不仲説なんてプロ意識で吹っ飛ばせ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」8話 プロのアイドル、それを照らすオタク(1/2 ページ)

苦しみ続ける中でもプロな空音の強さを、とくと見よ。

» 2020年02月28日 02時00分 公開
[たまごまごねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

推しが武道館いってくれたら死ぬ (C)平尾アウリ/徳間書店

 大好きなアイドルがいる。彼女は生きているだけでファンサ。だから人生を賭けて推します! 「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(原作アニメは地下アイドルChamJamの市井舞菜と、彼女を命がけで推すドルオタえりぴよを描いた、情熱的でコミカルな物語。

 8話はアイドルの一大イベント、クリスマス。しかしいまだ空音の男性疑惑は覚めることなく、えりぴよですら影響を受ける日々。まだまだ暗雲晴れず。しかしそこで嫌な思いにさせないのが、プロのアイドル。空音の生き様、とくと見よ。そしてほれろ。


推しが武道館いってくれたら死ぬ (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

不仲説

 ネットのウワサはどうにも人を狂わせる。「人のうわさも七十五日」なんて言うけれども、ネットを介すると尾ひれがついて変な方向に飛躍してこじれがち。

 市井舞菜のことを心から愛しているえりぴよですら、空音まわりのデマの影響で心がざわついていました。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 気になっちゃうよね(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 彼女は舞菜を信じてはいるものの、自分の知らないところで男と会っているのではという疑惑が心をよぎってすっかりノイローゼに。部屋に写っているものをくまなくチェックし、ガラスの写り込みがないかチェックし、揚げ句ブログの写真の明度をあげて舞菜の瞳の中に誰か人が写っていないかチェックするほど。

 狂気のような話ですが、瞳の中の写り込みはネットで割とチェックされがちなものの一つ。集合知、怖い。

 えりぴよがこんなんだから、他のChamJamファンもウワサがとどまることなし。空音が着ていた服がペアルック販売のものだったため、彼氏とおそろい説が浮上。本当にここまで来ると、ファンなのかアンチなのか分からなくなってしまいますが、「不安になってしまう」というファン心理は、否定できません。えりぴよですらなってしまうんだもの。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 空音がかわいそうで仕方ない(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 しかしここ数話に渡って、空音が余りにも哀れで仕方ない。エゴサなんてやめなさいよと言いたくなるけれども、まあ見ちゃうわな。根も葉もないデマに振り回されてたら、心壊しちゃうよ。

 彼氏疑惑の次に空音を襲ったのは不仲説でした。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 彼氏疑惑と不仲説はデマ二大巨頭(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 「あーやと空音、最近雰囲気おかしくね?」という心ない書き込みに、またしても空音の心は傷つく一方。ChamJamメンバーの妹ポジション横田文は、きゃぴきゃぴ幼い割に、気が強い方。空音が男性疑惑にあったことで、アイドルとしてどうなのか、と疑問を抱いていたようです。

 不仲説というのは、往々にして裏の関係を考えないことで出るもの。アイドルの状態が氷山の一角だとしたら、プライベートの部分なんて全く分からないのに、なんとなく空気で「2人は仲が悪いんじゃないか」と類推して密やかに言われてしまうものです。男性疑惑同様、不仲説もネットで言ったところで何の得にもなりませんし、むしろアイドルをみだりに傷つけおとしめるだけです。

 空音と文は「不仲」かというと、ちょっと違います。アイドルの在り方でぶつかっているだけです。文がすねているだけともいう。人気投票でも負けちゃったしね…。メイド喫茶で「男の噂出てる空音にすら負けた」と愚痴っていたのが思い出されます。文はちょっと公私混同する、成長のできていない部分がまだあります。でもそれって「仲が悪い」と違うよね。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 空音のデマへの不信感が拭いきれない文(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会


推しが武道館いってくれたら死ぬ 空音はプロとして、発言します。(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 空音「わたしのこと嫌いでもいいけど、わたしたちは見られてるんだから仲よく見せなきゃいけないことだけ分かって」

 これが、空音の持つアイドルとしての哲学です。不仲とか嫌いとか、そういうのはどうでもいい。プロのアイドルであれば「仲よく見せる」のが仕事。むしろ不仲説なんて払拭してしまおう。「文がなんでわたしのこと嫌ってるかも分かってるし、信じてもらえないんならしょうがないけど……今日もライブ頑張りましょー」

 一番つらいのは彼女なのに、絶対に折れない。むしろよりアイドルたらんとする。ここからが、空音というアイドルのすごいところ連発です。しかと目に焼き付けよう。


私達はプロフェッショナルだから。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 自然に「仲良し」を作るのも、プロだから(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 空音「わたしねー、あやと一緒に食べに行く約束してるんだー」ライブのMCで唐突に言う空音、もちろんそんな約束していないから、文はあっけにとられますが、空音に目で圧をかけられます。

 大事なのは事実じゃない。ステージの上で仲良しを、「尊い」を作ることだ。ファンが求めているのはゴシップじゃない。アイドルたちが仲よく、元気に幸せに生きている姿を見ることだ。だから空音はデマが流れていた自分と文の関係をここで一発で破壊しました。

 文はアイドルとしての自覚と努力の面ではとてもとがったスタイルで頑張ってきている子。であるがゆえに感情が漏れがち。7話で人気投票で負けて顔面筋肉崩壊しているのはギャグのようなシーンですが、彼女のキャラだから許されているけれども本来はプロの行動じゃない。空音に対して何らかの距離を持ちかけていたところも、文には正直あったでしょう。でも今回はそれを出す暇すら空音は与えませんでした。文「空音…プロだ…!」


推しが武道館いってくれたら死ぬ プロだけど、一人の女の子だもの(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 とはいえ空音の握手列に並ぶ人数が如実に減っている現状。彼女も一人の女の子です、エゴサをしながら心は傷ついていくばかり。彼女は強いけれども、タフネスではない。

 なぜ空音が今まで2番人気だったか。理由は単純ではありません。あえて言えば、コツコツとした歌とダンスの努力、ファンへの対応の積み重ね、ビジュアルでしょう。そしてこれは残酷な部分ですが、トップ3は人気が出ることで運営に推されるという事実。でもそれは、彼女が自分でつかんだものです。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 心のもやもやは成長の一歩(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 文はアイドルになれる自信があって、ChamJamに入ってきました。トップを目指していました。けれども空音はひょいと彼女を飛び越して、人気者に。自分はビリから2番目。運営からは推されない。

 今目の前にいるのは、デマで傷つき、現在進行形で寂しさと戦っている女の子の姿。嫉妬でもない、憐憫(れんびん)でもない。文の心がざわつきます。

 文「空音の対応ってガチ恋釣るタイプじゃん、だからこうなっちゃうんだろうね」「わたしにはね、ガチ恋みたいなオタクついてないんだよ。男のうわさ出て離れてくような重いオタク、ついてないの! 結局は!」

 男性疑惑で離れていくファンは確かに冷たく感じてしまいます。もっと信じてあげてほしい。しかし文は見抜いていました。男性疑惑で離れていくファンということは、それだけ真剣にアイドルのことを好きになり、恋人のように愛している「重い」オタクである、ということ。この場合の「重い」は、愛情を注いでいるといういい意味です。

 7話の「ロリ枠は貴重」という話を思い出します。文はポジションとして「ロリ枠」「妹キャラ」に置かれているため、なかなか「一番」になれない。属性が優先してしまうと、誰かのオンリーワンになるのが難しく、ガチ恋が生まれづらい。脇役になりがちです。

 だから、「誰かの一番」になりやすい空音に対して、たくさんのもやもやを抱えている様子。恐らくこのあたりも、彼女がChamJam二番人気だった理由の一つでしょう。

 しかし、人の心を掌握して喜ばせることは、別にポジションの問題じゃないことを、空音は知っています。ここが、すごい。


推しが武道館いってくれたら死ぬ プロの技伝授(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 空音「全然、わたしにしか出来ない対応とかじゃないよ」「『ずっと好きでいてほしいな』なんつってさ」


推しが武道館いってくれたら死ぬ チョロい!(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 文、即陥落。顔を真赤にして空音に骨抜きにされる。チョロいぜ。

 空音が言いたいのは、ファンを夢中にさせ、喜ばせるサービスは、頑張り次第で誰でもできるものだ、ということ。空音は自分のクールなビジュアルを生かして、浮気しちゃだめだよ、的な横に寄り添うスタイルのファンサービスで多くのファンを喜ばせてきました。もちろんこれを真に受けたのようなガチ恋が増えたのも事実ですが、もし相手が望むのならそれもプロの仕事、夢を見させよう、というのが空音のプロのスタイル。


推しが武道館いってくれたら死ぬ ツンデレいいぞー(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 文「で、で、で、できないよ! 何いまの!? 好きにもなるわ!」「べつに…喧嘩してたわけじゃ、ないしさぁ」

 手段はわかった。でも文は「できない」と言いました。それはそれで、いいと思います。なんせここでの文はものすごいツンデレ度合いを発揮し、素だからこそのかわいらしさにあふれているからです。プロフェッショナルなアイドルが好きな人もいれば、こういう率直で幼いアイドルが好きな人もいると思う。あーや、俺は好きだぞ。

 なお、文のファンサービスは、プロの神対応とちょっと違った、ツンデレ的に根の優しいところが出るタイプ。もしアニメでメイド喫茶回がまた放映されたとしたら、彼女の成長とアイドル性、見ていただきたい。


聖夜の物語

 今回のクリスマスイベントパートは、ほとんどがアニメオリジナルです。いつものへんてこなギャグっぽいノリを生かしつつ、舞菜から見たえりぴよの姿を重視した内容になっています。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 舞菜の違和感(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 クリスマスライブのポスターが貼られる時期。よく見ると舞菜の衣装、クリスマスと関係ありません。これだけ見ると、いくらなんでもはぶられすぎだろ! と感じてしまうのですが、実は「着るのが恥ずかしかったから」という理由。

 えりぴよはそれを知らず、舞菜にすてきなサンタ衣装を着せたいと願い、再び積むためにお金を稼いで頑張り中。


推しが武道館いってくれたら死ぬ オタク、すぐ泣く(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 だから、ステージで舞菜がサンタ衣装を着ているのを見たとき、えりぴよ、大泣きします。そうです、オタクはすぐ泣くんです。でもこれ、感受性が豊かな証なので、どんどん泣いた方が人生楽しいと思うな。

 クリスマスライブ盛り上がろう、といった瞬間、電源が落ちて真っ暗に、これではライブが出来ない。パニックになりかけていた会場で、えりぴよが考えたのはキンブレをまぶしく光らせる作戦でした。


推しが武道館いってくれたら死ぬ 光の海の中で、えりぴよだけが見える(8話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

 アイドルたちがオタクのキンブレの光の中をくぐり抜けるシーン。舞菜はえりぴよに導かれて歩いていきます。このとき、舞菜が見ているのはもうえりぴよだけです。頭にトナカイの帽子をかぶった間抜けな姿だけれども、彼女を先導している姿は本当に王子様のよう。

 一連のこのシーンには、舞菜がいかにえりぴよに影響を受け、自分の歩む道を照らしてもらっていると感じているかが如実に出ています。

 えりぴよはただのファンです。他のオタクとなんにも変わりません。でも自分のことを愛し続けてくれるからこそ、自信のない彼女はアイドルとして前に踏み出せました。どんな時にでも目の前にえりぴよが駆け付けてくれるからこそ、ステージに立てました。そして今、暗闇の中を先導してくれる、えりぴよがいます。彼女にとって、えりぴよが応援してくれる、というのは自分の目的であり、道しるべそのものなんでしょう。

 他のアイドルもそうです。オタクたちが照らす光で、真っ暗な中を歩むことができている。一つ一つの光は小さいけれども、いわば応援が彼女たちの行く道を支えている。

 アイドルとファンの関係はこの作品のテーマの一つ。本当に答えの見えない難しい問題だけれども、せめてぼくは頑張っている彼女たちを照らす2本のわずかな明かりになりたい、それだけでいいと、願ってしまうのです。



       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた