危険すぎるだろ! 毒入りだった「マッチ売りの少女」のマッチ

すごいもの売り歩いてた。

» 2019年04月15日 12時00分 公開
[ねとらぼ]

 10秒で読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回は「実は危険なアレ」の雑学3つをお届けします。



雑学その1:危険すぎるだろ! 毒入りだった「マッチ売りの少女」のマッチ

 マッチが誕生したのは18世紀のヨーロッパ。しかし、当初は毒性の強い黄リンなどが素材に使われ、わずかな摩擦でも発火してしまうなど、危険性の高いものでした。

 アンデルセンの書いた童話『マッチ売りの少女』の中で描かれているのも、この毒性のある黄リンマッチだと言われています。当時の安価なマッチは箱入りではなかったため、薪のようにマッチの束をひもなどでまとめたものでした。

 『マッチ売りの少女』が出版された1848年から7年後、赤リンなどが使われた安全マッチが発明され、広く世の中に普及することになりました。



雑学その2:怖すぎた「昔のエレベーター」

 エレベーターのように滑車、ロープを使って昇降する仕組みが誕生したのは、紀元前236年。古代ギリシアの学者アルキメデスが考案したといわれています。人力で操作し、荷物の運搬に利用されていました。

 それ以降、人間が乗ることを目的としたものも含め、さまざまなアイデアが現れ、1835年には動力に蒸気機関を用いたエレベーターが登場しました。しかし、ロープが切れたり外れたりしたときの落下事故を防ぐ安全装置が発明されたのは、さらにその20年後の1852年。アルキメデスの考案からおよそ2000年が経過していました。



雑学その3:残虐すぎて禁止されたボクシング

 ボクシングの原型は、古代ギリシアの「ピュージリズム」。拳に革ひもを巻き、現在で言うところのフックのような攻撃を多用する格闘技だったと考えられています。紀元前688年から古代オリンピック大会の正式種目に採用されましたが、その後、かみつき以外何でもアリというノールールな競技に変化。

 ピュージリズムはローマ帝国でも行われましたが、「残虐な見せ物」として楽しまれる傾向が強まっていったことから、404年に禁止されました。

 再び試合が行われるようになったのは、17世紀のイギリス。競技が復活するまでに、約1200年かかってしまったことになります。ちなみに、現代ではおなじみの「グローブ着用」「投げ技禁止」といったルールが発表されたのは、さらに約200年後のこと。それまでには試合中に髪をつかまれないように、選手たちが頭をそっていた時期もあったそうです。こ、怖い……。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」