サバ水煮缶マニアが選ぶ「本当においしいサバ缶」はこれだ! 初心者もすぐ楽しめる個性派サバ缶4選
サバ水煮缶の「4つの系統」って?
サバ水煮缶、食べてますか?
サバ水煮缶は一見地味な食材ですが、実は種類も豊富で、味にもそれぞれ繊細な違いがあります。ねとらぼではサバ水煮缶を愛するサバ水煮缶レビュアー・サバ子さんに、おすすめの銘柄について寄稿をお願いしました。とろっと魅惑的なサバ水煮缶の世界へ、さっそく分け入っていきましょう。今回はサバ水煮缶初心者を一歩脱した人向けの4缶を紹介します。
4つの系統でわかる! サバ水煮缶の世界
サバ水煮缶のほうからやってきました。サバ子です。
前回紹介した3銘柄「マルハニチロ 月花 さば水煮」「セブンプレミアム 国産さば水煮」「ローソンセレクト さば水煮」で、「入り口の味」はご理解いただけたかと思います。
今回はさらに踏み込んで、安価で入手しやすい銘柄の中でも、方向性が一味違うものをご紹介しようと思います。
と、その前に……サバ水煮缶の系統について説明をしておきます。
サバ水煮缶には、スープの属性がおおまかに分けて4種類あります。「こってり系」「あっさり系」「どろり系」「さらさら系」です。
こってり系は、脂分が強めのものです。逆に上澄み脂がない、あるいは少ないものはあっさり系に分類します。
どろり系は、繊細な身がスープに溶け込んでいる、特に粘度の高いものです。さらさら系は身が溶け込んでいないクリアなタイプを指します。
これらの系統のうちどれにも著しく偏らないものは「バランス型」です。
バランス型:LOHACO うまみまろやか鯖水煮 (215円前後)
アスクルの個人向け通販サイト「LOHACO」限定のサバ水煮缶です。
名前通り塩味がまろやかで脂分もしつこくなく、微細身が溶け込んだ美味しいスープとバランスの取れた肉質の身で、総合力の高い缶です。
背身はしっとり柔らかく噛みごたえがありジューシー。腹身は柔らかく強めのトロ感。皮部分にも強めのトロ感があります。
セブンプレミアムの缶と同じく、三洋食品OEM(※)です。
※三洋食品
宮城県石巻市に工場を構える水産加工メーカー。
大手メーカーのツナ缶のOEM生産を請け負っていたが震災で販路を消失し、M&A(合併・買収)を経てコンビニエンスストア向けの製造を行うようになった。
※OEM
他社ブランドの製品を製造すること。この場合、LOHACOのブランド商品だが、作っているのは三洋食品である状態を指す。
どろり系:西友 骨までやわらか鯖水煮(165円前後)
西友のプライベートブランド「◎みなさまのお墨付き」のサバ水煮缶です。
特筆ポイントはスープの濃さ。細かな身が大量に溶け込んでドロリとしたスープに仕上がっています。味は塩味控えめでマイルドです。
背身はややパサ感のある肉質ですがスープの粘度のおかげでスープ絡みが良く、後付けのジューシーさがあります。腹身は割合としては少なめですがトロ感は強め。はぐれ身も多めなのがうれしいです。
製造から1年くらい寝かせることを推奨されるサバ水煮缶ですが(※)、この缶は半年足らずでもこの仕上がりなのでオススメできます。
※サバ水煮缶を「製造から1年くらい寝かせる」理由
サバ缶は作りたてでも食べられますが、半年くらいから缶の中で味が馴染んできて、2年位経ったものが食べごろである、と有識者も解説しています。
私サバ子が食べた経験ですが、これはある程度のレベル以上の缶でないとダメです。
100円前後の低価格帯の缶では、1年経とうが2年経とうが美味しくはなっていませんでした。
こってり系:宝幸 旬の鯖 水煮(250円前後)
いくつものサバ水煮缶をリリースしている宝幸。中でも「旬の鯖」は、一番こってり方向の味です。
塩味と脂分が強めで身が溶け込んだスープはこってり濃厚。背身はほろほろと崩れる柔らかさでジューシー。腹身も割合多めで柔らかく、トロ感強めです。
身が柔らかい分、骨の主張がやや気になるかもしれませんが、食感のアクセントと考えればグッド。スープだけでもご飯が食べられるおかずの一缶です。
バランス系:ニッスイ 魚介和惣菜さば水煮(218円前後)
ニッスイの「魚介和惣菜さば水煮」には、同じパッケージで国産加工の缶と海外加工輸入(国産のサバを海外工場で加工したもの)の缶がありますが、内容は天地の差があります。
国産加工の缶は218円程度、海外加工輸入の缶は138円程度と、まず小売価格に違いがあります。そして国産加工の缶は値段に見合わないおいしさなのに対して、海外加工輸入の缶は低価格帯のサバ水煮缶の悪いところが全面に出た内容となります。
特筆ポイントは香ばしさ。水煮なのに、身とスープは焼き鯖のような香ばしい風味を持っています。これは他の缶ではほとんど見られない独自の特徴です。
缶の中の身は小さめで、はぐれ身がかなり多めです。背身は柔らかくジューシー、腹身は柔らかくトロ感あり。全体的に柔らかさ強めです。
塩味・脂分ともに強めで、ご飯が進むおかずの一缶です。
今回は手に入れやすく、味のタイプに個性のある缶をご紹介しました。次回は少し手に入れにくいものも含めて、変化球的な銘柄をご紹介します。お楽しみに!
関連記事
山崎実業の調理用シリコンスプーンが超優秀だった! 無印良品スプーンとの比較&レビュー漫画が参考になる
もっと早く知りたかった……。ミスドに「さつまいもド」が再びやってきた 新たに「いもけんぴ」登場です
その名も「さつまいもド、アップ」。お取り寄せグルメが100倍楽しい! 夏の旅行を中止した家族が考えた「ご当地グルメ旅行体験」がすごく楽しそう
家族旅行より安く、おうちの中で楽しめる!カルディで買える粉チーズが超優秀だった! 濃厚パルメザンで作る「れんこんの粉チーズ焼き」レシピ漫画によだれがほとばしる
絶対おいしいじゃん……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
スザンヌ、“ヘキサゴン貯金”で故郷の温泉旅館を再建していた…… 約1億5000万円をローンなし一括で「本当にすっからかん」
お会計中、財布を取り出したら……レジの店員が「えぇぇ!?」 信じられない光景が198万表示「三度見くらいしちゃいそう」
国道でひとりぼっちの老犬→必死に追いかけ保護して1年後……「涙なしでは見られません」 心温まる光景が548万再生
築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
排水溝から聞こえる“不気味な鳴き声” そーっとのぞくと…… 「あっ」「気まずww」まさかの正体が140万再生
「猫のやらかした瞬間、欲しいです」→ 高級ソファや障子が餌食になる“衝撃の光景”が続々集まる 7700万表示の反響「これじゃ怒れない」
自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
「買うつもりなかったのに……」 ユニクロ新作“3990円トップス”が売り切れ続出の反響 「めちゃくちゃ最高」
「ベランダは不要」の考えを激変させた“神建築”が「こんな家に帰りたい」と話題に 住んでみてどうだった?その後を聞いた
ごちゃごちゃしがちな冷凍庫の中身→100均アイテムを使うだけで…… “目からウロコ”のアイデアに「凄い」「本当にスッキリ」
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 【大阪万博】皇后さま、帽子から靴までブルーとピンク 天皇陛下のネクタイと“連日おそろいコーデ”
- 飲み終えた“コーヒーかす”→捨てずに石と混ぜると、1カ月後…… 「感動」目からウロコの裏ワザに「やってみよう」
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 「ウソだ…」「言葉が出ない」 幼少期から絵を描き続けた少年→15年後…… 大人になって描いた絵が100万再生【海外】
- 湘南の砂浜に打ちあがった“超危険生物”を飼育したら…… 貴重な姿に「初めて見ました」「かっこいい」と大反響→2年後の現在について話を聞いた
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」話題になった飼い主に聞いた
- 万博「ミャクミャク」記念500円硬貨、金融機関での「品切れ」&高額転売相次ぐ…… 5倍以上の金額で出品される事態に
- マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「争奪戦すごそう」 品切れや転売の懸念も「1個でいいから欲しい」「たくさん作って」
- 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
- 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
- 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
- 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
- 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
- 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
- Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
- 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】