海外から送られた「謎の種」はブラッシング詐欺かも 米政府機関が見解発表
売上やレビュー件数の水増しか狙いかもしれません。
» 2020年08月03日 16時33分 公開
[関口雄太,ねとらぼ]
海外から郵送される「謎の種」について、レビュー水増しのため偽の注文をする「ブラッシング詐欺」ではないかという見解を米政府機関が発表しました。
米国や英国を中心に、注文していない「謎の種」が海外から郵送されてくる事例が発生しており、送り主の正体やその目的が調査されています。日本でも報告があり、植物防疫所が注意喚起する事態に(関連記事)。米国農務省(USDA)は、この事例について「ブラッシング詐欺」の可能性があると言及しました。
「ブラッシング詐欺」とは、注文件数やレビューを水増しする偽造オンライン注文のことを言います。ブラッシング詐欺の一例を紹介した海外メディアによると、まず販売業者が、ブラッシング業者(ブラッシャー)に報酬と商品の購入代金を渡します。ブラッシャーは通販サイトで販売業者の商品を注文。販売業者は空の箱やジャンク品などをブラッシャーが入力した住所に発送し、ブラッシャーは商品に高評価のレビューを付けます。
「謎の種」がブラッシング詐欺だった場合、ブラッシャーがECサイトから流出した顧客住所や検索などで偶然に見つけた住所を利用し、商品の送り先に使っている可能性などが考えられます。
米国農務省は「ブラッシング詐欺以外の何かであることを示す証拠はない」としており、収集した種子を検査して、米国の農業や環境に与える影響があるかなどを判断する予定としています。
advertisement
関連記事
「海外から突然“謎の種”が届く問題」で植物防疫所が注意喚起 「植えたり開封したりせず相談を」
どういうこと……?「レビュー消してくれたら2倍返金するよ」 Amazonで低評価レビューを書いたらとんでもないメールが来た―― 投稿者に経緯を聞いた
返品処理までの対応は誠実なものでしたが、交換品も不良品だったことをレビューに追記したところ、もみ消しを図るメールが来たそうです。新型コロナ調査装いクレジットカード番号聞く詐欺 厚労省が注意喚起
厚労省は質問項目を公開し、「これ以外の項目を問うメッセージ等については回答しないよう、お願いいたします」と呼びかけ。「詐欺レベル」ふるさと納税返礼品に“ほぼ脂身の肉”で批判殺到 宮崎県美郷町が謝罪し返礼品停止を発表
今後については「原因を究明し、対策を講じる」としています。Amazonのやらせレビューと戦う「サクラチェッカー」はなぜ生まれたか 開発者に聞く背景やサクラレビューの見分け方
レビューで高評価だったのに品質が……という問題に取り組むWebサービスです。2週間待っても商品届かず連絡もなし Amazonで多発中の「マーケットプレイス詐欺」問題、被害者に聞いた
実際にAmazonマーケットプレイスで商品を購入し、商品が届かなかったという人にお話をうかがいました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
- プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
- 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
- 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
- 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
- ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
- 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
- もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
- アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
- スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
- 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
- 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
- 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
- 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
- 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」