良い知らせと悪い知らせ、どっちから聞きたい? 映画やマンガの思わずキュンとなる瞬間を集めた『トキメキフラグ図鑑』
あの『死亡フラグ図鑑』の続編です。
視界確保のため車の割れたフロントガラスをぶち破ったり、「良い知らせと悪い知らせのどっちから聞きたい?」と確認したり。映画などでおなじみのそんなトキメく瞬間ばかりを収録した『明日から使えるトキメキフラグ図鑑』(宝島社)が3月15日に発売されます。己のなかの厨二心がくすぐられる。
『トキメキフラグ図鑑』の作者は、「俺、この戦いが終わったら」……な展開ばかりを集めた『死亡フラグ図鑑』でもおなじみ、茶んたさん(@Chanta_in_inari)。
実際にやったことはなくても、映画やマンガでトキメく瞬間として描かれる動作や展開を多数紹介するこの図鑑。万が一使えそうな場面に遭遇したら、すかさずフラグを立たせられるよう、しっかりと学んでおきましょう。
例えば、自分が問題児だったとき。あと数人、違うタイプの問題児を集めれば、異端集団……つまりは最強チームのできあがりです。まぁ実際には、意見がぶつかって何ひとつ物ごとが進展しない気も。
また人生においては、銃撃された車で敵を追いかけなければならないこともあるでしょう。そんなときにまずやりたいのが、ボロボロになって前が見えなくなったフロントガラスをヒジでぶち破ることです。視界良好になるばかりか、周りで見ている人たちの心をトキメかせること間違いなしです。
そして、ピンチに陥ったなか大事な報告をしなければならないときに使いたいのが「良い知らせと悪い知らせ」のどちらから聞きたいかたずねる技です。そんなの聞く前に一気に話したほうが効率的なんですが、トキメキを生み出すには、こうしたタメが必要なのでしょう。
洋風にいくなら、スキットル(ウイスキーとかを入れる薄型の水筒みたいなやつ)。コートの内ポケットに忍ばせておいて、街中でこっそり飲みながら、酔わないとやってられない自分を演出したい。酔いながらも難事件を解決したい。
変わったところでは、「自分の体に封印されたなにか」もトキメキが止まりませんよね。なにかのきっかけで封印が解き放たれたときの自分の恐ろしさを知らしめたい。そんな夢想が止まらないときってありますよね。1人教室の片隅にいるときとかね。
厨二的な妄想にとっぷり浸れるのが『トキメキフラグ図鑑』の素晴らしさ。 冷笑的な自分はかなぐり捨てて、思いっきりギャラリー共をトキメかせてやりましょうよ。
【試し読み】『明日から使えるトキメキフラグ図鑑』より
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