ドロー2とドロー4は「無条件に」山札を引かせるガード不能攻撃です! ウノ公式が改めてルールを周知
ちゃんと守ってた?
米国ウノ公式Twitterアカウントが、意外と知られていない「ドロー2」カードと「ドロー4」カードの正しい効果を周知しました。皆さんは公式ルールで正しく遊べていましたか?
場と同色または同数字のカードを順番に捨てていき、手札が無くなったプレイヤーが勝者となるカードゲーム「UNO(ウノ)」。日本でもメジャーなゲームですが、実はあまり守られていない公式ルールがあるのです。
それは「ドロー2」と「ドロー4」の効果。どちらも対戦相手に山札を引かせる妨害カードであることはご存じの通りですが、問題はここから先。皆さんの中に「前の順番のプレイヤーにドロー2(ドロー4)を出された場合、自分もドロー2(ドロー4)を重ねて出せば山札を引かずに済み、次の順番のプレイヤーがカードを4枚(8枚)引く」と思っている方はいませんか? 実はそれ、ローカルルールなんです!
ウノ公式によれば、「ドロー2」と「ドロー4」を出されたプレイヤーは無条件に2枚ないし4枚のカードを引かねばならず、前述したような「自分もドロー2を出して回避」といった抜け道は公式では推奨されていません。こいつら回避不能攻撃だったのか……。
確かに「ドロー2」を重ねられるローカルルールでは、一気に十枚以上も手札が増える展開がザラにあり、そうなったプレイヤーはトップ争いから離脱せざるを得ません。整然なゲームバランスという意味では、さすが公式ルールは小さな子どもから大人まで誰でも楽しめるよう配慮されている節があります。
とはいえ戦略性という意味ではローカルルールに軍配があがるようにも思えるのです。毒をもって毒を制す。「ドロー2」対策として自分も「ドロー2」を手札に蓄えておくのは常套(じょうとう)手段。回避できるからこその駆け引きや、大量ドローで対戦相手を蹴落とす快感に楽しさを見いだすのは対戦ゲームとして間違っているでしょうか。
ここまでローカルルールが広まってしまったのも、ウノというゲームの懐の深さがなせる技。公式ルールは公式ルールとして頭に入れつつ、参加者全員の納得の上で好きな楽しみ方を選びたいですね。
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色が分かるように、カードに記号が添えられています。
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