本物の攻撃ツールでサイバー攻撃を体験 攻撃者の心理を学べる「セキュリティ講座」開催
講座で攻撃テクニックを習得し、実際に架空の企業ネットワークに侵入することで脆弱性を見つけ出します。
千葉県柏市に本社を置く「FYF」は、サイバー攻撃を実際に体験して“攻撃者の心理”を学ぶセキュリティ講座「Micro HACCON」を開催することを発表しました。
企業のセキュリティ担当者やシステム管理者向けの講座で、通常はほとんど行われないという「サイバー攻撃を体験する訓練」を実施。セキュリティ対策が常に後手に回りがちな企業の抱える課題を、攻撃者の「考えていること」を理解することで解決できるように組み立てられています。
具体的には、攻撃手法の1つである無線LANを攻撃するツール「Aircrack-ng」の使用方法を受講者に教え、実際に“無線LANから侵入する”といったサイバー攻撃を疑似体験します。なお、監修は認定ホワイトハッカー(CEH)の資格を有しているとのこと。
講義は2日間の日程で行われ、初日と2日目の前半で攻撃テクニック(サイバー攻撃の手法や仕組み)を学び、2日目の後半でそのテクニックを駆使した体験を実施。架空の企業ネットワークに侵入し、その後、脆弱性を指摘・改善点を考えます。
開催日は、第1回が2021年2月25日・26日で、第2回が2021年5月13日・14日。会場は同社の会議室で、各回ともに定員は12人。受講料は9万8000円で、早期申込割引として開講日から2カ月前までに申し込むと8万円(どちらも税別)。申し込みは特設ページから受け付けています。
セキュリティ講座「Micro HACCON」
2日間の講義内容
<1日目>
Kali Linuxの説明、入手方法とインストール方法の解説
Linuxでよく使用するコマンドの説明
ポートスキャンについて、ポートスキャナ「Nmap」について
Nmapの各種オプションコマンドを使ったサービス調査について
脆弱性攻撃について、ペネトレーションテストテストツール「Metasploit」の初期設定と基本操作、Exploitの実行、Armitageについて
MitM攻撃の手法の解説、ARPスプーフィングとIPスプーフィングツールの紹介
DoS攻撃の概要とツールの使い方について
<2日目>
パスワードクラックについて、辞書生成ツールについて
無線LANの調査ツール「kismet」の使い方について
無線パケットキャプチャツール「Airmon-ng,Airodump-ng」の使い方について
無線LAN攻撃ツール「Aircrack-ng」の使い方について
<攻撃テクニックを使う体験>
講座で習得した攻撃テクニックを使って架空の企業ネットワークに侵入する。企業ネットワークの脆弱性を指摘して、改善点を考える。
日時
第1回:2021年 2月25日・26日
第2回:2021年 5月13日・14日
※いずれも10時〜18時
会場
株式会社FYF 会議室(千葉県柏市明原1-1-6)
定員
第1回12名/第2回12名
受講料
9万8000円(税別)※早期申込割引8万円(税別)(開講日から2カ月前までのお申込み)
持ち物
筆記用具のみ
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DoS攻撃ってドスドス攻撃することではないそうです。
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