東京駅「東京野菜のいろどり寿司」(1250円)〜タッチパネルで心“踊る”旅のスタート!「駅弁屋 踊」がリニューアルオープン!

東京駅の「駅弁屋 踊」が新装開店! 満を持して登場した新店舗の看板駅弁です。

» 2020年07月01日 09時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

駅弁 E261系電車・特急「サフィール踊り子」、東海道本線・大森〜蒲田間

東京・新宿〜伊豆急下田間を結ぶ、特急「サフィール踊り子」。

今年(2020年)3月14日から営業運転を開始した新型のE261系電車が、8両編成で颯爽と東海道本線を駆け抜けて行きます。

新しい車両もさることながら、そのスタイリッシュな外観を一目見れば、旅心がくすぐられて、心“踊る”ひとときとなりますね。

駅弁 東京駅「駅弁屋 踊」

そんな旅のワクワクが始まる東京駅の中央通路にある駅弁売店、「JR東日本フーズ」の「駅弁屋 踊(おどり)」が、6月17日にリニューアルオープンしました。

屋号の下には、デジタルサイネージが設けられ、最新の駅弁情報が常時スクロールされており、とても近未来的な雰囲気。

各レジには、利用者が操作できるタッチパネルが設置されています。

駅弁 東京駅「駅弁屋 踊」

JR東日本フーズによると、「駅弁屋 踊」は“クイック&スマート”をテーマに、おなじみの「駅弁屋 祭(まつり)」から厳選された駅弁を取り揃えているとのこと。

ラインアップは、「駅弁屋 祭」における、前の月の販売数を反映させていると言います。

つまり、「祭」の人気駅弁に絞り込むことで、「迷わず、焦らず利用できる」と言うんですね。

いままで「祭」で迷っていたアナタ、「踊」なら“ハズレがない”駅弁選びができますよ!

駅弁 東京駅「駅弁屋 踊」のセルフオーダー端末
駅弁 タッチパネルで駅弁を注文できる

私が興味を惹かれたのが、「駅弁屋 踊」の左端に2台設置された「セルフオーダー端末」。

こちらは利用者がタッチパネルを操作し、駅弁選びから決済までできてしまう機械です。

「お持ち帰り」の画面をタッチしてスタート、表示された駅弁画像をタッチして購入。

画面左には「おすすめ」「駅弁屋祭 人気商品」「定番商品」「サンド・おつまみ」「お飲み物」「お持ち帰り用袋」の表示があり、これらに触れると画面の切り替えができます。

駅弁 「おすすめ」なども表示されて選びやすい

今回はお店の方の「おすすめ」に乗っかって、「日本ばし大増」が製造する「東京野菜のいろどり寿司」(1250円)をチョイスしてみました。

この「メニューをお選びください」の画面で駅弁を選ぶと、次の画面で「注文個数」を決定。

「+・−」の記号をタッチしていくと、個数を増やしたり、減らしたりできます。

その後、画面下部にある「買い物かごに入れる」をタッチしていきます。

駅弁
駅弁 Suicaなど交通系ICでの決済が可能

さらに、別の駅弁を一緒に買うときは、左下の「商品を追加」をタッチしていきます。

選択が終わったら、右下の「この内容で注文する」をタッチして、決済に進みます。

セルフオーダー端末では、Suicaなどの交通系電子マネーとクレジットカードの2択。

モバイルSuica歴15年目の私は、サクッとスマホをかざして、ピッ! と決済。

端末から呼出し番号が書かれたレシートが出てきますので、忘れずに受け取ります。

駅弁

「74番のお客様〜?」

端末の右隣にある「商品お受け取り口」から、スグに店員さんの声が聞こえてきました。

レシートの番号を見せると、こちらの商品でよろしいですかと確認。

マイバッグを持参している場合は、「これに入れて下さい」と、店員さんに手渡します。

なお、レジ袋が必要な場合は、端末操作時に購入(5円〜)をお忘れなく!

駅弁

「お待たせいたしました〜!」と、マイバッグに駅弁を入れていただきました。

とくに旅慣れている方にとっては、サクッとしたテンポ感が心地よい買い物になりそう。

奇しくも混みやすい祭の「密」を避け、店員さんとの現金やり取りはなく、接触時間も短く、「新しい生活様式」にマッチしたリニューアルとなった格好です。

ちなみに、このマイバッグは、6月16日から50万個の予定で配布されているJR東日本・スノーピーク・日本環境設計の共同開発によるエコバッグです。

(参考)JR東日本ニュースリリース・2020年6月5日分

駅弁 東京野菜のいろどり寿司

今回登場した「東京野菜のいろどり寿司」は、「駅弁屋 踊」の限定駅弁!

これまで東京駅構内の一部売店で販売されたことがありましたが、「駅弁屋 踊」のリニューアルに合わせ、満を持して、新しい店舗の看板駅弁として登場しました。

さわやかな青地に水玉模様の掛け紙には、野菜が一緒に描かれています。

女の方が「かわいい〜!」と声を上げそうなデザインですね。

駅弁 東京野菜のいろどり寿司

【おしながき】

  • 鯖寿司(〆鯖・東京産小松菜漬・唐辛子)
  • 小肌寿司(小肌甘酢漬・馬込半白キュウリ甘酢漬・いくら醤油漬)
  • 海老寿司(海老甘酢漬、馬込半白キュウリ甘酢漬・わさび漬)
  • サーモン寿司(サーモントラウト甘酢漬・東京都産大根甘酢漬・生姜甘酢漬)
  • 寺島ナス寿司(寺島ナス揚・人参甘酢漬)
  • 小鯛寿司(小鯛甘酢漬・東京都産大根甘酢漬・人参甘酢漬・柚子)
  • 福神漬(東京都産野菜使用)

※馬込半白キュウリ、寺島ナス…「江戸東京野菜」

駅弁 東京野菜のいろどり寿司

日本橋・築地・豊洲と続く魚河岸の伝統を感じさせるにぎり寿司に、「江戸東京野菜・東京産野菜」を組み合わせた、彩り華やかな、東京らしい寿司駅弁が誕生しました。

ちなみに「江戸東京野菜」とは、江戸時代から昭和にかけて江戸・東京で誕生した品種で、JA東京中央会によって認証されており、1つ1つの丁寧な作りに心惹かれます。

“東京の香り”を漂わせながら、各都市へ下っていく旅は、何となくウキウキしますね!

駅弁 E235系電車・普通列車、山手線・恵比寿〜目黒間

山手線の電車が進化するように、駅弁屋さんのお店も進化を遂げています。

東京駅の新しい「駅弁屋 踊」は昔からの対面販売の1つの進化系である一方、「祭」の混雑緩和に寄与しつつ、駅弁のトレンド発信基地としての可能性も秘めていると感じます。

とくに駅弁選びで「迷う方」、「中味を見たい方」にはお薦めできるお店です。

次回は、「新しい駅弁の買い方」にもチャレンジしてまいります。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」