池田エライザ、貞子の“ドッキリ”にも笑顔でピース ノリノリな絡みに会場「かわいい〜」
作品と打って変わって楽しそうな出演者。
ジャパニーズホラー界の金字塔となった「リング」シリーズの最新作「貞子」(5月24日公開)の完成披露試写会が5月9日に行われ、主演の池田エライザさんを始め、塚本高史さん、清水尋也さん、姫嶋ひめかさん、佐藤仁美さん、ハリウッド版「ザ・リング2」(2005年)以来、14年ぶりのシリーズ復帰となる中田秀夫監督が登壇。終盤には貞子がサプライズで登場するも、ノリノリな池田さんとの絡みに会場からは「かわいい」という声があがっていました。貞子もかわいい時代か。
1998年に公開された「リング」以降、ハリウッドでもリメークされ、ジャパニーズホラーをけん引した同シリーズ。最新作は、“見たら呪われる”から“撮ったら呪われる”SNS時代へと移り変わり、1つの動画をきっかけに貞子の呪いが広がっていくストーリーとなっています。
心理カウンセラーの秋川茉優を演じた池田さんは、「貞子」主演のオファーを受けたことについて「どこまで正直に言っていいのか分からないんですけど……」と前置きし、「私は本当にホラーが苦手」と告白。幼少期に「リング」を見てからジャパニーズホラーの洗礼を受け、「ホテルではテレビに布をかけてしまうくらい本当にブラウン管が怖かった」とトラウマを披露。「でも怖いだけじゃなくて、今までの『リング』とはひと味違う“幽霊模様”が描かれていて、そこに触れたいと思ったので勇気を出して挑戦しました」と思いを語りました。
役を演じるにあたって意識したことを聞かれると、「爆笑するとかびっくりするってお芝居でやるのが難しくて、技術的なことが通用しないので、なるべく自分のメンタルを追い詰めました」とストイックな一面をちらり。茉優とともに貞子の謎に迫る石田祐介役を演じた塚本さんも、「池田さんが自分を追い込んで茉優になろうとしてるのが現場で伝わってきました」と撮影時のエピソードを明かしていました。
茉優の弟で、YouTuberの秋川和真を演じた清水さんは、動画のアクセス数を稼ごうと劇中で起きた放火事件の現場に忍び込み心霊動画を撮影。貞子の呪いを呼び起こし、和真が消息を絶つきっかけとなるそのシーンは清水さんが1人で撮影したようで、「撮りながら演技をするのは難しかった。映さなければいけないところとか、明かり的に見えにくい場所とか、誰もチェックができないから1人で……」と苦労を吐露。撮影したシーンは本編でほぼフルで使われているようで、池田さんは「その臨場感がすごい怖かった」と感想を語りました。
池田さんが「1、2年後はどうなっちゃうだろう……」と将来に期待を寄せる子役の姫嶋ひめかさん(少女役)は、「世界的に有名な怨霊の貞子さんとの共演は怖くもあったし嬉しくもありました」と劇中で見せるミステリアスな雰囲気とは一転、かわいらしくコメント。
「リング」と「リング2」に出演し、同じ役を約20年ぶりに演じる佐藤さんは、中田監督との久々のタッグに「全然変わってなかったです。もう、うるさい(笑)」と笑顔でコメント。池田さんも「ほんとに。本番の直前までよーくしゃべるんです」と語るなど、作品とは打って変わって楽しげな撮影現場の様子を伝えていました。
2人にいじられた中田監督は、リハーサルのときから池田さんがほぼタメ口だったことを暴露。「語弊がある」と池田さんからツッコミが入れられましたが、「ホラー映画のヒロインに向いているフォトジェニックな容姿と、貞子という恐怖に立ち向かうキリッとした強さがピッタリ。来てほしいところに到達してくれる人でした」と池田さんの演技を絶賛しました。
終盤では、フォトセッションを控える出演陣の前に貞子がサプライズで登場。青白い手を伸ばし、キャスト陣を驚かす予定でしたが、池田さんは自ら笑顔で貞子に近づいたり、一緒にピースをしたりとノリノリ。貞子に立ち向かうニューヒロインにピッタリな一面をのぞかせていました。楽しそうだな!
(C)2019「貞子」製作委員会/配給:KADOKAWA
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そんな池田さんも、今年めでたく新成人に。
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