【マンガ】その修行、俺も混ぜて〜! 中世の修道士が断食中に口にしていた「液体のパン」がゴクゴク飲みたい

こんなの、まずいわけがない。

» 2018年10月22日 11時00分 公開
[ねとらぼ]

 ビールはコンビニなどでも販売されている身近なお酒ですが、その歴史は長く、誕生したのは古代メソポタミアのころだといわれています。

 実はビール製造は中世ヨーロッパの修道院でも行われており、“ある修行”のときにも利用されていたとか。今回は食べ物に関する雑学をまとめてご紹介します。

断食中の修道士が飲んでいた「液体のパン」

 パン同様、麦を原料に作られるビールは、「液体のパン」といわれることがあります。この由来についてははっきり分からない点もあるようですが、中世ヨーロッパの修道院では断食の際、思うようにとれない食事を補うものとしてビールを口にしていたとか。

 あくまでも「断食中に固形物を口にするのはいけないが、液体ならOK」という考えにのっとったもので、ルール違反ではなかったようですが……何か楽しそうだなあ、その修業スタイル。



パンケーキの“パン”は食パンの“パン”ではない

 パンケーキの「パン」は食パンの「パン」ではなく、フライパンなどの調理器具を指す言葉。辞書などを調べると、「パンケーキとは小麦粉や牛乳などを原料とする食べ物。薄く、丸く、平らで、フライパンなどで作られる」のように説明されています。

 日本では洋風のスイーツの名前などとして定着していますが、海外ではどら焼き、お好み焼きが「Japanese Pancake」と紹介されることも。実は、かなり幅広い食べ物を意味する言葉なんですね。



あのラーメンの具材が「メンマ」と呼ばれるようになった理由

 ラーメンの定番具材として親しまれているメンマ。その名前は「『麺』に載せる『麻』筍(まちく)」であることから、国内の企業・丸松物産の創始者が考案したといわれています。「麻筍」とは竹の一種の名称で、このタケノコが材料に使われていたのだそうです。

 ちなみに、メンマを麺類に載せるのは日本独特の食文化で、中国などではそのような食べ方をしないのだとか。



本当はめっちゃややこしいクッキー、ビスケットの違い

 「クッキー」「ビスケット」が意味する食べ物は「イギリスでは大きさ、柔らかさなどからクッキー、ビスケットが区別される」「アメリカではまとめてクッキーと呼ばれる」といった具合に、英米で微妙に異なるのだとか。この違いをちゃんと説明しようとすると、以下のようなややこしいことになってしまうのだそうです。

  • イギリスのビスケット=アメリカのクッキー
  • アメリカのクッキー=イギリスのクッキー
  • アメリカのビスケット=イギリスのスコーン

 日本ではどうかというと「ビスケット類の表示に関する公正競争規約」という決まりのなかで、クッキーは「(ビスケットのうちで)『手づくり風』の外観を有し、糖分、脂肪分の合計が重量百分比で40%以上のもの」などと定義。これに従うと「クッキーはビスケットの下位分類」ということになります。



バナナは“本当の本当に”果物なのか

 果物と野菜の分類法の1つに「木にできるのが果物、草にできるのが野菜」というものがあります。「バナナの木」という表現が使われることがありますが、バナナは多年生草本性の植物で、地上に出ている木のような部分はたくさんの葉っぱの根本が重なり合ってできたものなのだそうです。

 このように考えると「バナナ=野菜」ということになりますが、実は野菜と果物にはさまざまな分類法があり、境界線は曖昧。スイカのように、野菜に分類されながらも利用方法が果物に近いものには「果実的野菜」というグレーな表現が使われることもあり、「野菜か果物か、断言するのは意外と難しい」というのが実際のところのようです。



他にもある! こんな雑学

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