メイドさんへのプロポーズが下手すぎるお坊ちゃま　創作漫画に「応援したい」「かわいい」の声

「メイド辞めろ！」はプロポーズの言葉。

[林美由紀，ねとらぼ]

　メイドさんのことが好きなのに気持ちを素直に伝えられないお坊ちゃまの話を描いた創作漫画『メイドを辞めさせたい坊っちゃんの話』が「応援したい」「かわいい」と話題です。

お坊ちゃまのプロポーズの仕方は伝わりづらい

漫画を一気に読む

　一帯を仕切る名家月ヶ瀬家の次期当主のお坊ちゃまは、実は自分の家に仕えるメイドさんのことが好き。幼い頃から「メイドを辞めて僕の花嫁になってくれないか」とプロポーズできる日を夢見ていました。

　何度も脳内シミュレーションはしていましたが、いざ本人を眼の前にすると緊張でろれつが回らない様子。思い切って告白しようとしてみても「メイド辞めろ!!」と、思い切り誤解を招くところで言葉を区切ってしまいます。

お坊ちゃまはメイドさんのことが好き

「メイド辞めろ!!」がお坊ちゃまの愛情表現

　引っ込みがつかなくなったお坊ちゃまは、なずながお茶の時間に10秒遅刻したと難癖をつけてしまいます。本当はお茶の時間などどうでも良いのに……！

心と言葉は裏腹

　真面目ななずなさんは10秒遅刻した理由が不審者の退治と故障した電気器具の修理のせいだったと説明。その上で「十秒もの大遅刻をしてしまいましたお許しください!!」と、深く謝罪しました。お坊ちゃまは超絶かっこよくプロポーズを決め、将来なずなさんに頼ってもらえるような人になりたいという理想があるのですが……。すっかり万能を極めているなずなさん、これでは頼ってもらえる日はまだまだ遠そうです。

なずなさんは頼りになる！

　そして、なずなさんは時間に遅れたおわびに何でも申し付けてほしいと提案します。坊ちゃまは「結婚…」と言いかけますがやはり言い出せず、うっかり「ケセランパサラン100個つかまえてこい」と命じてしまいます。空回りが止まらない！

結婚してくださいとはなかなか言えないお坊ちゃま

　なんとか失態を挽回したいお坊ちゃまは、大人のたしなみであるブラックコーヒーを持ってくるように頼みます。そんな苦いもの飲めるのかな……。なずなの制止を振り切り、コーヒーを口元に運ぶお坊ちゃま。一口飲むなり勢いよく吐き出してしまいました。

ここはひとつ、ブラックコーヒーで大人の大人を演出してみる。

ブラックコーヒーはやっぱり苦い

「メイド辞めろ」さくれつ

　様子を見かねて優しく駆け寄り、そっとミルクキャンディーを口に入れてあげるなずなさん。赤面したお坊ちゃまは、「メイド辞めろ!!!」とまた言葉足らずに言ってしまうのでした。

　万能で頼りになるなずなさんと、そんな彼女に認めてもらうためいろいろと頑張ってみるお坊ちゃまがかわいい！　いつかちゃんとプロポーズとして「メイドを辞めろ！」と言える日は来るのでしょうか。漫画の後半ではブラックコーヒーで失敗した坊っちゃんが、なずなさんに花かんむりを作ってあげようと挑戦する姿も見られます。果たしてプレゼントは成功するのか……？

　漫画を読んだ読者からは「応援したくなる坊ちゃん」「メイドやめてほしいというニュータイプの告白！」「メイドさんも坊ちゃんもかわいい」など恋の行方を見守るようなコメントが届いています。

　作者は、くゥ（@kuu_u_）さん。Twitterやpixivでかわいい女の子のイラストを中心に作品を公開しています。