これが走るファーストクラスか……　「メルセデス・マイバッハ Sクラス」に10台限りの超絶限定車、風格すごすぎる (1/2)

後席でふんぞり返ってみたいな（庶民）。

[志田原真俊，ねとらぼ]

　メルセデス・ベンツ日本は6月26日、「メルセデス・マイバッハ Sクラス」の特別仕様車「Grand Edition」を10台限定で発売しました。価格は2900万円から（税込）です。

メルセデス・マイバッハ Sクラス Grand Edition（写真：メルセデス・ベンツ日本、以下同）

　マイバッハ Sクラスは、メルセデス・ベンツの最上位セダン Sクラスの後席部分を延長した要人や富裕層のためのショーファードリブンカー（オーナーは後席に座り、運転手付きでの運用を前提としたクルマ）です。さらに車体を伸ばしたストレッチリムジンの「プルマン」（関連記事）、要人輸送用の防弾仕様とした「プルマン・ガード」などもあります。

　今回の特別仕様車は、マイバッハ Sクラスに「ファーストクラスパッケージ」と呼ぶ特別装備を組み込んだモデルです。長い車体はそのままに乗員を5人から4人（後席乗員を3人から2人）に変更し、その分ゆったりと優雅に過ごせる車内空間を実現しました。

　車内は、シート、ルーフ、ピラーの内側やドアトリムに至るまで、上質なナッパレザー張り仕上げ。一目見て座り心地が良さそうな電動リクライニングやオットマン付きの上質シート、前面の大型モニター、収納式テーブル、ワインなどを保管しておける専用クーラーボックスなども用意し、まさに航空機のファーストクラスのようなプライベートな上質な移動空間を実現します。

ショーファードリブンカーながら、運転席も極めてゴージャス

　徹底して「乗り心地を高める／快適に移動してもらう」ための装備も上級です。前方最大15メートルの路面の凹凸をカメラで捉え、リアルタイムにサスペンションを調整して衝撃を減らす「マジックボディコントロール」、コーナリングの少し前に車体を傾けて横Gを減らす「ダイナミックカーブ」などの特別機能を搭載します。