行訓練も兼ねられるというメリットを得られます。災害時に普段とあまり変わらない食事をとれる環境は、精神面・健康面での負担も低減されます。また、日常生活の中で消費できるため、ストレスなく災害に備えることができ、今日から始めることも可能です。


(4)避難のときに気をつけたいことを知る


水害時の歩行避難

 周囲がひざの高さまで浸水している状態で、歩いて避難することは非常に危険です。ひざの高さまで浸水した状態では、ほとんどの大人が歩いて行動できなくなります。水の流れは想像以上に強いうえ、濁っていて水中が見えないためです。

 浸水してからの避難は予想外に危険です。浸水するより前に避難するのが大原則です。避難についての発令をしっかりと受信しましょう。万が一、ひざ丈より上へ浸水してしまったら、丈夫な建物の2階以上へ退避することを目指しましょう。


車移動とトンネル

 台風接近中に車でトンネルを走行する際には、トンネルの出口に注意しましょう。トンネルを出るときは、風のない場所から激しい風が吹いている場所へと一瞬で出て行くため、ハンドルを取られやすくなります。同様に風が強くなりやすい場所はほかにも、橋の上・ビルの間・入り江や海峡などがあります。災害時には車移動が増えるかと思いますが、運転の際にも用心することが大切です。


おわりに

 災害はいつ自分の身に降りかかるか分かりません。そして日々防災に関する研究は進んでいます。日頃から防災に関する最新情報を取り入れ、家族で知識を共有しておくことが大切です。今日から始められることは今日始めて、少しでも災害に備えておきましょう。

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