小室哲哉さん、1年半ぶりの公の場 福島県双葉郡教育復興ビジョンで「僕も久々に元気をもらった」と笑顔見せる

優しい表情はそのままに子どもたちと交流しました。

[Kikka，ねとらぼ]

　音楽家の小室哲哉さんが8月1日、双葉郡をはじめとする福島県内の中高生を対象とした「双葉郡中高生交流会　FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」に登場し、笑顔を見せました。2018年1月19日の引退会見以来、約1年半ぶりの公の場。

約1年半ぶりに公の場で姿を見せた小室哲哉さん

　双葉郡にゆかりのある中高生を対象とした中高生交流会「FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」は、「ふたばの教育復興応援団」の秋元康さんの声掛けで、例年さまざまな分野で活躍する著名人が中高生を対象に趣向を凝らした授業を行うというもの。

　2019年は小室哲哉さん（音楽家）、佐久間宜行さん（テレビ東京／テレビプロデューサー）、林真理子さん（作家）、平手友梨奈さん（欅坂46）とTAKAHIROさん（プロダンサー）、前田裕二さん（SHOWROOM代表取締役社長）といった豪華な講師が集まりました。

「FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」開校式の様子

　秋元康さんから「天才音楽プロデューサーで天才作詞作曲家。数々のヒット曲を手掛けた小室哲哉さんです」と紹介されて姿を見せた小室さんはまず、「こんにちは」とあいさつ。学生たちから「おぉー！」という声が上がる中、「たくさんの人の前でお話するのは1年半ぐらいぶりです。今日は久しぶりなのでよろしくお願いします」とにこやかに語りました。

優しそうな表情は変わらず

　秋元さんによると、小室さんは芸能界の第一線をしりぞいているものの「ボランティアとして若い子たちに音楽の話や色んな夢の話をしたい」と特別に駆け付けたとのこと。開校式の終盤には秋元さんから「音楽家になりたい人、アーティストになりたい人、ぜひ小室さんに相談してください」とのメッセージがあり、小室さんも「よろしくお願いします」と笑顔を見せていました。

　小室さんは授業の中で、スマホアプリを使った作詞作曲についての講義を行い、授業後は「みんな音楽が純粋に好きなんだなということを実感させてもらいました。僕も久々に元気をもらいました」とのコメントを寄せました。

双葉郡中高生交流会を終えて（小室哲哉さんコメント全文）

　とにかく明るくて、生徒たち自身で心を開く準備もして、僕の授業が始まったときには既に和気あいあい楽しもうという気持ちがいっぱいにあふれていました。シンプルにみんな音楽が好きなんだな、と。もちろん中には将来音楽の仕事を目指している生徒もいましたが、それにもまして、みんな音楽が純粋に好きなんだなということを実感させてもらいました。

　みんなが自分の未来に期待している気がしたので何も臆することなく、不安を持つことなくやりたいことを目指してください。

　皆さんを見ていると、なんでも目標に向かって夢がかなう気がします。頑張ってほしいと思います。僕も久々に元気をもらいました。

2019.8.1

小室哲哉

スケジュールの関係で一足早く会場を出た小室さん。直筆のサインが入ったコメントを寄せました

（Kikka）