「WEST EXPRESS 銀河」で再び脚光 いまだ元気に現役、“昭和イケメン”な国鉄型電車「117系」に乗ってきた(1/3 ページ)

レトロでなんとも言えない感じがたまりません……! 「WEST EXPRESS 銀河」に乗る前にぜひ。

» 2020年02月18日 10時45分 公開
[新田浩之ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 鉄道ファンを魅了し続けてきたベテランの国鉄型車両「117系」に、再びスポットが当たっています。

photo 1979年に「新快速」向けに登場した117系(写真:新田浩之、以下同)

 それは、2020年5月にJR西日本から新しい長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」(関連記事)が誕生するからです。WEST EXPRESS 銀河はかなり豪華な車内設備とともに「通常の特急料金で乗車できる」「夜行運行する」「寝台がある」などの特徴で、「ブルートレインの思い出がよみがえる……」などと多くのファンの期待を集めている新しい長距離列車。1979年にデビューした117系は、このWEST EXPRESS 銀河の種車です。

 今回は楽しみなWEST EXPRESS 銀河のデビューを前にこの117系の魅力をあらためて確認すべく、いまだ現役として普通に運行する滋賀県は琵琶湖の西側を走るJR湖西線(山科〜近江塩津)へ足を伸ばしてみました。

「117系電車」フォトギャラリー

photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo

「117系」はどんな電車? 1979年に東海道・山陽本線の「新快速」電車として誕生したベテラン

 117系はJR西日本で活躍する近郊型電車です。国鉄時代の1979(昭和54)年に東海道・山陽本線の「新快速」向け電車としてデビューしました。当時の国鉄は並行する阪急電車や京阪電車に車両の快適性で歯が立たない状況でした。そこで、当時活躍していた阪急6300系や京阪3000系に負けない電車として製造されました。

 117系の最大の特徴は、近郊型電車ながら「2扉転換クロスシート」を採用したことです。従来の113系や115系といった近郊型電車は3扉直角ボックスシートが当たり前。そんな中で117系の斬新な車内レイアウトは当時の人々をアッと驚かせたそうです。

 外装も従来の近郊型電車から大きく変わり「パノラミック2枚窓非貫通」のスタイルを、台車も特急/急行型車両と同じ空気ばね台車を採用しました。2021年に引退予定である特急「踊り子」などに使われた特急型車両「185系」(1981年デビュー)はこの117系をベースに設計されたことでも知られます。

photo 117系をベースに製造された185系「踊り子」

 117系は1980年までに東海道・山陽本線の新快速を全面的に置き換えて、1982年から中京地区にも進出しながら活躍しました。そして、実は2020年現在もJR湖西線や山陽本線などで現役で走っています。

photo こちらは山陽本線を走る濃黄色の117系。岡山駅で遭遇
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/29/news100.jpg 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  2. /nl/articles/2412/29/news101.jpg チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  3. /nl/articles/2412/30/news070.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
  4. /nl/articles/2412/29/news005.jpg 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  5. /nl/articles/2412/29/news075.jpg 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  6. /nl/articles/2412/30/news071.jpg 子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
  7. /nl/articles/2412/29/news098.jpg 大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
  8. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  9. /nl/articles/2412/30/news039.jpg ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
  10. /nl/articles/2412/29/news013.jpg 毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」