郡山駅「ふくしま路 松茸おべんとう」(1080円)〜裏磐梯の紅葉を思い浮かべながら香りのいい松茸駅弁!

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! 福島県・郡山駅「ふくしま路 松茸おべんとう」です。

» 2020年11月09日 09時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年10月13日)

駅弁 721系電車・快速「あいづ」、磐越西線・猪苗代〜川桁間
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

2020年春から、磐越西線・郡山〜会津若松間を1日3往復している快速「あいづ」。

「あいづ」に14席設けられたリクライニングシートの「指定席」(530円、閑散期330円)は、東北新幹線から短時間の乗り継ぎ時に、着席保証される有難い有料サービスです。

現行、郡山発は10:41、15:45、19:48、会津若松発は9:09、14:13、17:10の3本ずつ。

旅程とタイミングが合えば、1時間あまりのゆったりとした旅を楽しみたいものです。

駅弁 五色沼の紅葉(2003年撮影)

秋の福島を訪れたなら、やはり裏磐梯を目指したいところ。

磐越西線・猪苗代駅から「磐梯東都バス」の路線バスに揺られて、五色沼入口バス停までは、約30分の乗車となります。

五色沼周辺では例年、紅葉のピークには、赤や黄色に染まった木々と、青からエメラルドグリーンに輝く沼がつくり出す絶景が楽しめます。

駅弁 ふくしま路 松茸おべんとう

こんな美しい風景を思い浮かべていただきたい駅弁といえば、郡山の「福豆屋」が製造・販売している秋の季節駅弁の1つ、「ふくしま路 松茸べんとう」(1080円)です。

長年、「ばんだい松茸めし」として販売されていましたが、2010年代半ばにリニューアル。

色づいた紅葉に松茸が描かれた掛け紙には、“ばんだい紅葉街道”のフレーズが入って、まさに磐越西線の旅、色づいた裏磐梯を目指す旅にピッタリの駅弁です。

駅弁 ふくしま路 松茸おべんとう

【おしながき】

  • しめじご飯 松茸煮 銀杏 飾り人参
  • 野菜の五色揚げ(玉ねぎ・れんこん・人参・いんげん・かぼちゃ)
  • 煮物(椎茸、たけのこ、玉こんにゃく)
  • れんこんのきんぴら
  • 野沢菜漬け
  • 大学いも
駅弁 ふくしま路 松茸おべんとう

掛け紙を外してふたを開けた瞬間からフワ〜ッと松茸のいい香りが広がって、自分の席の周りが、一気に実りの秋となります。

うま味が詰まったしめじご飯とすることで、手ごろな価格で“香り松茸・味しめじ”を体現。

「福豆屋」によると、蓮根のシャキっとした食感で落ち葉を踏みしめる感覚を表現、おかずを充実させたことで、松茸“めし”から“おべんとう”にバージョンアップさせたのだそうです。

駅弁 E721系電車・普通列車、磐越西線・東長原〜磐梯町間

例年、裏磐梯の紅葉は、10月中旬から見頃を迎えますが、今年(2020年)は、全国各地、紅葉はやや遅めの様子。

最新の情報は、「裏磐梯観光協会」等のサイトで確認するとよいでしょう。

春・夏とあまり季節感を感じないまま、ただ過ぎ去ってしまった感も強い今年、せめて秋は、Go To トラベルキャンペーンなどを活用しながら、対策をしてお出かけしたいものです。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/



おすすめ記事

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/25/news134.jpg 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  2. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  3. /nl/articles/2411/25/news135.jpg 大谷翔平&真美子さん、“まさかの姿”に!? 大谷・地元の空港がMVP祝福で湧く 「真美子夫人まで」「怖いぞ…」
  4. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  5. /nl/articles/2411/21/news080.jpg ネットで大絶賛、ワークマンの服に“破損”報告…… 自主回収で「心よりお詫び」 監修インフルエンサーも謝罪
  6. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  7. /nl/articles/2411/24/news038.jpg ワゴンに積まれていた“980円の激安デジカメ”→使ってみると…… まさかの仕上がりに「お得感がすごい」
  8. /nl/articles/2411/25/news175.jpg 「真美子さんに似てる」 大谷翔平、“そっくりさんコンテスト”に反響 「なんだこれw」「めっちゃ似てる」
  9. /nl/articles/2411/24/news005.jpg 25年も放置されていたマツダの名車が…… ピカピカに磨き上げられた初代RX-7に「とてもかっこいいクルマ」「素晴らしい仕事をしたね」
  10. /nl/articles/2411/25/news073.jpg 「上手いwww」 小学5年生、社会のテストで漢字をド忘れ→ひねり出した“天才的な回答”が240万表示「この子出世する」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた