“わたしの青春”だった、たった一人の友達―― 大人っぽい友達に憧れた思い出漫画に「懐かしい気持ちになる」(1/2 ページ)

青春時代を思い出すという反響が。

» 2021年03月12日 20時00分 公開
[Tomoねとらぼ]

 中学のころ、ちょっと不良っぽくて大人びた同級生にあこがれた――そんな思い出を描いた漫画「レイコ」が、懐かしい気持ちを呼び起こすと好評です。

憧れの友達、レイコ

 作者のざくざくろ(@timtimtooo)さんが自身の体験を元に、一部創作を加えた漫画。ざくさんは中学一年生のころ、同級生の礼子と友達になります。ずっと1人だったざくさんと、彼女以外とは話さない礼子。茶髪にピアスで不良っぽい礼子はざくさんとは全く違うタイプですが、2人とも内弁慶で外地蔵という共通点がありました。

 好きな男子は同級生じゃなくて先輩、授業は聞いたことがなく、母親の付き添いなしで服を買う。そんな礼子はざくさんにとっては「大人」。彼女への憧れから、ざくさんはマネをして先輩を好きになり、授業を聞かず低い点数を取るようになります。マネをするたびに憧れは強くなり、「礼子ちゃんになりたいかもしれん」という思いも。

授業を聞いたことがない礼子が「かっこいい」とマネをするように
恋バナという共通の話題のためだけに適当な相手を好きになり……

 あるときざくさんは、礼子がいつもまとっていた「お香のようなにおい」が、「何日も洗っていない服のにおい」だと気付きます。母子家庭のため自分で家事をしなければならない礼子は、服を毎日洗うのが難しいのだと悟ったざくさん。「憧れの人にもできないことがあった」。その事実に幻滅するどころか、逆に礼子はより身近な存在になったようです。

 礼子とずっと友達でいたいという思いはかなわず、彼女は家庭の事情から転校してしまいます。彼女のいない学校はつまらないと、ざくさんは学校に行かなくなり――。


 不良っぽい子や悪ぶった振る舞いをする子が大人に見え、憧れたりマネをしたり。そんな経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。実体験をもとにしているだけあって、漫画からはそんな心理がリアルに伝わってきます。憧れの友達にもできないことがあると知ったときの表情、想像の中で礼子に成り代わるさまなど、生々しい描写が記憶に残る“あの頃”を刺激するようです。読者からも「懐かしい匂いのするお話」「なんとも懐かしい気持ちになる」と、学生時代を思い出したという感想が寄せられています。

作品提供:ざくざくろ(@timtimtooo)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2504/19/news087.jpg 皇后さま、華やかなゴールドの衣装 天皇陛下も同系色のネクタイ着用【7万6000いいね】
  2. /nl/articles/2504/19/news051.jpg 湘南の砂浜に打ちあがった“超危険生物”を飼育したら…… 貴重な姿に「初めて見ました」「かっこいい」と大反響→2年後の現在について話を聞いた
  3. /nl/articles/2504/19/news039.jpg 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  4. /nl/articles/2504/18/news140.jpg 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」話題になった飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2403/21/news036.jpg 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  6. /nl/articles/2504/20/news008.jpg 「年中着用したい」 ワークマンの“暑くても着られる”2900円長袖シャツに反響続出 「とにかく涼しい」
  7. /nl/articles/2504/18/news025.jpg 2日かけて組み立てたのに動かない!? 自作PC初心者あるあるの再現が1460万再生「いまいましい」「同じミスしたよ」【海外】
  8. /nl/articles/2504/16/news035.jpg 「ウソだ…」「言葉が出ない」 幼少期から絵を描き続けた少年→15年後…… 大人になって描いた絵が100万再生【海外】
  9. /nl/articles/2504/18/news010.jpg 100均の手ぬぐいを3回縫うだけ…… “ちょっとずるい作り方”の便利アイテムが目からウロコ「おおおすごい」「すてきなアイデア」
  10. /nl/articles/2504/20/news028.jpg 庭にビオトープを作ったら、生物多様性が爆上がりして…… “まさかの生き物”の来訪に驚がく「え?マジすかw」「存在感すごい」と620万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  2. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  3. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」
  4. なんとなく捨てにくい紙袋→2カ所切り込みを入れるだけで…… 目からウロコの“活用術”に「これすごくいい!」【海外】
  5. 「見習うことばかり」 80代おばあちゃんの春服&収納術がステキ! 上品かつオシャレで「憧れです」「尊敬します」
  6. ファスナーに直接毛糸を編み付けていくと…… 完成した“便利でかわいいアイテム”が100万再生「天才だ」「これ大好き」【海外】
  7. 「尊厳を踏みにじる行為」 八代亜紀さんの“物議のCD”は「流通会社がすでに流通を中止」 タワレコが回答
  8. 古くなったジーンズは捨てないで! 目からウロコの“アイデア”に大反響「なにこれかわいい!」「こんなの作れるんだ」【海外】
  9. 指先サイズの小さな器に木を植えて、育てたら…… 「芸術だ」「半端ない」鳥肌モノの“神盆栽”に反響
  10. 義母「ランドセル代を振り込みました」→銀行口座を見ると…… 2児ママ絶叫の“神対応”が1520万表示「凄すぎる!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】