「テラスハウス東京編」ここに来て噴出する“水回り問題” 必要なのは相互理解ではなく食洗機(1/2 ページ)

テラハ東京編31話でまたも爆発した「水回り」の不満。

» 2020年01月28日 20時50分 公開
[青柳美帆子ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Netflixで先行配信中のリアリティーショー「テラスハウス」。見知らぬ男女6人が“テラスハウス”――すてきなおうちで出会い集団生活をする番組だ。現在は東京を舞台に、「テラスハウス TOKYO 2019-2020」(通称東京編、新東京編)が放送されている。

 「テラスハウス(テラハ)」は恋愛リアリティーショーと表現されることも多い。ただ、シリーズを通して見るとわかるのだが、「ただリア充が恋愛しているのを見てやいのやいの言う」ことだけが番組の魅力ではない。

テラスハウス東京 Netflixで先行配信中の「テラスハウス東京編」で事件が……

 もちろん恋愛模様は盛り上がるポイントのひとつではある。実際、視聴者は出演者同士の恋愛模様に期待していることがほとんどで、恋愛的な進展がほとんど起こらない展開が続くと視聴者から「何をしにテラハに出ているのか」「ただ住んでいるだけだったら卒業しろ」というキツいコメントが寄せられることもある。また、“女同士のギスギスバトル”などのステレオタイプ的な期待を視聴者が持っていないとは到底言えない。

 しかし、テラハ好きに話を聞くと、注目するポイントは恋愛だけにとどまらない。これまで出会ったことのない背景の人間たちが突然集団生活に投入されたとき、どんな化学変化が生まれるのか。みな大なり小なり「番組出演をきっかけにして有名になりたい」という思いを抱いている人間たちが、その思惑のもとにどう行動するのか。結果、人間はどう変わり、どう変われないのか。そんな“人間ドラマ”に期待しているのだ。

 1月28日に配信された第31話「PUBLICITY STUNT」は、視聴者が期待するドラマ“全部乗せ”の回だった(※この先、ややネタバレになるので要注意)。

噴出する“水回り問題”

 現在のテラスハウスのメンバーは、水越愛華(大学生)、田渡凌(プロバスケ選手)、木村花(女子プロレスラー)、ビビ(ラズドゥミナ・ヴィオレッタ/モデル・女優)、小林快(スタンダップコメディアン志望)、トパス・ジョンキンバルー(リリーフランキーの付き人)の6人。

 ここ数週間は、凌・花・ビビの“三角関係”にスポットが当たっていた。31話は、凌のどっちつかずなスタンスにビビのフラストレーションが爆発。その憤慨につられるように、女子部屋で女子3人が凌への不満を噴出させた。

テラスハウス東京 “三角関係”に進展が……?(予告より)
テラスハウス東京 女子部屋で不満を爆発させる女子3人(予告より)

 「彼が本当は何をしに来たのかがわからない」と漏らす花に、愛華がこう返す。「私は勝手に売名って思ってるよ」。そしてそのあと出てきた不満が、水回り(の掃除)についてのエピソードだった。

 実は水回りの不満は、テラハでは“あるある”。シーズンに1つはどこかしらで爆発するものだ。視聴者目線だと好感度が高い人物が妙にメンバーから避けられており、ふたを開けてみれば全然洗い物をしていなかった……と明らかになったこともあった。

 「結局洗い物も、最初の日に言ってたけど、だからといって……」(愛華)「あのあと台所と冷蔵庫掃除したの私と愛華ちゃんだもんね。文句言うだけ言って……とりつくろってる感が強い」(花)

 この会話には“伏線”があった。19話、加入したばかりの凌が水回りの汚さを指摘するエピソードがあるのだ。台所に放置してある鍋を見て「マジ汚いこの家」と呟き、風呂場の汚さに辟易(へきえき)とする凌。そのあきれによって、しばらく入居者たちの水回りへの意識が強まった……かのように見えた。

 しかし愛華や花の会話を聞くと、凌は「水回りの汚さを指摘」はするものの、「自分で掃除する」ほうではなかったようだ。もちろん、テラスハウスメンバーの忙しさには差があり、あまり家にいない人とずっと家にいる人の違いが出てくることはある。それでもやはり、「口は出すけど自分はやらない」人間への心象は悪いのではないだろうか。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」