齋藤飛鳥、「ちょっとなめてた」と小悪魔笑顔 9万点超の資料を展示する「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」今日から六本木で開催(1/2 ページ)
1月10日に行われたメディア内覧会には齋藤飛鳥さん、与田祐希さん、堀未央奈さんも登場しました!
乃木坂46のミュージックビデオ(MV)撮影衣装や未公開のアートワークなど、9万点超の資料を展示する「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」が1月11日から5月12日まで、ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区)で開催されます。1月10日に行われたメディア内覧会には齋藤飛鳥さん、与田祐希さん、堀未央奈さんが登場し、「私たちも知らない情報があった」と笑顔を見せました。
見どころはのぞき見?
六本木の「スヌーピーミュージアム跡地」に1月11日にオープンするソニーミュージック六本木ミュージアム。第1弾となる企画展示は、乃木坂46の貴重な資料を展示します。
一足早く見せてもらった会場は全体が「秘密の倉庫」のような雰囲気で、乃木坂46のアートワークを制作するための貴重なラフスケッチ、写真、衣装、美術物など所狭しと展示されています。中には段ボールの隙間や衣装ラックから展示物をのぞき見るような実験的な展示方法も提案されており、展示を巡るうちに自分も“チーム乃木坂”の一員になったような気がしてきます。
制作過程を通して知る「アイドルの視覚表現論」
また未公開品を含め、CDジャケットの制作過程やMVなどの映像作品の美術、衣装など、制作の裏側を伝える資料により、「アイドルをどう見せていくべきか」という製作者の意図が視覚的に感じ取れるのも展示の面白さのひとつ。筆者が特に注目したのは、乃木坂46のロゴコンペ案に関する展示で、採用された紫色の三角ロゴ以外にも、カラフルなロゴや気品あふれるロゴなど、さまざまなロゴが提案されていたことが分かりました。
展示物
CDジャケットやMVに関する展示も充実しており、レコード大賞受賞曲の「インフルエンサー」のジャケット写真が「乃木坂46のファッション雑誌があったら」をモチーフに検討されていたことや、写真をモノトーンにするプランが検討されていたなど、超貴重な“幻のアートワーク”を見ることができたのは非常にうれしいポイントでした。
そんな「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」についてメンバーたちはどう感じているのか。ここからは会場で行われた囲み取材の様子をお届けします。
――今日初めて会場をご覧になっていかがですか。
齋藤:「だいたい全部展」っていう名前だから、ちょっと私がなめてたなと思いました(笑)。会場を一周回らせてもらったんですけれど、細かいこだわりが感じられて、全く時間が足りなかったです。何を見ても「スゲー!」しか出てこなくて、誰が見ても満足できる展示会だなという風に思いました。
――会場では乃木坂の7年間の歴史が展示されていますが、展示を見て今後の活動に生かしていきたいことなどはありましたか。
堀:私は2期生なので、加入前のMVや衣装やジャケ写がどういう風に作られているかは実際に見ていなかったので、私たち2期生ももっともっと乃木坂の良さとか先輩が作り上げてきたものを感じ取って今後の活動に生かしていきたいなと思いました。また4期生も加入したので、入ってくるメンバーにはこういう展示会とかで、「乃木坂ってこういう風に作られたんだな」って知ってもらえるように、私も歴史に名前を刻めるように頑張りたいです。
齋藤:私は1期生なので最初から、7年間ずっとやらせていただいているんですけど、(展示を見て)私すごい忘れっぽいんだなぁと反省して。衣装とかもたくさん展示されていたりして、「ぐるぐるカーテン」のものとかもたくさんあるんですけど、そこに(自分が)いたはずなのに何一つ覚えていなくて(笑)。「こんなに忘却が激しいんだ、私」とすごく反省したので、今後はもうちょっとひとつひとつ胸に刻んで記録にも記憶にも自分を残していきたいなってすごく思いました。
与田:私は未央奈さんよりもさらに後輩の3期生なので、2016年の加入以前の知らなかった写真とか映像とかが見られてすごくうれしかったです。まだ私は(活動が)浅いんですけど、何年後かにまたこのような展示会があったとしたら、自分も先輩方のように歴史に名前が刻めるような存在になっていたら良いなと思います。
――お気に入りの展示はありましたか。
堀:衣装がバーッと飾られているコーナーです。普段ライブとかで着ているとあんまり衣装についてじっくり見る機会がないというか、客観的に見る機会がないんですけど、あらためて引きで見たときにすごくいろいろな色があって、デザインも違って。「いろいろな人が私たちのことを考えて丁寧に作ってくださっているんだなぁ」と知れたし、乃木坂ってすごく衣装が個性的でそれも一つの“色”にもなっているので、そこはぜひ見て欲しいなと思いました。
齋藤:展示物ももちろん良いんですけど、ライブ映像とか、映像もすごく充実しています。「気づいたら片想い」のみんなが涙を流しているジャケット写真を、1枚1枚をつなげた映像があって。みんなが泣き出すところから泣き笑いに変わるところまでの映像を見ていたら、なんか「いいなぁ」と思って。ちょっとグッときました。
与田:衣装が並んでいるコーナーには着たことのあるものもあったんですが、一角にFNS歌謡祭で披露した「今、話したい誰かがいる」の衣装が全員分並んでいて、どこかで見たことあるなと思っていたら、加入前にテレビで見ていた衣装で、「これあのときのだ!」って思いました。FNS歌謡祭での乃木坂の印象が私の中では強いんですけど、(そのときは乃木坂46を)テレビで見ていたのに、まさか今自分がここにいるとは思っていなかったので不思議な気持ちになりました。「今、話したい誰かがいる」はすごく好きな曲なので、FNS歌謡祭のときのメンバーの顔とか割と覚えていて、(衣装の展示を見たときに)そのときのテレビの映像がワーッとよみがえってきました。
オススメのグッズ
堀:良いのがありすぎて「これ」っていうのが決められなかったんですけど、あえて選ぶとしたら私はジャケ写マグネットです。今までのジャケット写真がマグネットになって全部コンプリートできるんですよ。ジャケ写だと、(CDサイズで)結構大きめなので、これくらい小さくなると冷蔵庫に貼るのもすごくかわいいし。ファンの方って写真とか集めたり、コレクションするのが好きな方も多いんじゃないかなと思うので、冷蔵庫を開けるたびに癒されてほしいなと思いました。
齋藤:私はレジャーシートと軍手です。今回の展示会のコンセプトが「倉庫」で、グッズも結構倉庫っぽい感じになっていて、レジャーシートと軍手って普段のグッズではないし、デザインもすごい好きなので選びました。(自分が使うとしたら)あたたかくなったら、「ひとりピクニックをする」という計画があるので、そのときに今回のレジャーシートを使って、軍手はお芋ほりとかしたいです。(堀さんに「一人で?」と聞かれて)うん、一人で。はい(笑)。
与田:私は最新シングルの「帰り道は遠回りしたくなる」のMVで(西野)七瀬さんが描いた「どいやさん」のTシャツなんですけど、すごいオシャレで実際自分も着たくなるぐらいセンスが爆発していて、かわいいなと思ったので、選びました。
――3期生与田さんから見て、衣装の展示はどうですか。
与田:初めて見るものもあったりして、「こんな衣装あったんだ」「いつかこれ着れるのかな」とか思うとすごいワクワクしました。
――皆さんはそれぞれお気に入りの衣装はありますか。
一同:う〜ん(熟考)。
与田:さっき話した「今、話したい誰かがいる」の衣装ですかね。テレビで見ていたけど、まだ一回も着たことがないので、いつか着れたらいいなと思います。
――齋藤さんはどうですか。
齋藤:う〜んとぉ、何があったんだっけなぁ……(考えるポーズ)。
――堀さんは決まったみたいですが……。
堀:あっ、そういう顔をしているだけでまだ考えていないです(笑)。(少し考えて)「君の名は希望」の青っぽい長そでの制服みたいなやつがすごく好きで、乃木坂のオーディションのタイミングがちょうど「君の名は希望」あたりで、すごく曲も聞いていたし、MVも見ていて。実際にライブで着たときに「あぁ、自分も乃木坂の一員になれたんだなぁ」と感じましたし、衣装って本当にアイドルっていう活動において大切なものなんだなと実感しました。
齋藤:一つには選べないんですけど、展示されているマネキンのところに説明が書いてあるものが何個かあって、よく読むと「ライブのときの早替え用に〜」とか「2バージョンあります」とか細かいのが書いてありました。着ている私たちも知らないような情報がたくさん書いてあったので、それを見るのが私はすごく好きでした。ぜひそこを見て欲しいです。
――“だいたいぜんぶ展”というタイトルについてはいかがですか。
与田:全部というと、細かいところも含めて全部なので難しいですが、“だいたい”だと、いろいろな人の視点から見て全部だなと思えるのかなと(笑)。でも“だいたいぜんぶ”って言ってますけども、ほぼ全部なので、ぜひこれを見に来て「乃木坂を全部感じられたな」と思っていただきたいです。
齋藤:でも“全部”っていうと、「全部じゃねーじゃん!」って言われちゃうからね(笑)。ちょうどいいタイトルだと思います。
「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」は1月11日から5月12日まで開催中。会場内には楽曲やメンバーにちなんだフード、デザート、ドリンクを提供するカフェ「坂CAFE」も常設されているので、乃木坂46の世界を存分に堪能できそうです。
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